望月けんいち 活動日記 

国立で生まれ育った普通の男が、お金も地盤も看板もなく、国立市の市議会議員になる。
国立を愛してやまない男の日記です。

初議会を終えて

2011年06月30日 | 日記
おはようございます!望月けんいちです。

初議会が28日に終わり、昨日は午前中、会派代表者会議。その後も走り回っていた昨日でした。

初の一般質問が終わって、少しは楽になると思っていたのですが、委員会、最終本会議と山がいくつもあったように思います。

悩まされたのは、議会の先例です。

まだまだ知らないことばかりで、かなり戸惑いました。特に委員会では、質問する時間と自分の意見を述べる時間(討論といいます)が二つあり、それを当日知った私はかなり焦りました。質問の原稿を、質問と持論の部分に分けてなかったのでどうしようかと思いますがなんとか乗り切れました。

私が所属する総務文教委員会において、議題の中心はいわゆる住基ネットだったのですが、私は再接続にあたって、以下のことを要望いたしました。

1、常に最新の安全対策をうつ(パッチを防ぐなど)
2、市町村のレベルでは最高の厳格な個人情報保護の条例をつくる。
3、安全対策を、国任せ、業者任せにせず、市の職員も安全対策を熟知しているようにする。
4、住基ネットの利便性のみならず、そのリスクもふくめて市民に充分に説明責任を果たす。

残念ながら、現在、ネットワーク上の情報が漏えいする可能性を100%否定することは、技術的にできません。

そして、市民からクレームが来た時、実際の他の市町村の状況というのは、「国は大丈夫と言っています。私に言われてもわかりませんので委託業者に聞いてください。」といったことになりかねない状況ではないでしょうか。

住基ネットを再接続するのであれば、市民からクレームが来た時、さらに言えば賠償請求が起こされた時、毅然とした態度で適切な弁明ができる状況にたえずあることが必要だと考えます。

少なくとも、1~4をきちんと実施していれば、万が一情報が漏えいして裁判が起こされた場合においても、国立市の責任を一定の割合で軽減することができるのではないでしょうか。

また、リスクヘッジの一つの方法として、住基ネットを再接続するのであれば、それを担保する損害保険に入ってはどうかとも提案させていただきました。

私は、住基ネットを再接続するのであれば、リスクはきちんとヘッジしてほしいと考えます。

最終本会議においては、放射能対策に対しての陳情において質問させていただきました。

陳情の中には、国立市がすべて実施するには負担が重いと正直思われるものもありました。

しかし、子ども達をこの原発事故の影響から守るためには、緩やかな基準よりも厳しい基準を適用するのが当然だと考えます。

また、国立市としてできることはすべてやっていく覚悟が必要なのではないでしょうか。

たとえ、その対策が5年後10年後子ども達の身に何も起こらず(私はそうであることを切に祈っています。)、あの施策は厳しすぎたよねと非難されたとしても、今それをやる必要があると思っています。

私たちは、今回原発事故という初めての事象を体験しているのです。不安に踊らされず冷静になりながら、打つべき手はきちんと打っていく必要があります。

これと同時に、難しい課題ではあるけれども、風評の被害を受ける可能性もある農業生産者の生活も守ってほしいとも要望いたしました。

今回の原発事故を受けての放射能対策、非常に難しい面もあります。いろいろなバランスを取りながら、やるべきことは迅速に行っていってほしいものです。







モチヅキさん、アンパンマンになる

2011年06月19日 | 日記
おはようございます!望月けんいちです。

議会中ですが、いろんな会合が重なってきます。ひとつひとつ重い課題ばかりですが、大変勉強になります。

その中でも、放射能問題に関して、市民と行政の協同ネットワークに参加させていただいたのは大変勉強になりました。市民も市役所の職員の方々もフリートークで話し、それぞれに熱い思いがあるのを知りました。放射能対策を実務的に、行政ができることは行政がやり、しかし、市民もできることは積極的にボランティアで行うようなネットワークができればうれしいなと考えています。

