2~3日前に当ブログのカテゴリーを整理したのですが、「☆マンガ・漫画」というカテゴリーをほとんど使用していなかったことに今さらながら気付きました。
今日はいつもと少し趣向を変えて、いつもよりえらそうに「漫画家・イラストレーター」として活動する際に使用する道具などを公開していこうかなと思います。
最初に断っておきますが、僕はパソコンを使って作業をするので全てアナログで作業する場合はちょっと違ってきます。
ちなみに僕はどちらも経験しているので、いつ停電になっても安心です。
地球上のパソコンと発電所が全て破壊されてもマンガを描くことができます。
それをどうやって印刷して発表するのかは知りませんが…。
さて”パソコンを使う”といいましても、僕の場合は完成までの全ての工程をパソコンで行うわけではありません。
小さなカット・イラストや四コマ漫画を描く場合以外は以下の手順を踏みます。
基本的にはこんな感じです。
そのつもりでお読みくださいませ。
そして「こいつ何様のつもり?」という不平不満はおさえてください。
お願いします。
【マンガの描き方・道具編】
漫画やイラストというのは、設備投資として最低限「紙」と「ペン」さえあれば、とりあえず誰でも描けます。
“100キン”で全てそろえることも可能です。
もし定規がなければ家にある缶カンの端っこでも使ってください。
白い原稿用紙がなければチラシの裏でも使ってください。
ところが、その道でご飯を食べようと思えばもちろんそういうわけにはいかないわけでして…。
下書き用に使う道具はこれだけです。
たぶん、本当はもっと使わなければいけないのだと思います。
ところが、これで僕には充分なんですよ。
ポイントは「DRAPAS」と書かれた特殊な定規。
これは平行線を何本も描く場合に便利です。
効果線を描く場合はもちろん、枠線を描く場合も便利です。
似たような定規はどこでも売ってますが、透明なものを買ってください。
下の線を見つつ作業するには透明なものが便利だからです。
そして電動消しゴム。
あってもなくても良いのですが、手が疲れません。
また「うい~ん」って音と、消す際の「ちゅんっ…ちゅんっ…」って音で歯医者さんになった気分が味わえます。
あとはお好みでシャーペンか鉛筆。
濃さは、HBとかBとか、B21スペシャルとか、自分にあったものをお好みで。
さあ、ここからは少し漫画家っぽくなります。
インクとペンですね。
おお、我ながらエエ感じに撮れた写真です。
さて、まずはインクですが基本的には黒ければなんでもいいです。
極論を言えばボールペンでも黒ければOK。
イカスミでも、黒砂糖でも、広島の黒田投手でも、黒い色さえ出ればOKです。
(ちなみに僕がかつて少年ジャンプで賞をいただいた4コマ漫画作品はゲルインク・ボールペンで描きました)
ただ、現在の僕はパイロット社の製図用インクしか使いません。
まず乾きが速いんですね。これが一番の理由です。
あと、はっきりと黒色がでます。
あと、瓶がカッコイイ。
上の写真には黄色いフタの「墨汁」も写っていますが、書き味は良いものの、乾きが遅いのでぼくには不向きです。
ちなみにこの墨汁は4年前ぐらいに購入してから、一度も買い換えてません。まだ6割ぐらい残ってますから。
そしてペンですね。
最近の僕は「Gペン」をメインに使います。
これはやわらかい線を描く時に便利です。
ほぼどんな場面でも使えて便利ですが、冠婚葬祭の贈り物には不向きなのでご注意ください。
いちいちペンの機能と用途を説明すると長くなるので専門書や専門サイトをご覧いただけると幸いです。
あ、ペン軸ですか。
持ちやすければ何でもいいですよ。
僕のペン軸はかなり年季が入ってますが、後ろの部分を切って使っています。
そのほうが小回りがきいて描きやすいんですね。
ちなみに木製のペン軸を切断する場合は「南斗水鳥拳」をおすすめします。
そう、マンガのことはマンガに出てくる技で解決しようということです。
ただ、いちいち南斗水鳥拳の機能と用途を説明すると長くなるので専門書や専門サイトをご覧いただけると幸いです。
ちなみにぼくはナイフなどを使ってペン軸を切断します。
修正液ですが、昔は鬼のように使ったものの今ではほとんど使いません。
なぜならペンで描いた線の修正はパソコン上で行うと「あっちゅー間」だからです。
さあ、いよいよパソコンが登場するのでしょうか?
