望月けんいち 活動日記 

国立で生まれ育った普通の男が、お金も地盤も看板もなく、国立市の市議会議員になる。
国立を愛してやまない男の日記です。

きずな

2011年09月13日 | 日記
おはようございます!望月けんいちです。

昨日は月がきれいでしたね。月は、うれしい時も哀しいときも変わらず静かに平等に私達を照らしてくれます。私などは、いつも心揺れっぱなしですが、月のように穏やかに闇を静かに照らすような存在になりたいものです。

さて、今日も早朝、ラジオ体操に参加させていただきました。その前にいつも谷保第三公園の周囲をゆっくりと散歩しています。

そこで、ラジオ体操で指導をされているおばさまに声をかけられました。見ると、私と同じく”絆”ポロシャツ(写真のシャツです)を着ています。色も私と同じ黒でした。

お互いに胸に付いている”絆”部分を見せ合い微笑みあいました。私は、「お買い上げありがとうございます!」とお声をかけさせていただきました。この絆ポロシャツは、ご存じの方も多くいらしゃると思いますが、シャツ一枚に付き500円が被災地支援のために送られます。

そのおばさまは4枚もお買い上げ頂いたそうです。ありがとうございます!

ちなみに、僕も業務の時は、毎日着てます。スーパークールビズで楽なのもありますが、市の職員も多く着ており一体感がもてるような気がするからです。もともと、この被災地支援の絆シャツの発案も職員からされたそうです。

まだ、お店(やしの木:042 - 577 - 1831)に問いあわせたところ、まだ買えるようなのでよかったら購入してみませんか。

さて、絆シャツを着たおばさんと一緒に谷保第三公園をウォーキングするなか、いい話を聴かせていただいたので紹介します。

ラジオで聞いた話だそうです。ご家族を亡くされた被災者の方のお話しです。

ご家族を失い、これからは人々のために生きようと決意され、被災地で祭りを再生させるために努力されているとのこと。人々の”きずな”を取り戻すために・・・そういった趣旨のお話しだったと思います。

おばさまはおっしゃいました。私達にもできることはあるのではないか。たとえば、知らない人に挨拶をする。公園でゴミを拾う。ちいさなことでもまずはやってみる。そういったことが人々の”きずな”を取り戻すのではないかと。

僕もそう思いました。大げさなことはしなくてもいい。でも、小さなことでいいからやってみようと。

おばさまにご家族を亡くされた被災者のお話しを聴いて、自分が政治家になろうとした原点を思い出しました。3年前に恋人をがんで失って、これからは人のために生きてみようかと思ったことです。

慣れない仕事に自分を見失いそうになることもしばしばですが、これからも原点を忘れず地道にやっていきます。


ユーストリーム(USTREAM)の活用を!

2011年09月12日 | 日記
こんばんわ、望月けんいちです。

先週金曜日の怒号飛び交う全員協議会を終え、ほっとしたのもつかの間、今日は総務文教委員会でした。

ちなみに、全員協議会では、上原元市長に対する求償権に関することと、関口前市長の住基ネットに関する訴訟に関することを討議しました。私としては、不毛な対立はやめ、和解してほしいと要望させていただきました。

さて、今日の総務文教委員会では、議会のインターネット中継システムにおいてユーストリームを導入してはどうかと提案しました。

国立市議会は、早くからインターネット中継を導入しており、その先見性の高さがうかがえます。

しかし、インターネットの進化は早く1年の単位で大きく進化し続けております。1年前は最新だったものが現在は古くなってしまうこともままあります。

ユーストリーム(USTREAM)というサイトというのは、「2番じゃだめなんでしょうか!」ということで有名となった事業仕分けを、インターネットで中継したことで一躍名が知られるようになりました。まあ、私は、一番の方がよいと思いますが・・・


さて、現在、国立市のインターネット中継システムの年間経費は、277万円だそうです。

ユーストリームは、動画の生・録画放送を無料で配信するサイトです。中継に係る年間コストは現状よりもはるかに安くなると考えられます。現在277万円かかっているところ、おそらくひとケタ台で済むと考えられます。

