小川の小路でピアノの音

ピアノ、音楽を通して感じたことを綴っています。

弦楽アンサンブル合わせ

2018-02-25 21:20:19 | ピアノ
今回の練習場所はルピア3階ではなく、あきる野市中央公民館音楽室で行いチェンバロではなくピアノを使いました。

やっぱりピアノの方が弾きなれていて、表現も思いのままに出来るのでいいです🎵ただ音量がチェンバロに比べて大きく響き、微妙なタッチで音色が変化するので粗も目立ちます💦

1楽章はまずまず、しかし3楽章は上手くいきませんでした。調子にのって速くさらってしまい、テンポの違いに気持ちが乗せられず停滞し、16分音符が滑ったりしてしまいました。そして極めつけは最後の32分音符と三連符が交差する箇所、ここが字余りのようにテンポがはみ出てしまい、前回同様弦楽器と合わせることが出来ませんでした(T_T)私としては全く自覚がなく...、しばらくは足でテンポを踏みながら練習していきます。

3楽章のテンポを確認した際、「そのテンポだとチェンバロには速すぎる」と指揮者に言われました。なぜかというと、ピアノは打鍵したらそのまま弾きっぱなし(音量は徐々に小さくなり消えていくだけ)、しかしチェンバロは鍵盤から指を離すと弦を弾く爪が離れる音が響くため、そこまで計算して指を動かさないといけないのだそうです。なのでピアノでの奏法の感覚でそのままチェンバロを弾くとスランプに陥ることになるので、今のうちに心構えをしておいた方がいいと言われました。

その話の中でグレン・グールドがチェンバロで演奏した時、その楽器の奏法にあまりそぐわない演奏をした事も話題に出ました。グールドのチェンバロ演奏は聴いたことはありませんが、彼のクラヴィコードとオルガンの演奏を思い出しました。クラヴィコードは音量は格段に小さいものの、構造がピアノに近い楽器なのであまり違和感は感じませんでしたが、オルガンは全く異質なものに聴こえました。オルガンの玄人が聴いたら怒ってしまうかもと思えるくらい、賛否両論分かれるような演奏だったのを覚えています。(私はそれでも好きでしたが)それもピアノを弾く感覚でそのまま弾いていたんだなと思いました。

3月3日に都内でチェンバロの演奏会を聴きにいきます。そこの先生に何回か見てもらう予定でいます。(指揮者のお知り合いの方です)

チェンバロコンチェルトの奏者として指揮者から解釈や意見を委ねられることが増えました。曲に関してはまだ譜読み段階でこれから解釈を深めて自分の主張を確立していく位置にいて、返答に迷う事があります。でもCDやその他の音源は参考になるかもしれないけど聴かずに我慢、自分が弾きこんでいく中で、バッハの真意や表現を探っていきます。

もう少しで雛祭り🎵我が家でも毎年お雛様を飾ります。精巧に作られた顔と鮮やかな着物をまとった雛人形たちをこの時期眺め、癒やされています。

弦楽アンサンブル合わせの前

2018-02-24 22:57:31 | ピアノ
何かと忙しかった1、2月...、仕事においても私生活においてもいっぱいいっぱいでしたが最近になって一山越えて余裕が出来ました。

とはいってもまだ色々課題はあり、なかなかピアノを練習する時間を満足にとれませんでした。バッハのパルティータや平均律、ショパンのエチュード、ラフマニノフの前奏曲、新たにさらいたい曲はありますが、まずはバッハのチェンバロコンチェルト1番を優先的にやってきました。

ここにきて3楽章がなかなか手強い曲と分かり、不完全なまま今日合わせ練習に向かいました。1楽章は暗譜出来てるので譜めくりいらず、しかし3楽章はまだ暗譜が済んでいません。まだ弾きこなせていないしミスタッチもしてしまいます(T_T)私にとっては楽譜を見ない方が音に集中出来るので早く弾き慣らして楽譜から離れたい...、しばらくはこの曲優先でやっていきます。

ただこの曲をずっと練習していると息がつまりそうになる時が多々あり💧、その息抜きのためにドビュッシーを久しぶりにやってみようかと思っています。以前弾いたドビュッシーのエチュード1番、爽やかな空気と遊び心溢れるこの素敵な曲が頭の中でぐるぐる回り、わくわくしています。(あくまで息抜き程度に、のめりこまないようにします(((^^;))

今日の合わせはあきる野市公民館の音楽室でピアノで行いました。ピアノとチェンバロの奏法の違いについて、この後綴ります。