「第2回」に続きます。
追記リンク
■第3回
■第4回は「実践編」
今日はいつもと少し趣向を変えて、いつもよりえらそうに「漫画家・イラストレーター」として活動する際に使用する道具などを公開していこうかなと思います。
最初に断っておきますが、僕はパソコンを使って作業をするので全てアナログで作業する場合はちょっと違ってきます。
ちなみに僕はどちらも経験しているので、いつ停電になっても安心です。
地球上のパソコンと発電所が全て破壊されてもマンガを描くことができます。
それをどうやって印刷して発表するのかは知りませんが…。
さて”パソコンを使う”といいましても、僕の場合は完成までの全ての工程をパソコンで行うわけではありません。
小さなカット・イラストや四コマ漫画を描く場合以外は以下の手順を踏みます。
1.紙に下書き
2.紙にペン入れ
3.消しゴムをかけてから、原稿をスキャナでパソコンに取り込む
4.フォトショップで仕上げ
5.プリントアウトして具合を確認
6.完成原稿をメールで出版社に送信
基本的にはこんな感じです。
そのつもりでお読みくださいませ。
そして「こいつ何様のつもり?」という不平不満はおさえてください。
お願いします。
【マンガの描き方・道具編】
漫画やイラストというのは、設備投資として最低限「紙」と「ペン」さえあれば、とりあえず誰でも描けます。
“100キン”で全てそろえることも可能です。
もし定規がなければ家にある缶カンの端っこでも使ってください。
白い原稿用紙がなければチラシの裏でも使ってください。
ところが、その道でご飯を食べようと思えばもちろんそういうわけにはいかないわけでして…。
下書き用に使う道具はこれだけです。
たぶん、本当はもっと使わなければいけないのだと思います。
ところが、これで僕には充分なんですよ。
ポイントは「DRAPAS」と書かれた特殊な定規。
これは平行線を何本も描く場合に便利です。
効果線を描く場合はもちろん、枠線を描く場合も便利です。
似たような定規はどこでも売ってますが、透明なものを買ってください。
下の線を見つつ作業するには透明なものが便利だからです。
そして電動消しゴム。
あってもなくても良いのですが、手が疲れません。
また「うい~ん」って音と、消す際の「ちゅんっ…ちゅんっ…」って音で歯医者さんになった気分が味わえます。
あとはお好みでシャーペンか鉛筆。
濃さは、HBとかBとか、B21スペシャルとか、自分にあったものをお好みで。
さあ、ここからは少し漫画家っぽくなります。
インクとペンですね。
おお、我ながらエエ感じに撮れた写真です。
さて、まずはインクですが基本的には黒ければなんでもいいです。
極論を言えばボールペンでも黒ければOK。
イカスミでも、黒砂糖でも、広島の黒田投手でも、黒い色さえ出ればOKです。
(ちなみに僕がかつて少年ジャンプで賞をいただいた4コマ漫画作品はゲルインク・ボールペンで描きました)
ただ、現在の僕はパイロット社の製図用インクしか使いません。
まず乾きが速いんですね。これが一番の理由です。
あと、はっきりと黒色がでます。
あと、瓶がカッコイイ。
上の写真には黄色いフタの「墨汁」も写っていますが、書き味は良いものの、乾きが遅いのでぼくには不向きです。
ちなみにこの墨汁は4年前ぐらいに購入してから、一度も買い換えてません。まだ6割ぐらい残ってますから。
そしてペンですね。
最近の僕は「Gペン」をメインに使います。
これはやわらかい線を描く時に便利です。
ほぼどんな場面でも使えて便利ですが、冠婚葬祭の贈り物には不向きなのでご注意ください。
いちいちペンの機能と用途を説明すると長くなるので専門書や専門サイトをご覧いただけると幸いです。
あ、ペン軸ですか。
持ちやすければ何でもいいですよ。
僕のペン軸はかなり年季が入ってますが、後ろの部分を切って使っています。
そのほうが小回りがきいて描きやすいんですね。
ちなみに木製のペン軸を切断する場合は「南斗水鳥拳」をおすすめします。
そう、マンガのことはマンガに出てくる技で解決しようということです。
ただ、いちいち南斗水鳥拳の機能と用途を説明すると長くなるので専門書や専門サイトをご覧いただけると幸いです。
ちなみにぼくはナイフなどを使ってペン軸を切断します。
修正液ですが、昔は鬼のように使ったものの今ではほとんど使いません。
なぜならペンで描いた線の修正はパソコン上で行うと「あっちゅー間」だからです。
さあ、いよいよパソコンが登場するのでしょうか?
