昨日の朝日新聞に、「ひと モロッコ王国の専属料理人 大沼秀明さん」という記事がありました。
大沼秀明さんは、各国の日本大使館で料理を作っていたら、モロッコ王国からヘッドハントされて、専属の料理人になったのだそうです。
大沼さんは、子どもの頃から料理に関心がありました。
山形県の少年時代にも、友達に手作りのおやつを食べてもらっていました。
大人になり、スペインとカナダの日本大使公邸で料理人を7年間務めました。
日本に帰国すると、モロッコ大使から連絡がありました。
モロッコ大使は、カナダ大使公邸時代に、大沼さんの料理を食べたことがあったそうです。
「モロッコ国王が来日するので、料理を作ってください」と言われました。
2005年に、モロッコ国王が4日間、来日しました。
晩餐会などを終えた国王のために、料理を作りました。
数日後、モロッコ大使から「モロッコに来てください。もし、無理なら、国王に大沼さんは亡くなったと言わなければなりません」と頼まれました。
大沼さんの奥さんの栄子さんは、妊娠中だったのですが、「行くんでしょ」と言ってくれました。
妻とともに、モロッコに行くことにしました。
国王専属の料理人になり、奥さんも現在は一緒に調理場に立ちます。
モロッコで生まれた長男(3歳)も、国中を視察や行事で回る国王や王妃に随行し、ホテルを転々とします。
国王専属料理人には、モロッコ料理、西洋料理、その他料理(大沼さんが担当)の3班があります。
3班で、毎日、数十品のメニューを用意し、注文に応じて作ります。
モロッコ人のスタッフと一緒に働くのも大変です。
醤油の加減、材料の混ぜ方等の微妙なところが、なかなか伝わりません。
材料が届かなかったり、包丁を勝手に使われたりもします。
言い争うこともありますが、「へこたれないというか、空気を読まないというか」、強さも弱さも、豊さも貧しさも肯定するモロッコ人気質を、素直に「すごい」と思えるようになってきました。
素材を生かす素朴な料理を意識するそうです。
モロッコ王妃は、最近、大根や白菜の煮浸しを好んで食べるようになられたということです。
--------------
自分が作った料理で名前を覚えてくれ、ぜひ、来てほしいと言われることは、料理をする人にとって、嬉しい名誉なことでしょう。
モロッコ王妃に、大根や白菜の煮浸しを好物にさせる腕前はすごいと思いました。
大沼秀明さんは、各国の日本大使館で料理を作っていたら、モロッコ王国からヘッドハントされて、専属の料理人になったのだそうです。
大沼さんは、子どもの頃から料理に関心がありました。
山形県の少年時代にも、友達に手作りのおやつを食べてもらっていました。
大人になり、スペインとカナダの日本大使公邸で料理人を7年間務めました。
日本に帰国すると、モロッコ大使から連絡がありました。
モロッコ大使は、カナダ大使公邸時代に、大沼さんの料理を食べたことがあったそうです。
「モロッコ国王が来日するので、料理を作ってください」と言われました。
2005年に、モロッコ国王が4日間、来日しました。
晩餐会などを終えた国王のために、料理を作りました。
数日後、モロッコ大使から「モロッコに来てください。もし、無理なら、国王に大沼さんは亡くなったと言わなければなりません」と頼まれました。
大沼さんの奥さんの栄子さんは、妊娠中だったのですが、「行くんでしょ」と言ってくれました。
妻とともに、モロッコに行くことにしました。
国王専属の料理人になり、奥さんも現在は一緒に調理場に立ちます。
モロッコで生まれた長男(3歳)も、国中を視察や行事で回る国王や王妃に随行し、ホテルを転々とします。
国王専属料理人には、モロッコ料理、西洋料理、その他料理(大沼さんが担当)の3班があります。
3班で、毎日、数十品のメニューを用意し、注文に応じて作ります。
モロッコ人のスタッフと一緒に働くのも大変です。
醤油の加減、材料の混ぜ方等の微妙なところが、なかなか伝わりません。
材料が届かなかったり、包丁を勝手に使われたりもします。
言い争うこともありますが、「へこたれないというか、空気を読まないというか」、強さも弱さも、豊さも貧しさも肯定するモロッコ人気質を、素直に「すごい」と思えるようになってきました。
素材を生かす素朴な料理を意識するそうです。
モロッコ王妃は、最近、大根や白菜の煮浸しを好んで食べるようになられたということです。
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自分が作った料理で名前を覚えてくれ、ぜひ、来てほしいと言われることは、料理をする人にとって、嬉しい名誉なことでしょう。
モロッコ王妃に、大根や白菜の煮浸しを好物にさせる腕前はすごいと思いました。