昨日の朝日新聞に、「冬の富士 魔の強風 登山家「ヒマラヤ以上に危険」」という記事がありました。
富士登山が人気ですが、冬は、強風のためヒマラヤより危険な山になるのだそうです。
富士山は、独立峰のため、西から季節風が吹きつけます。
沢や尾根に当たって複雑な風が発生します。
山岳気象予報士の猪熊隆之さんは、大学3年の冬に山頂付近で風に飛ばされ、約250メートル滑落して左足を骨折しました。
テントなしで1晩耐え、生還しました。
「なだらかな地形の富士山で遭難するとは、当時は思いませんでした」
日大山岳部OBで、エベレスト登頂の経験もある古野淳さんは、冬の富士山に40回以上登り、風の恐ろしさを再三経験しました。
「6件ほど遭難を目撃しましたが、空中を登山者が飛んでいったときは恐怖を感じました」
古野さん自身も、山頂付近でザイルにつながったまま突風に20メートル近く飛ばされたことがあり、「冬の富士山はヒマラヤ以上に危険」と話されます。
東京に近く、冠雪が早い富士山は、大学山岳部や社会人山岳部の冬山訓練の場として人気なのだそうです。
11月以降は、例年、風が非常に強まり、登山道は積雪があったり凍結します。
お正月の「ご来光登山」は、限られた精鋭登山家のみが可能な世界だということです。
---------------
富士山は夏場は行列ができるくらいの人出で、冬も「ご来光」の様子がテレビで中継されたりします。
そんなに危険な山になるとは知りませんでした。
富士登山が人気ですが、冬は、強風のためヒマラヤより危険な山になるのだそうです。
富士山は、独立峰のため、西から季節風が吹きつけます。
沢や尾根に当たって複雑な風が発生します。
山岳気象予報士の猪熊隆之さんは、大学3年の冬に山頂付近で風に飛ばされ、約250メートル滑落して左足を骨折しました。
テントなしで1晩耐え、生還しました。
「なだらかな地形の富士山で遭難するとは、当時は思いませんでした」
日大山岳部OBで、エベレスト登頂の経験もある古野淳さんは、冬の富士山に40回以上登り、風の恐ろしさを再三経験しました。
「6件ほど遭難を目撃しましたが、空中を登山者が飛んでいったときは恐怖を感じました」
古野さん自身も、山頂付近でザイルにつながったまま突風に20メートル近く飛ばされたことがあり、「冬の富士山はヒマラヤ以上に危険」と話されます。
東京に近く、冠雪が早い富士山は、大学山岳部や社会人山岳部の冬山訓練の場として人気なのだそうです。
11月以降は、例年、風が非常に強まり、登山道は積雪があったり凍結します。
お正月の「ご来光登山」は、限られた精鋭登山家のみが可能な世界だということです。
---------------
富士山は夏場は行列ができるくらいの人出で、冬も「ご来光」の様子がテレビで中継されたりします。
そんなに危険な山になるとは知りませんでした。
でも言われてみると、他に風を避ける岩も山もない富士山。
風が脅威なのですね。
やはり、身近な富士山も自然。
あなどってはいけないということでしょうか。
夏の気軽さとの違いにびっくりです。