とりいそぎ記事にしてみよう。
「きょうろぐ」にも質問が寄せられたのですが、清原選手が「タイガースの藤川投手は暗黙の了解をやぶった!」という発言をしたとして話題になりました。
参考までに、「きょうろぐ」の記事をリンクしておきます。
◆暗黙の了解?
僕は仕事の打ち合わせで出かける前に、補足として上記の記事に以下のようなコメントを残しました。
「きょうろぐ」は「今日から野球ファンになった人のためのブログ」であるという性質を考慮に入れての、やや中立的なコメントですね。
さて、今日は中日対巨人の試合がナゴヤドームでありました。
僕はタイガース戦をテレビで観ていたので、ちょっと中日戦は最後岩瀬が出てきたところからしかチェックしていなかったのですが、ネットの速報で以下のような記事を発見。
◆巨人清原500号不発、川上に脱帽
なんか昨日のタイガース・藤川球児が完全に悪者みたいじゃないですか。
そりゃ川上憲伸の武士的な考え方に「さすが!」と言いたくなる日本男児・清原の気持ちはわからなくもないですがね、それって単に勝負に対する考え方の違いってだけじゃないのかなって思います。
いや、僕としては藤川投手と清原の対決、見ごたえがありましたよ。
決してフォークばかり投げていたわけではなく、ストレートも交えて堂々と追い込んだ結果ですから、藤川にたいした否はなかったものと思われます。
だって、カットして逃げることも可能なわけですから。
それで打ってこそ「さすが清原!あっぱれです」となるわけで。
あの場面で最後に直球勝負が観たかったか?と言われればそんな気もしますが、危険は多すぎます。
清原を調子に乗せることは、今後のペナントレースにも影響が大きいですから。
あの試合に限っても、あそこで打たれていたら、その後どうなったものやら…。
ただでさえ3試合ともビッグイニングが連発するような試合を繰り広げていた両軍ですから。
「迷った時はストレート!」
投手たるものの心構えを表現するために、上記のような言葉があったと思います。
ただ、あの場面のバッテリー(藤川投手と矢野捕手)に迷いはなかったわけです。
「アウトを確実にとるためには、フォークボール!」
最高の選択だったんじゃないかな?
それこそ真剣勝負に徹している気が個人的にはします。
仮にあの場面で巨人側から「清原にはストレートを投げてくれ。そのかわり、ウチのチームは絶対にそれ以上の反撃をしないから」という「暗黙の了解」でもあったなら別ですが…。
「大差の場面では直球勝負!」という暗黙の了解が仮にあったとしても、「そのまま負けますから」という暗黙の了解はないのです。
総じて考えるに、清原だからマスコミも面白おかしく書くし、清原だからこそ物議を呼んだ問題なんでしょうね。
似たようなことを、たとえば横浜の佐伯選手あたりが言ったところで、それは新聞にすら載らないかも。
載ったところで、「まぁ、そういうもんかなぁ。直球勝負はわかりやすくて楽しいもんな」で終わっていたでしょう。
清原の500号は素晴らしい記録ですが、それに頼りすぎる野球中継には個人的に閉口ぎみ。
今季ハイペースで本塁打を量産する清原に対して「500号 生みの苦しみ」なんて表記する新聞もなんか間違ってるぞ。
清原選手には、あくまでも500号は通過点という気持ちで頑張ってもらいたいですね。
ともかく冒頭に挙げた「きょうろぐ」のコメント欄では、何件か清原選手を批判するコメントが匿名で寄せられておりまして、なんかサイトの趣旨にあわないなと思いましたので、ここに記しておきました。(反論などのご意見は是非こちらの記事にどうぞ)
それでも「野球=興行」と考えた時にはいろいろと考えさせられる問題であり、はっきりとした結論はまだ僕のなかで出ておりません。
「自分は阪神ファンである」という立場を大事にして、ここでは語ってみました。
「きょうろぐ」にも質問が寄せられたのですが、清原選手が「タイガースの藤川投手は暗黙の了解をやぶった!」という発言をしたとして話題になりました。
参考までに、「きょうろぐ」の記事をリンクしておきます。
◆暗黙の了解?