そんな息つく間もない日々を送っていますが、昨日は大変心休まるイベントに参加させていただきました。

富士見台一団地にあるKFまちかどホールで行われた駄菓子屋くにちゃんのイベントです。

子ども達がつくったあみひもにソーラライトやコースターを、子ども達自身が店員となって売っていました。子ども達は、商品にキャッチコピーをつけたりして、自分たちの創意工夫でなんとか商品を売ろうとしていました。子どもとは、自主性を重んじれば、本来の能力を発揮するものなのかもしれません。

私も店員として参加させていただきましたが、ほとんどは子ども達と遊んでいました。

子ども達は元気です。彼らの元気には限界がありません。私は、子ども達にシールを全身に張られたりしてほとんどおもちゃ状態でした。

アンパンマンやらバイキンマンなどいろんなシールを貼られてしまいました。

アンパンマンは、自己を犠牲にして子ども達を助けるヒーローです。

今回の震災では、アンパンマンのように自分を顧みず働いている方が大勢いらっしゃいます。私ももっとがんばらねば!

さて、今日は、国立のひまわりの種を、福島県に友情と復興の手助けの一環として植えてきます。

ひまわりが結ぶ国立と福島県のきずな、うまくむすぶとうれしいです。

初の一般質問

2011年06月15日 | 日記
おはようございます!望月けんいちです。

昨日は初の一般質問でした。

以下のようなことを質問させていただきました。

1、放射能に対する水と地域の安全について。
(1)水の安全について現状はどのような状況か。
(2)水道水における地下水の割合を高める要望はしているか。
(3)市長に水の安全についてどのようなお考えをお持ちなのか問います。
(4)市内各所で継続的に放射能測定を行うつもりはあるか。

2、国立市における節電の取組みについて。
(1)国立市全体でどの程度の節電を見込んでいるか
(2)市内の公共施設を「町なか避暑地」として開放するつもりはある
(3)「節電マイレージ」の実施について
(4)市役所の平日閉庁及び土曜開庁の可能性について

3、国立市における経費削減策について
(1)電力自由化に伴うPPS電力導入の可能性はあるか

4、東日本大震災支援の国立市の取組みについて
(1)国立市在住の被災者及び被災地の支援策について
(2)被災地に対する市民ボランティアを募るつもりはあるか

今回は、震災後ということもあり、質問の項目を震災にまつわる事柄に絞らせてもらいました。

1の水の安全に関しては、子ども達に安全な水を飲んでもらいたい。その強い思いで市議会議員としての初質問にさせていただきました。具体的には、安全な地下水の割合を高めて頂きたいということです。現在、地下水:河川水の割合が、5:5であるのを7割そして将来的には10割まで高めてもらいたいと考えています。水道事業は東京都所管ですが、ねばりづよく交渉してほしいと要望させていただきました。

放射能測定に関しては、市内幼稚園・保育園・小中学校で放射能測定をするつもりがあるかを尋ねました。これは実施するとのことです。市の職員の方々の努力に感謝です。再質問では、放射能測定に関して市民ネットワークを活用するつもりはあるか、そしてプールで測定をするつもりはあるかを尋ねました。市民ネットワークの活用に関してはおそらく前向きに検討する感じです。私としてはグーグルマップなどに市内各所での測定結果が掲示されるような仕組みづくりが必要であると考えています。後、計画停電のお知らせなどで活躍した防災メールの活用もよいのではないかと考えています。そして、プールの測定に関しては残念ながら難しいとのことでした。プールの検査はお金がかかり、国立市にお金がないというのは理解できるので、私としては、指標として市内一か所でもやってほしいと要望させていただきました。後、これは質問しそびれてしまったのですが、近隣の大学や事業所などから高性能の放射能測定機をお借りしてプールなどの測定できないか考えています。これは関係各所に打診してみるつもりです。

