ランダムなまず庵

 何事にも一寸手を出すが人並みに出来ず、中途半端なその日暮らし・・何でもありの風来ブログ、暇にまかせて「庵」ってます。

天が我に与えし試練

2007-02-11 06:41:37 | 世相雑感

  待ちに待った地方公務員生活の60歳定年、5年間の外郭団体での嘱託もつつが無く終えた。 

  大過なくとは「珍香も焚かず 屁も放らず」で毒にも薬にもならない、居るか居ないかわからない空気のような能無し人間の例えであり、この状態は害毒であることに気付いていない人も多いが、正にこの私の姿である。  愚直に真面目にやってきただけのこと、決して「天下国家」のお役にたったわけではなく、自慢のできることではないが卑下する程でもない。   

  さて、これからどうしょうか、取り敢えず、地域の「4年制の高齢者講座」に申し込んでみた。応募者が多く抽選で運よく当たったまでは良かったが、ヒョンナことから、当たらなくてもよいのに50人位の「班長」さんまで当たってしまったのである。初対面の面々では優秀、有能な人材も分からない、しょうがないなアーでシブシブ引き受けるよりしかたがない。                                     

   ゆっくり歴史や環境問題などのお勉強をしようと思っていたところ、降って湧いた災難である。「長」が付くものは、6年前に縁切りの筈だったが・・・今度の班長さんのお仕事は「人出し」「パシリ」で何のことはない「小間使い」である。  

   3カ月も経つと、何と!なんと!それぞれ長年培ってこられた人生観、価値観の違う、各分野の経験豊富なベテランの集まりはそれぞれ有能、優秀で特異な個性を発揮する人、出来る人が一杯いたのだ。さすがに、その割には、いわゆる「昔の名刺」があまり出てこないのはご同慶の至りである。 

  この役は何かにつけて、人前で「くだらないことを偉そうに・・」言う場面が多く、生来の口下手人間には苦痛そのものであった。それも昼休み、昼食時でしかなく、聞く方も食べながらで大変であるが、こっちも「サンドウィッチ」か「おにぎり」で食べながらである。 健康上にも問題があり、神経質な者には不適で2~3キロ肥ってしまった。

  人によっては「何がそんなに大変なんだ!大したことじゃないよ!」言うかもしれない、それは「コロンブスの卵」である。

   しかし、これも「天が我に与えし試練」と受け止めるしかなかった。 かっては口よりも手が早かったのが、この10カ月の大役で人間学、お年寄学を十分に味わったことで、本来のお勉強よりも、忍従、我慢の真髄を会得出来たことは、生い先短い老人にとって有難いことだった、今後の3年間はピッチャーから外野に回り、余裕と自信を持って取り組めるゾーと感謝出来る様になった。 遅きに失するが、我ながら成長したとか、人間が出来てきたとかというものなんだろうか。

 万事塞翁が馬  人間到るところ青山あり  禍福は糾える縄の如し   

 こんなところでしょうか!  こんな仙人の独り言!

 謝々謝々 大家! 同学们! 再見!   ハハアー呑気だネ!!!



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