現在、千葉県流山市、埼玉県鶴ヶ島市、三重県鳥羽市など数多くの市で導入されています。

ちなみに、三重県鳥羽市においては、今回、同サービスの導入に掛かる費用は、ウェブカメラ二台の購入を含めて四万円以内だそうです。

国立市でもぜひユーストリームを使った議会中継システムを導入していただきたいものです。

行政サービスの質を落とさず、最新のシステムに更新することなどで経費はまだ削減できると思っています。

国立市は、『こころざしは高いがお金がない!』ですが、お金がなければ知恵をだせばいいのです。これからもいろいろ調べて行きたいと思っています。

一般質問(ジェネリック医薬品について)

2011年09月07日 | 日記
おはようございます!望月けんいちです。

自分の一般質問が終わって、ほっとしたのもつかの間。今度は、9日の住基ネット及び求償権の訴訟に関する全員協議会があり、12日には総務文教委員会、それぞれの準備をしなければなりません。気分的には、今日も元気だ、胃が痛い!という感じです。でも、重要な問題であるので、しっかりやらないとです。

さて、自分の一般質問した項目を順次説明させていただきます。今日は、『ジェネリック医薬品の活用について』

国立市では国民健康保険税の赤字がおよそ毎年9億円あります。それを一般財源から補てんしています。つまり、企業などで国民健康保険以外の医療保険に加入しているという方にとっては、保険料が二重取りされている(給料天引きの保険料及び税金という意味でですが・・・)という論理もなりたちえます。

また、本来、一般財源として他の福祉やその他の財源として使えるお金が、国民健康保険税の補てんにまわっているということがいえます。

また、本来、一般財源として他の福祉やその他の財源として使えるお金が、国民健康保険税の補てんにまわっているということがいえます。ただ、この問題は単純ではありません。

国民健康保険は、高齢者ややむなく仕事を辞めざるをえなくなった方も多く加入しており単純に値上げすれば良いという議論ではありません。ほんとうにやむなく値上げせざるをえないにしても、その前にできることはすべてしなければならないという意味で、今回質問項目に加えさせていただきました。
 
 国民健康保険税の赤字を少しでもなくすという観点から、「ジェネリック医薬品」の普及を促す政策を真剣に行うつもりがあるかについて行政当局に質問しました。

一番着目すべきは、今年度にジェネリック医薬品について『差額通知』を導入するとのこと。『差額通知』というのは、使用している先発医薬品をジェネリック医薬品に換えた場合に削減できる自己負担額をお知らせするもの。

これを先に導入した広島県呉市においては、年間8800万円の保険料の削減効果があったとのこと。

再質問で、国立市で『差額通知』を導入した場合の削減効果も質問させていただきましたが、年間1300万円ほどとのこと(国立市では電子レセプトを導入していないため、あくまでこの値は参考値、実際にはかなりの増減があるものと思います。)

あくまで、推計値の域を出ないものの、仮に導入してこのような削減効果が生まれれば、国立市にとっては非常に大きいと思います。たとえば、市の別の部局で聞いた話ですが、1000万の原資があれば、東京都の補助金などを引っ張ってきて、原資の数倍の事業を行うことができるとうかがったことがあります。けっして少ない数字ではありません。

後、ジェネリック医薬品関連では、『ジェネリック医薬品』という言葉は、横文字が混じるため高齢者にはわかりにくい面もあると思われ、それをわかりやすい説明をし、市報やその他のお知らせの時に知らせてほしいとお願いしました。これは、「検討する」というご答弁をいただいたので、そのうち実施されるのではないかと思います(あくまで希望的観測)。

たとえば、広島県呉市においては、チラシで「ジェネリック医薬品」を次のように説明しているそうです。「家計にやさしいお薬を紹介します!新薬と同じ有効成分ながら、嬉しい価格が特徴!」、国立市でもこれくらい思い切った説明をしてほしいものです。