僕は仕事の打ち合わせで出かける前に、補足として上記の記事に以下のようなコメントを残しました。
「きょうろぐ」は「今日から野球ファンになった人のためのブログ」であるという性質を考慮に入れての、やや中立的なコメントですね。
今朝のサンスポには阪神の岡田監督の談話がのってますね。(以下に引用)
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200504/tig2005042204.html
>清原を抑えた岡田監督も「記念のホームランで弾みがつくと怖いから、藤川を一人だけいかせた」としてやったりの表情。力投したエース・井川に、なんとか初白星をプレゼントしようというベンチの願いが通じた。(引用ここまで)
で、清原選手の言い分も以下に。
http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200504/bt2005042203.html
>試合後の通路で、清原は肩をいからせて息巻いた。直球勝負でかかってこんかい! 球界のマナーにかこつけた番長の“威嚇”は24歳、すでに2児の父の藤川だけでなく、今後対戦するすべての投手に向けられた挑発でもあった。(引用ここまで)
僕はタイガースファンなので、少し藤川投手の肩をもってみましょうかね(笑)。
たしか日本テレビでの試合中継の際に藤川投手の談話に触れていたと記憶しています。
「勝負したかったが、井川の失点になるということを考えた」と。
あの場面は井川投手がランナーを満塁にためてから藤川投手に交代しました。
ということは、あそこで仮に藤川投手が満塁ホームランを打たれると、入る4点のうちの3点は「井川投手の責任」になるんですよね。
当然、ただでさえ開幕から不調だった井川投手の「防御率」はさらに悪くなります。
(ちなみに「防御率ってなに?」というご質問に関しては過去記事をごらんください。
http://kyoukara.seesaa.net/article/2571865.html)
また、清原選手はジャイアンツのキーマンとも言うべき選手であり、彼が気持ちよく打つことによってジャイアンツが今後もペナントレースで調子に乗ってしまうということも考えたのでしょう。
しけたろうヘッドコーチがおっしゃるように、どちらの言い分もまぁ「もっとも」ですし、ファンの間でも意見がわかれるケースですね。
あと「暗黙の了解」については、「ヤクルトの藤井投手がそれを守らなかったがために野次られて泣かされた」という事件が過去にありました。
http://www.89yashiki.com/hige_01-5.htm
元プロ野球選手の屋敷さんは上のコラムで「そんなルールなどない!」と断言しておられますね。
というわけで、これらの件に関する皆様の自由なご意見や補足コメントよろしくお願いいたします。
さて、今日は中日対巨人の試合がナゴヤドームでありました。
僕はタイガース戦をテレビで観ていたので、ちょっと中日戦は最後岩瀬が出てきたところからしかチェックしていなかったのですが、ネットの速報で以下のような記事を発見。
◆巨人清原500号不発、川上に脱帽
通算500本塁打にあと1本と迫っていた巨人清原だが、中日川上の前に単打1本を放つのが精いっぱいだった。「ボールに力があった。きょうは完全にねじ伏せられた。参りました」と脱帽する。
(中 略)
8回で降板予定だった川上が、清原との対戦を希望して9回も続投となった。清原はそんな心意気を感じたのか何度も「憲伸(川上)は気合が入っとったな」を繰り返し、満足げな表情を浮かべた。大記録達成は足踏みしたが、それ以上に真っ向勝負を挑んできた相手と好勝負ができたことを素直に喜んでいた。
なんか昨日のタイガース・藤川球児が完全に悪者みたいじゃないですか。
そりゃ川上憲伸の武士的な考え方に「さすが!」と言いたくなる日本男児・清原の気持ちはわからなくもないですがね、それって単に勝負に対する考え方の違いってだけじゃないのかなって思います。
いや、僕としては藤川投手と清原の対決、見ごたえがありましたよ。
決してフォークばかり投げていたわけではなく、ストレートも交えて堂々と追い込んだ結果ですから、藤川にたいした否はなかったものと思われます。
だって、カットして逃げることも可能なわけですから。
それで打ってこそ「さすが清原!あっぱれです」となるわけで。
あの場面で最後に直球勝負が観たかったか?と言われればそんな気もしますが、危険は多すぎます。
清原を調子に乗せることは、今後のペナントレースにも影響が大きいですから。
あの試合に限っても、あそこで打たれていたら、その後どうなったものやら…。
ただでさえ3試合ともビッグイニングが連発するような試合を繰り広げていた両軍ですから。
「迷った時はストレート!」
投手たるものの心構えを表現するために、上記のような言葉があったと思います。
ただ、あの場面のバッテリー(藤川投手と矢野捕手)に迷いはなかったわけです。
「アウトを確実にとるためには、フォークボール!」
最高の選択だったんじゃないかな?