2の節電に関しては、特に「町なか避暑地」に力を入れさせて頂きました。「町なか避暑地」とは、エアコンの利いた公共施設の一室を「町なか避暑地」として開放し、そこでビデオ映画などの上映やミニコンサートなどを行うイベントを行うことです。原発事故を受けて、我々市民の間では、節電に取り組まなければならない、ということは共通認識になっていると考えられます。しかし、物事には何事もプラスの面とマイナスの面があります。昨年は、猛暑により、東京都において138人の方がお亡くなりになりました。昨年の熱中症死亡者のうち87%が65歳以上の高齢者です。国立市においては、65歳以上の高齢者の割合がおよそ5人に1人です。高齢者の方々が、今年の夏を、過度の節電によって熱中症で倒れることなく健康的に過ごしていただくために、エアコンの利いた公共施設の一室を「町なか避暑地」として開放してもらいたいと質問しました。すでに「町なか避暑地」を実施している荒川区の報告では、公共施設の一か所に9人以上の住人を集めることによって、一般家庭で冷房運転を行わないことによる節電効果もあるとのことです。この「町なか避暑地」に関しては、やや前向きな回答を得た感触があります。ぜひとも実現してほしいものです。

3の「電力自由化に伴うPPS電力導入の可能性はあるか。」については、現在、規制緩和のおかげで、電気の購入先は複数選べる時代に入っております。すでに、このような電力自由化の流れを受けて、電気の購入先を東京電力から他の特定規模電気事業者(PPS)に変えた隣の立川市の競輪場においては、電気代を約27%節約できたという報道もあります。また、立川市においては、今年度市内小中学校など53施設を東電以外と契約したそうです。特定規模電気事業者(PPS)の選び方によっては、今までよりも安く電気を購入し、しかも、いわゆる“クリーンな”電気も購入できると思われます。この国立市の公共施設において、電力自由化に伴ういわゆるPPS電力の導入の可能性があるかを尋ねました。これもやや前向きな回答の感触があります。経費節減の観点のみならず、クリーンな電力を購入する方向で検討してもらいたいものです。

4の東日本大震災支援の国立市の取組みについて
国立市にも被災者の方々が避難されてきています。私は、被災者の方々及び被災地を長期的に支援していただきたいという思いからこの質問をさせていただきました。
私たちは、自分たちが継続的にできることを少しずつでもやっていく必要があります。同じ日本人として、今日ほど連帯が求められている時期はありません。さまざまな立場の違いを超えてつながっていかなければならないと考えます。
今回の震災では、ほんとうに市の職員の方々はがんばってらっしゃいます。3月11日、夜11時半過ぎに市役所に行くと防災課の職員がめまぐるしく働いていました。そして次の朝、7時過ぎ国立駅前に行くと、防災課の同じ職員が働いてらっしゃいました。この人たちに任せていれば大丈夫、という安心感を抱いたのを覚えています。

最後に、今回の一般質問をして感じたこと、それは市の職員ほとんどの方がきちんと勉強していることです。対等な議論をするためにはこちらもきちんと勉強しなければと思いました。慣れ合いにならずある程度の緊張感を持ったうえで、市の職員の方に教えを請うことも必要と考えてします。それのほうが一人で勉強するよりもはるかに早いですからね。私は、いつでもオールくにたちの意識を持っています。良いと思えば、誰にでも教えを請うつもりです。

少し残念だったのが、職員の方の一部には優秀なのですが、他の市との横並び意識が強く、セクショナリズム的な考えをお持ちの方もいらっしゃったことです。これはしかたのないことなのかもしれませんが、少しずつでも民間企業と同じような意識改革が必要です。

胃が痛い日が続きますが、充実感も感じてます。さて、今日もがんばろうと思います。さあ、ラジオ体操行ってこよう!