「第2回」に続きます。
追記リンク
■第3回
■第4回は「実践編」
かっちょえー。
電動消しゴムなんてものも初めて知りましたよ!
欲すいぃー!
でも、ネットばかりじゃなくて仕事もしないとね(笑)
続編期待してませうよ!!
およよさんもおっしゃってますが、電動消しゴムってあるんですね。
そういえば、ホワイトボードを消すやつにも、電動のがあります。
お仕事大変そうですが、お体にお気をつけ下さいね。
定規は雲形とか使わないのですね~。雲形って、実際は使う時何に使うんだろう?と不思議な定規の一つです。でも使っていた事あるんですけど。。。
地球上のパソコンと発電所が全て破壊されてマンガウルフさんが漫画を仕上げられた時には、版画方式で印刷できますよ、きっと、多分。
紙は和紙の紙すきで、腐食で銅版とかを作って、プレスで印刷(手回し)すれば、、、一応電気無くても印刷できそう?とくだらぬ事考えてしまいました。
懐かしいなあ。Gペンの箱買。まだどっかになおしてます。
ペン軸も切ったりして・・中指が真っ黒になるんです(笑)
墨汁は石けんで落ちにくいです。
原稿に手の油がつくとインクがはじくので、
何回も石けんで手、洗いません?(笑)
パサパサになるから、アトリックスは必需品です。
おかしなもんで、タブレットで線を描いてると
ペンで紙に実際に描くとものすごくいい線が描けたりするのです
次回楽しみです。
>みみ。さん
コピックペン!テドもお世話になりました。
トナーを溶かさないのでコピーに着色ができるんですよね。
でも、高いんです。(笑)
プロの人が使う道具って、どういう点が「そうそう!これ、これ!!」ってピタッとはまったのかな?なんて、興味あります。
それがどれくらい重要なものか知らなくても、話を聞いてるとその人のこだわりとかやっていることの内容が垣間見れたりしますし。
「第2回」、待ってますね。
でもって、PCで書くようになってからは、タダでさえ筆圧がなかったのに、たまにペンで原稿書くと体力消耗して死にそうになります(違)
あ、赤の水性ボールペンは必需品
漫画家さんってスゲー職人ってなカンジでかっこよろしい(笑)
年末なので片付けたんですよ。
普段は本やらプロ野球選手名鑑やらで机の上があふれかえっております。
>電動消しゴムなんてものも初めて知りましたよ!
欲すいぃー!
あ、かわじろ選手もおっしゃってますが、けっこうマイナーなのかな?
シャーペンの後ろについている消しゴムがグイーンって回転するような感じと思ってください。細かいところを消すのに便利です。
一番安いやつで2000円もしませんよ。
あ、「あいうえお」とか印刷されたいろんなサイズの写植を持ち歩いてるとか?
編集の方に言わせると、それは一昔前までは本当にあった話のようですよ。
>そういえば、ホワイトボードを消すやつにも、電動のがあります。
おお、そっちの方が興味ありますね。
あ、僕も3本だけ持ってますよ。
ただ、ほとんど使った事はありません。
通常のモノクロ印刷だと、思ったように色が出ないんですよ。
>雲形って、実際は使う時何に使うんだろう?と不思議な定規の一つです。
雲を描く時に便利です(ウソ)
僕も持ってますが、まったく使いません。
写真に写っている定規の中で弓なりの線の定規があるでしょ?
あれでだいたいの曲線は応用して描けます。
>版画方式
そうかぁ、これで安心ですね。
版画なら手作り感が出てむしろいいかもしれません。
ブログもその方法で更新することにします。
「ブログ」というより、「アナログ」ですが…。
もしも暇があったら、一度公開してくださいね。
>懐かしいなあ。Gペンの箱買。
ただ、僕の場合はケチって同じペン先を長く使うので箱買いするとかなり長持ちします。
>墨汁は石けんで落ちにくいです。
まさに小学生の頃の習字の授業を思い出しますね。墨汁で作業すると、僕の場合は原稿が真っ黒に汚れてしまいます。
あれはまいったなぁ…。
>おかしなもんで、タブレットで線を描いてるとペンで紙に実際に描くとものすごくいい線が描けたりするのです
僕も最近はパソコン内だけで作業することが増えてきたのですが、やっぱり大きなカット原稿や漫画原稿は紙に描いたほうが早くていい感じ。
線にも勢いがでますしね。