望月けんいち 活動日記 

国立で生まれ育った普通の男が、お金も地盤も看板もなく、国立市の市議会議員になる。
国立を愛してやまない男の日記です。

決算討論を行いました

2017年12月02日 | 日記

おはようございます!国立市議会議員望月けんいちです。

ここ最近は日常を主にTwitterでつぶやいています。

この季節は、朝は毎日のように公園の清掃(主に落ち葉の運搬)にはじまり、各種行事に参加して忙しい日々を過ごしています。

さて、国立市議会においては12月議会始まりました。

昨日は決算討論を行いました。

主に

1)  教育子育て支援

2)地域包括ケアの推進

3)誰も排除されない平和人権の施策 の充実を求めました。

 

決算討論全文は以下のとおりです。

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平成28年度決算につきまして、みらいの国立として、一般会計決算及び各特別会計決算いずれにつきましても、認定の立場から討論させて頂きます。

 

さまざま要因はありますが、平成 212009)年度以来 7 年ぶりに普通交付税不交付団体となりました。

全国的に見れば財政的には健全とも言えますが、高齢化の進展のもと、扶助費が増えていくことは必然です。

また、一方、ストックマネジメント事業などを考えれば、今後、さらに行財政改革を進める必要があります。

さらには、持続可能な行財政運営ということをしっかり見据えて長期的な計画行政の元財政運営を考えるべきではないでしょうか。

平成28年度予算は、お亡くなりになられた佐藤一夫市長の指揮のもと、つくられたものです。

 佐藤市長の実績を踏まえつつ、永見市政において、今後特に、永見カラーを出しつつ、さらに発展させていただきたいものとして3点、上げさせていただきます。

 

1)  教育子育て支援

2)地域包括ケアの推進

3)誰も排除されない平和人権の施策

であります。

 

1)教育子育て支援

28年度における待機児童の数は109人、また、平成29年度、今年度の待機児童は125名であります。

国立市は待機児童対策には大変力を入れています。

たとえば、平成24年度から比較すると、認可保育所の定員は200名以上増えています。

にもかかわらず、待機児童数は減っていません。

子どもが地域で育ち、保護者の働く権利を保障するためにも待機児童対策をしっかり行っていただきたい。

 また、永見市政においては、待機児童対策のみならず、就学前の子供たちに対する教育施策の充実をお願いしたい。

 外部のスーパーバイザーを招くのはもちろんのこと、幼児教育、保育における優れた市内の地域人材の知見を生かして頂きたい。

 こどもの貧困対策について、平成28年度には生活困窮世帯における学習支援事業はじまりました。

しかし、複合的な課題を抱えた世帯の子ども達に対する学習支援事業、大変難しい状況です。

私も学習支援でボランティアをさせていただく身として実感として難しさを認識しています。

健康福祉部、子ども家庭部、教育委員会が縦割りをなくし、情報共有を進めていただきたい。

市全体としてどのように、困難を抱えた子どもたちに対する学習支援をどうするべきか考えて頂きたい。

さらに、民間団体においても学習支援、子ども食堂などの活動を多く立ち上がっています。

そうした団体と連携し、また、バックアップもさらに進めて頂きたい。

また、複合的な課題を有する子ども・保護者を一体的に支援する仕組み、子ども版地域包括ケアの創設をお願いいたします。

子どもたちへの施策を充実させることは、国立市、そして、日本の未来への長期の投資

、その視点を持って、文教都市にふさわしい教育子育て支援をお願いしたい。

 

2、地域包括ケア

平成28年度は、平成27年度の決算額を比較すると、日常生活支援事業が本格化した年であります。

病気や認知症になってもう住み慣れた街で安心して暮らし続けられるまちづくりを進めるためにどうしたらよいのか。

 今後は、排せつなどの問題も含め在宅で安心して生活できる仕組みをどこまで整えられるか、在宅と施設との関係をどのように考えるか

看取り、平穏死について。市民のという問題に関して、行政はどのように関われるか。

フレイル、介護予防について。介護保険制度に留まらない施策。社会的孤立を防ぐため、生涯教育、ボランティア、交通政策など全人的な施策

この3つを、病気になっても介護状態になっても安心して、この国立市ですごしていくために、市当局、市民、議会、市全体で考えていく必要があるのではないでしょうか。

3、誰も排除されない平和・人権のまちづくり

佐藤前市長は、ソーシャルインクルージョン、だれも排除しない、だれも差別しないということを念頭にすべての施策において貫いておられました。

 平成28年度は、佐藤前市長の遺産とも言うべき平和人権施策、特に差別解消の施策を、市長室を中心におこなったことを高く評価します。

 

今後も、平和人権の施策に力を入れ、誰も排除されない、誰も差別されないのまちづくりを全庁的に進めていただきたい。

 

以上を申し上げて、みらいのくにたちとしての決算賛成討論といたします。