それこそ真剣勝負に徹している気が個人的にはします。
仮にあの場面で巨人側から「清原にはストレートを投げてくれ。そのかわり、ウチのチームは絶対にそれ以上の反撃をしないから」という「暗黙の了解」でもあったなら別ですが…。
「大差の場面では直球勝負!」という暗黙の了解が仮にあったとしても、「そのまま負けますから」という暗黙の了解はないのです。
総じて考えるに、清原だからマスコミも面白おかしく書くし、清原だからこそ物議を呼んだ問題なんでしょうね。
似たようなことを、たとえば横浜の佐伯選手あたりが言ったところで、それは新聞にすら載らないかも。
載ったところで、「まぁ、そういうもんかなぁ。直球勝負はわかりやすくて楽しいもんな」で終わっていたでしょう。
清原の500号は素晴らしい記録ですが、それに頼りすぎる野球中継には個人的に閉口ぎみ。
今季ハイペースで本塁打を量産する清原に対して「500号 生みの苦しみ」なんて表記する新聞もなんか間違ってるぞ。
清原選手には、あくまでも500号は通過点という気持ちで頑張ってもらいたいですね。
ともかく冒頭に挙げた「きょうろぐ」のコメント欄では、何件か清原選手を批判するコメントが匿名で寄せられておりまして、なんかサイトの趣旨にあわないなと思いましたので、ここに記しておきました。(反論などのご意見は是非こちらの記事にどうぞ)
それでも「野球=興行」と考えた時にはいろいろと考えさせられる問題であり、はっきりとした結論はまだ僕のなかで出ておりません。
「自分は阪神ファンである」という立場を大事にして、ここでは語ってみました。
ストレートも空振り、フォークも空振り。三振したバッターが何言っても、かっこ悪いだけですって。
点差があって満塁の場面で変化球、特にフォークを投げるなってのは、ボールになる確率が高く、点差がついてるのに押し出しなんて見せられるお客さんはたまったもんじゃないと言うことから、ストレート勝負するもんだと言う感覚は確かにあった気がします。
でも、ストライクのフォークで勝負できた藤川になんの問題も無いんじゃないすかねぇ。
そもそも、ストレートなら強気で、変化球なら逃げと言う感覚も、しょぼいバッター側の理屈の気がしますねぇ。
世間的にも、今回の清原発言に関しては、「何言ってんだ」的な意見が多いように感じますねぇ。
こういう人の「気」って、集まると力を持つと思うんですよねぇ。
大丈夫かのぉ、キヨマー…
いや、二日連続で新聞がこういった論調の記事をのせていたので記事にしてみたまでです。
「藤川卑怯」「川上あっぱれ」
ちょっとそれはなぁ…と。
ゴジラ松井と本塁打王を争っていたペタジーニ(当時ヤクルト)に、「敬遠指令」を出したのはジャイアンツベンチでしたし、それで上原はマウンド上でくやし泣きをしていたわけで…。
それについて清原ならどう考えるのでしょうかね?単純に興味があります。
>こういう人の「気」って、集まると力を持つと思うんですよねぇ。
大丈夫かのぉ、キヨマー…
僕は個人的に500本目を打ったあとの清原が気がかり。
一気に気が抜けて、しわしわのおじいさんになりそうで…。
あっ、こちらも酔っ払いです…
最後、「ねぇ」の四連発になってて、「ねぇねぇ教の教祖」みたいになってます…
僕は88円で安売りしていたモスコミュールがあるんで、これでいいです。
周りにきちんと意見できる人がいないんでしょうか。
