小川の小路でピアノの音

ピアノ、音楽を通して感じたことを綴っています。

色んな発見

2019-11-11 20:11:17 | ピアノ
楽譜の整理をしていたら、いくつか懐かしいものを発見!ピアノの部屋の模様替えをしてみました。

昔の職場でのコンサートの写真です。後ろにいる人影は、同じ姉妹施設の音楽担当職員だろうか...、おそらく連弾を始める時のショットのようです。


これは便箋です。こんな可愛い便箋が残っていたので、早速飾りました。

弦楽アンサンブルでは新しい曲に取りかかっていますが、ここでも発見がありました。

私の大好きな曲、ラフマニノフの「コレルリの主題による変奏曲」の原曲に巡り合うことが出来ました💕
ジェミニアーニの「ラフォリア」。バイオリンの旋律とコンティヌオの響きを楽しむことが出来ました。原曲もとても素敵な曲です。

来年の演奏会、ピアノ発表会に向けて色々不安はありますが、自分に出来るところから少しずつでも前に進んでいきたいです。

全く話が変わりますが💦、テレビを見てまた一つ気付かされたことがあります。「行ってQ」という番組(面白いのですが、女芸人達が女を捨てて笑いを取る場面があり、複雑な気持ちになることが多々あります。)で、みやぞんが鉄の輪を使った大技に挑戦する場面がありました。
一歩間違えれば大怪我につながる危険な技、恐怖心に打ち勝つための意外な方法に思わず感銘を受けました。
「遊園地のアトラクションだと思えばいいんだ!」と言って、アトラクションに乗ったワクワクした自分を演じ、自己暗示をかけながら挑戦する様を見て、大きなヒントをもらったような気分になりました。
スポーツと演奏は全く違うジャンルだけど、このヒントを役立てて、心の持ちようを克服したいと感じました。

再来週はショパンピアノコンチェルト1番の試奏を、五日市のピアノがある部屋で行います。暗譜は出来ているのですが、弦楽と合わせるとまたきっと混乱してしまう...、誰かに譜めくりを頼もうか迷い中です。




象牙と石の彫刻美術館

2019-08-20 07:11:00 | ピアノ
先日、伊豆旅行で「象牙と石の彫刻美術館」というところへ行って来ました。象牙の彫刻作品や中国の物語絵巻の作品、翡翠の彫刻作品が展示されていて、その技や芸術にただただ圧巻の思いで見てきました。

ほとんどは中国の作品で、縁起の良いものを題材として作られています。
この観覧車は回すことが出来るように彫られています。3代に渡って70年かけて作られた芸術作品です。

そして2つの長大な絵巻屏風、楊貴妃の一生と西遊記が展示されています。
目などの書き足しはありますが、ほとんどが天然石のみを使って表現されています。

宮廷音楽を奏でる人達を見ると、日本でも見られる笙や箏がありました。そして琵琶も...。笙は中国から日本や東南アジア方面へ伝わり、琵琶も日本の他に西アジア、中東諸国、西欧へ広まってそれぞれの国訛りの名前で親しまれてきました。そんな歴史の浪漫を感じることも出来ました。


玄宗が楊貴妃を見初めた場面、李白が酒に酔いながら詩を作る場面もありました。「類まれな美しさの花と美人にただただ見惚れてしまっている。」という内容の詩、お付きの家来や遣唐使の日本人数名までもが魅了された美しさ、私もその空間に行って見てみたい...。

楊貴妃というと「覇王別姫さらばわが愛」という映画を思い出します。京劇役者が様々な社会情勢に翻弄される生き様と恋愛を描いた素晴らしい映画です。その中で「貴妃酔酒」という演目のシーンがありました。その演技や音楽の素晴らしさに何十回も巻き戻しをして観たものでした。またこの映画は当時の京劇の歴史を知ることが出来て、とても興味深いです。

当時の京劇に対する民衆の熱狂、時に女形が権力者の慰みものにされていた闇の部分、京劇が弾圧された悲しい歴史などを初めて知りました。
この映画がヨーロッパで上映され、中国版オペラとも言える京劇を初めて観た西欧人からはクスクスと笑いが漏れたそうです。あの甲高い声、男性の裏声が可笑しいと思ってしまう人もいるようです。
私の学生時代、声楽の男の先生は「男の人が裏声で歌うのは難しい。全く歌として聴けない声になってしまう。」と言っていました。あのメリスマをきかせた美しい声は相当な訓練をしてやっと得た技だと思います。

「来世もずっと一緒にいよう。」とお互いに誓った楊貴妃のこの表情、結末を知っているだけに複雑な思いで見ました。

最後の場面、空からの遣いがお迎えに来ています。楊貴妃の最後は諸説あり、謎に包まれています。

こんな感じで作品を堪能してきました。そして「遅い!!」と家族に怒られました💦

今はある試験を通過し、二次対策に頭を悩ませています(TT)また、9月の演奏会プラス、11月にショパンピアノコンチェルトの合わせがあるので2、3楽章を練習中、やるべき順番を組み立てながら頑張っていきます。



