about him

俳優・勝地涼くんのこと。

『週刊なびTV』

2007-06-01 01:41:21 | 他作品
BS2夜の情報番組。2006年1月13日放映分に勝地くんがトークゲストで出演。
当時公開中だったアニメーション映画『銀色の髪のアギト』(勝地くんが主人公アギトの声を担当)の話が主でした。
ナビゲーターの加藤晴彦さんの天然なネタ振りや脱線をコメンテーターの玉川美沙さんがさらっとフォローする、という進行が面白かったです。

トーク番組の勝地くんを見たのはこれが初めてでした。
フレンドパークの時とはうってかわって(笑)、雑誌のインタビュー記事のイメージ通りな、落ち着きと初々しさの同居した好青年でした
(「今年で20歳」と言ったらえらく驚かれてましたが、むしろ加藤さんが31歳というのに驚きました。てっきり20代半ばくらいなのかと)。

最初野球チームの話が出たさいに、野球のユニフォームを着てる姿が想像できる、「さわやかな野球青年」「かっこいい、寡黙な感じでね」と口々に言われてましたが、まさにそんな感じ。
自分から積極的に話を進めることはしなくても、質問には丁寧に言葉を選びながら、控えめだけれどはきはきと答えてくれる。相手の目をちゃんと見て、笑顔も交えながら。
ラスト照れ笑いしながら「いえいえ」というように手を振るところとか・・・いいなあ♪

なんか勝地くんて、外見(声も含めて)と中身と演技の質が見事に一致しているような気がします。真っ直ぐで凛としていて透明感があって。
日頃顔で人を好きになることはまずないんですが、彼の顔立ちには妙に惹きつけられるのは、外見に精神がそのまま映し出されているように思えるせいかな。

アフレコの風景を紹介してくれたのは嬉しかったです
なんか笑い声が連続する場面を録っていたようですが、ブース外のスタッフが見ていた画面の動きからいって、おそらくオープニングテーマから間もない、アギトとカインがアギトの家手前のはしごを走る場面かと思われます。
『アギト』関連のインタビューでよく話していた「演じるうちに気がつけば裸足になってズポンの裾もまくっていた」エピソードも出てきました。
彼が、不慣れな声のみの表現にいかに真面目に一生懸命に取り組んだかがうかがえます。
まあこれ、本人も『シネマ・シネマ』2006年1月号で言ってたように、音響監督泣かせなんですけどね(ごそごそ動くと雑音が入ってしまう)。

玉川さんが「すごい素敵な作品ですよね」と言ったときに「ほんとに音楽もすごい素晴らしいし、映像もきれいで・・・」と答えていましたが、確かにKOKIAさんの歌うオープニング、エンディングをはじめ音楽は良かったし、リアルなCGの質感も美しかった(その分背景からちょっと浮き上がってたようにも思えましたが)。
その後『銀色の髪のアギト コンプリート』(『アギト』の設定資料他を載せたムック本)の杉山監督インタビューや監督のブログを読んだところだと、監督自身も音楽や映像にとりわけ深い思い入れを持たれていたようです。
音楽は初期段階から力を入れていた分野だけに、何かと制約が多かったであろう本編以上に監督のカラーが強く出せたというのがあったのかもしれません(『アギト』の詳しい感想は次回で)。 

番組締めの挨拶のとき(勝地くんが帰ったあと)、「今どきの若者はしっかりしてる」「若者ならではの地に足の着き方」と評されていたのが嬉しかったです。
トークの終わりごろに話していた「マイペースに目の前の仕事を一生懸命やる」というスタンスも、番組中で見せた言動の一つ一つも、堅実だし誠実だった。
勝地くんのファンになってから、彼の友達を中心に若手俳優(女優)さんのインタビュー記事をちょこちょこ読むようになったんですが、みんな仕事や家族、ときには社会のことも真剣に考えていて、映画やドラマでばんばん主役を張ってるような人でも、慢心するどころか自分の現在と未来を冷静かつ謙虚に見つめているのに感心させられます。
学校や会社という枠組みに守られていない、若くして身一つで勝負しているからなのでしょうね
(事務所の力というのはあるでしょうが、それが一般客の評価を左右できるわけじゃない)。
彼ら彼女らが切磋琢磨して、素敵な作品をどんどん生み出していってくれることを願います。
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