後、川崎市のように、国立市が医者・薬剤師の先生方と協同で、薬を商品名(ex液体ミューズ)ではなく、一般名(exトリクロサン含有石けん液)の処方箋応需体制を整えるつもりはないか、というややマニアックな質問もさせて頂きました。

たとえば、ジェネリック医薬品の銘柄指定による処方せんを応需すると、保険薬局ではその銘柄を揃えようとし、備蓄する医薬品の品目数が増えてしまう。結果的に不動在庫などを抱え、在庫コストが経営を圧迫するなどといった意見が保険薬局からあがっています。

これが一般名処方の処方せんならば、ジェネリック医薬品を多品種揃える必要がない。したがって、「一般名処方」とした効果として、ジェネリック医薬品の普及が進むとともに、地域の薬局の経営改善にも大きく役立てることができます。

また、患者の選択の自由度を高めることによる患者満足度の向上も見込まれます。

ジェネリック医薬品の普及は、患者さんのみならず薬局を経営する方にとってもメリットはあるのです。

私は、これからも『ジェネリック医薬品、勝手に普及キャンペーン』を地道にやっていこうかなと検討しているところです。





9月議会一般質問(1)

2011年09月06日 | 日記
おはようございます!望月けんいちです。

先週金曜から国立市では定例議会が始まっています。

昨日から一般質問が始まり、私はトップバッターで質問させていただきました。

この一般質問、1時間の持ち時間で国立市の問題を市の行政当局とやりとりします。市議会議員にとってはメインともいえる仕事です。

私は、以下のことを質問させていただきました。

1.行財政改革に伴う経費削減策について。

(1)「ジェネリック医薬品」

(2)経費削減の観点から「PPS電力」について、国立市の導入の可能性について再度問う。

2.国立市における防災及び放射能問題について

(1)国立市と一橋大学との防災対策の連携について問う。

(2)子ども達の内部被曝を防ぐため、給食における安全対策について問う

3.国立市における終末期医療について

(1)国立市における終末期医療の「在宅療養」の現状認識と、その普及及び充実を図るつもりはあるか

4.大学通りの維持管理及び歩道の安全対策の充実について

(1)大学通りの歩道における歩行者の安全策の充実をさらに図るつもりはあるか問う

(2)大学通りのフラワーポットの植栽の維持管理を徹底できないか

国立市の市議会議員になって一番痛感したこと。それは「こころざしは高いがお金がない」というものでした。

ですから、今回もできるだけ予算要求はせず、システムの変更などで経費を節減できるもの「ジェネリック医薬品」、東京電力から「PPS電力(特定規模電気事業者)」への電力会社の変更などを中心に質問させていただきました。

もちろん、質問の中には、財政難であってもお金をかける必要があるもの(ただし、知恵をしぼり、これもできるだけ国や東京都から補助金を
ひっぱってくる)、待ったなしの防災問題、子ども達の内部被ばくを防ぐための給食問題、最期の時に充実した時間を過ごして頂くための「在宅療養」などです。

といっても、防災問題も一橋大学や他の学校(都立国立高校、桐朋学園)との連携にしぼり予算要求はしませんでした。また、子ども達の内部被ばくを防ぐための放射能問題も、食品用放射能測定機を購入するため、東京都から補助金を要求している段階ですのでその結果を待つことにしました。

国立市、「こころざしは高いがお金がない」という現状です。しかし、国立市には、豊かな知恵・経験を持った方が大勢おり、「お金はないが、知恵はある。」のです。いかにお金がない状況で知恵をしぼっていくかが課題といえます。できるだけ、既存システムの効率化(これは犠牲を伴わない形で、たとえばジェネリック医薬品の活用、PPS電力による電気の一般競争入札の導入など)を提案し続けていきます。

一般質問した個別の項目に関しては、次の日記で何回かに分けて書いていきます。