9月の演奏会

2019-03-10 19:14:45 | ピアノ
こないだ、調律の無料メンテナンスをして頂きました。やっぱり力のある調律師さんです。気になっていた箇所も直してくれて、満足しています。お金を払ってでも何回か来てほしいくらいです(^^)

ついでにあるものを注文しました。
椅子を新しく買いました。以前の長椅子はとても古く、手動でくるくる回しながら高さを調節するもので、子供が来る度にくるくる回すのはとても使い勝手が悪い...それなりにお値段はしましたが、思い切って購入しました。自分にとっては長椅子の方が断然使いやすいのですが、新しい椅子を使って練習しています。(ホールによっては長椅子がないところもあるので)ただ、何時間も練習してるとお尻が痛くなってくる...(;_;)浅く座るので、ちょうど黒くて固い枠の部分に当たってしまいます、そして、時々後ろに動いてしまいます。慣れるまで頑張ります

9月の演奏会の演目が大まかに決まりました。
ビバルディのコンチェルトopⅢ-11
バッハのバイオリンコンチェルトamoll
休憩を挟んで
バッハのチェンバロコンチェルト2番
プラスアンコールの曲
となりました。
ショパンのピアノコンチェルトは9月には間に合わないかもしれないということで曲目には入っていませんが、いつでも合わせられるよう、1、3楽章を中心に練習しています。

ビバルディのコンチェルトの3曲目allegroの曲がとても素敵で時々聴いています。フーガ形式のこの曲、チェンバロのパートは演奏者によって色々な形にアレンジされています。私の手元にある楽譜は、番号とコンティヌオではなく、アレンジしてある楽譜なのですが、早速自分の好みに差し替えて弾きたいと思っています。

このビバルディの曲は、全体を通してバイオリンの魅力を最大限にまでひきだした素敵な曲だと思っています。(チェロも重要な一役になっています)フーガの緻密さはバッハにはかないませんが、分かりやすく、バイオリンの掛け合いの面白さが引き立っています。

練習時間は以前に比べて減ってしまい、爪が伸びているのに気付くと時々悲しくなってしまうこともありますが、空いている時間に1分でも多く弾けると幸せな気持ちが倍増します。チェンバロコンチェルトに関しては、早く暗譜出来るよう、まずはそこまでたどり着こうと思っています。

来年に向けて

2018-12-31 07:05:08 | ピアノ
次回の合わせに向けて、いくつかの曲を練習しているところです。それらの曲に手がかかりすぎて純粋なピアノ曲をしばらく弾いていません(TT)こればかりはしょうがない、合わせで迷惑がかからないよう今はその練習、と割り切ってやっています。

今は仕事と自宅のレッスンとで、自分の自由な時間は減ってしまいましたが、出来る時に少しでもさらって弾きならそうと思っています。

中心的に練習している曲はバッハの「チェンバロコンチェルト2番」とショパンの「ピアノコンチェルト1番」です。来年の9月の演奏会での曲決めの最中なのですが、チェンバロコンチェルトの方は、その時に弾く確率が高いかもしれません。チェンバロコンチェルトを全曲制覇していこうという話の流れになっています。ピアノコンチェルトは、お試しで弾けるか..という感じみたいです。

チェンバロコンチェルト2番は、前回の1番に比べると難易度もやさしく、余裕をもって弾けます。3楽章ではバッハらしい半音階の進行が出てきます。全く知らなかった2番の曲を、これから可能な限り極めていきます。

ショパンの方はというと、1楽章は暗譜が終わり、耳で聴きながら曲をまとめている最中ですが、技術的に難しい箇所がいくつもあります(>_<)逆に3楽章は易しすぎて拍子抜けしています💦1楽章はひたすら部分練習、3楽章はノリと雰囲気をつかむ形で攻めていきます。

3楽章はEdurになっていて、とても弾きやすい。指の形の理にかなう音階になっています。ショパンはそのことから「練習曲は従来のCdurではなく、別の調から始めて指を慣らすべきだ」と提唱していました。ちょうど長女がバイエルでEdurの練習曲の領域に入りましたが、時々シャープを外し譜読みも少し時間がかかっています。ショパンのやり方はいいのか悪いのか、考えさせられます。

ショパンの曲は連符とアルペジオが多く、ここが聴かせどころなのですが私が弾くと粗野になってしまいます。こればかりは指の練習だけでは習得できない、心の中の想いを巡らせてショパンらしく演奏したいです。

レッスンでは、色んなことが見えました。それぞれの子がもっている理解度、家での環境(母親がみているか)、それらをふまえてどうやって導いていくかをこれからも模索しながらやっていきます。こないだグループでやった音符カルタやリズムカードの遊びは盛り上がりました🎶

あっと言う間にもう大晦日、ピアノの部屋で7ヶ月の次女を座布団に寝かせて練習していますが、あまり手がかかりません...大音量のピアノの音が鳴ってもすやすや寝てたりしています。お腹にいる時から聴きなれているので逆に落ち着くのかもしれません。

生徒さんやアンサンブルの方からお菓子を頂いた中で、可愛くて写真に収めてしまったものです。一見小さな本なのに中を開くとチョコが入ってる...💕