国立市内小中学校放射能独自調査結果

2011年06月13日 | 日記
お疲れ様です。望月けんいちです。

今日は、会派代表質問でした。私は、行財政改革のの一環として議員報酬の削減と地域コミュニティーの強化について質問させていただきました。

やはりというか覚悟はしていましたが、議員報酬の削減については、与野党立場問わず、やじがすごかったです。これだけ財政が厳しい中、しかも市長が自らの報酬削減と市の公務員給与の見直しを主張している中、議員だけがあぐらをかいているわけにはいかないと私は思うのですが・・・

まあ、議員報酬といっても、生活給という面も当然ありますから、たとえばご家族を持って子育て中の議員さんが本心では議員報酬は下げてほしくないというのももちろん理解できます。

たとえば、国立市の市議会議員の報酬は、およそ850万円とのことです。他の市の知り合いの市議会議員に伺ったところでは、このうち経費などで相当出費がかさむとのことですから、50歳を過ぎた方の収入として、報酬はそんなに高くないとも思います。

しかし、行財政改革というのは、市民に痛みを伴う可能性があるものであります。市民に痛みを伴うものであれば、私たち市民の代表である市議会議員がまず涙を飲んで痛みを背負う覚悟も必要とも考えます。

議員報酬に関しては、『議会のことは議会で』といった慣例もあるようですが、自分の報酬を自分たちで決めるとなると”お手盛り”との批判はまぬがれないでしょう。そして、自分たちの報酬をみずからが下げるというのは、今日これだけやじが飛んだことを考えても難しいといわざるをえません。

私としては、議員報酬に関しては、早急に第3者機関である「報酬審議会」に諮問してほしいと考えています。


さて、日曜午前中、重松議員とともに小中学校の放射能測定行ってまいりました。私の機材が不調のため、うす~い縁を頼って、立川市議の大沢ゆたかさんの機材(DoseRAE2)を借りて測定しました。

結果は以下のとおりですが、関係各所の調整が済んでいなかったので、昨日の段階では公表はしませんでしたが、今朝、関係各所の調整が済んだので公表させていただきます。


なお、他の測定機材も同様かもしれませんが、大沢さんいわくDoseRAE2は25%程度の誤差が生じる場合もあるとマニュアルに書いてあったそうなので、あくまで参考結果としてごらんください。

ちなみに東京都がこれから市区町村に貸し出す機器もこのDoseRAE2です。


国立市公立小中学校放射能独自調査結果     (2011.6.12 日曜10時~12時)

(単位:μSv/h)   
小学校 地上1cm 地上1m
国立1小 0.07    0.07
国立2小 0.07    0.07
国立3小 0.07 0.08 (雨どい下 1cm 0.10 池上10cm 0.07)
国立4小 0.07 0.07
国立5小 0.07 0.07
国立6小 0.06 0.06
国立7小 0.06 0.06
国立8小 0.09 0.09 (雨だまり 1cm 0.09 1m 0.08)


中学校 地上1cm 地上1m
国立1中 0.08 0.08
国立2中 0.06 0.06 (芝生上 1cm 0.06)
国立3中(校舎わき) 0.07 0.07

走り回ってます!

2011年06月11日 | 日記
こんばんわ、望月けんいちです。

金曜から定例議会が始まりました。市長の施政方針演説など見どころはありましたが、自分にとっての本番は来週の月曜の会派代表質問から。そして、火曜午後は一般質問があります。

金曜は議会が終わった後、市役所の担当の方にいまだ一般質問のヒヤリングを続けていました。文字通り、部署から部署へ走り回っていました。この後に及んでと思いましたが、いい質問をするためには、専門である市役所の方のご意見を伺って、そして対等の議論ができるためにするため勉強が不可欠です。まだまだこれからです!

そして、金曜夜は仕事に煮詰まり感を感じたので、ゴスペルサークルのライブに当日参加。お客さんで涙を流して聞いてくれた人がいたので、こちらも感動しました。ゴスペルという英語で歌う少しマニアックな分野なのでどうなるかと思いましたが、音楽は言葉を超えるなということを実感しました。

さて、今日、いつものように放射能測定をしようとしたら、いまいち機器の調子が良くありません。
業者に電話をしたら、どこか設定を変えてしまったらしいとのこと。自分では直し方がわからないので、宅配便で業者に送ることにしました。

代替機が月曜届くとのことなので、それまで計測ができません。毎日計測してツイッターに流してきたのに、非常に残念です。

一台が使えなくなっても他の機器で測定ができるよう、国立市で放射能測定のネットワークをつくることを急いでやらなければと思いました。