まあ仮にいなくても、自分で判断して欲しいのですが。
子供の頃、西武にいた清原選手が好きだっただけに、今の清原(あえて敬称略にしたい)は本当に残念です。
清原は「自分が何様なのか」を見失っている気がします。
それはメディアにも責任がありますよね。
僕が高校時代の恩師に言われた言葉
「”誇り”と”プライド”は同じ言葉だが、ニュアンスが少し違う。”プライド”に振り回されず、”誇り”を持て。」
清原はホームランバッターの”誇り”を捨てて、”プライド”にしがみついている気がしてなりません。
今の勘違いした清原がたとえ何本ホームランを打とうと、僕は彼を尊敬しません。見るだけで腹が立ちます。
もっと何が”誇り”なのかを見つめ直して欲しいなぁと思います。
そもそも暗黙にする意味が分からない。「そんなの知らねーよ!前もって言ってくれりゃいいだろ!」と、結局あとで困るんですよね。
場所はナゴヤドーム、ファンが喜ぶとしたら、自分が清原を黙らせる瞬間において他にないと思っていたのでしょう。
カモにされたともしらず、清原ったら……。
あ、もうひと言だけ、よろしくて?
自分の発言をマスコミにおもしろおかしく書き立てられるのは、清原にスキがあるからです。自分の言動がどれだけ興味本位で取り上げられているかくらい、自覚がございましょうに。
「”誇り”と”プライド”は同じ言葉だが、ニュアンスが少し違う。”プライド”に振り回されず、”誇り”を持て。」
清原はホームランバッターの”誇り”を捨てて、”プライド”にしがみついている気がしてなりません。
うーん、なんか心にしみる言葉ですね。
僕はこの言葉にインスパイアを受けて、「ブランド」という言葉を思いました。
プライドに振り回され、清原ブランドを大事にしすぎるあまり、あのような発言が出ると。
あなたのブランドを守るためにはOKな発言でしょうが、相手のブランドに敬意をもって思いをはせた時に、その発言はどうなんだ?と。
相手にファンも知らない「暗黙の了解」を安易に押し付けて、自分が打てなかったことの言い訳にするのはたしかにつまらない。
結果的に「自らのブランド価値を知らず知らずのうちに下げている」とも言えそうです。
ま、メジャーのほうがいろいろと暗黙の了解が多いともききますが、どうなんでしょうね?
ファンもそれは知っているんでしょうかね?
僕が思うに、「暗黙の了解」っていうのはファンサービス重視の流れに反しているのではないかということ。
大差の試合であろうと、投手は目の前のバッターを真剣に討ち取ろうとし、打者は真剣にそれをかわしつつチャンスをうかがう。
そして大差であろうがなかろうが、常に全力疾走。
「長いシーズンを考えたら、そんなことはできない」といわれそうですが、それこそが真のファンサービスなんじゃないかなと思います。
その考え方、好きだなぁ。
これを聞くと、あえて井川もしくは藤川のそれも見たかったように思いますが…ちょっと憲伸とは役者が違うかな(失礼か)?
>自分の発言をマスコミにおもしろおかしく書き立てられるのは、清原にスキがあるからです。自分の言動がどれだけ興味本位で取り上げられているかくらい、自覚がございましょうに。
おっしゃるとおりかもしれません。
あと僕が思うに、清原がこれだけさまざまなブログで批判されるのは、所属する読売ジャイアンツという球団にもスキが多すぎるからだと思います。