えいちあーる亭日誌

日々の徒然、株などを語り ハッピーリタイアメントを目論むノーテンキなブログ

- 都へ つれづれなるままに-

俗物図鑑

2017-08-13 20:49:21 | 航海日誌
先日の記事で己の信じるもの、信じたいものとの距離のを感じた えいちあーる亭 亭主
その距離の範囲にあるモノへの絶対的な信頼感 基督教とはこうしたものか。終焉のふちにあってなおそばに寄り添う。(そう思わせる)

信頼の距離感 ならば俗物な えいちあーる亭 亭主 俗物の視点で評価を下してより良いものを世に広めていきたい と、願うばかりで。。。


ほんの半世紀前、この町内はそれぞれが独立した個人商店。〇〇銀座とかそんな名前も付くこともない町はずれの生活圏を支える商店街。お隣はうどん屋さんで志のだうどんがおいしくて、人柄がまんま顔になったご主人の作る赤出汁が何とも深くて。班の葬儀の時には勘定酒という香典の仕分けの報告と送別と慰労を兼ねた寄合で毎回作ってもらった赤出汁のうまみをみんな口々に語り合って、父の代わりに出席するようになったわたくしも、この店の味で送ってもらうんだろうなぁ。そう思ったのに、転居して盛況と聞いたのに つてで聞いた大将の訃報に駆けつけたら家族の一人が姿もなく・・・ 聞かなければよかった。

うちの近所でいうなら 八百屋さん、自転車屋さん、呉服屋さん、貸本屋さん、釣り道具屋さん、和菓子屋さん、指物屋さん、表具屋さん、紫檀黒檀さんめずらしいところではブラシ屋さん
歩いて行ける、自転車で行ける。そんな範囲での暮らしが確かにありました。そんな社会で一筋貫いてきたのは信用。うちが売る以上間違いのない品という自信。

物流改革の中、資本にモノを言わせた安値攻勢とサラリーマンで暮らした方が楽じゃねぇの、と思った同世代。転換点はまさにあそこにあったんじゃないかしらん。

波紋を遠くまで伝える資本、でも、池の中で立ち枯れた朽ち木に当たって波紋は変化する

その変化の兆しを伝えたい。おいしいもの、便利なもの。口コミを探って見つけた体験。CMで売れてるからって楽してんじゃねぇよ。 世の中にはこんなにいいものがあるんだ
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Made in god

2017-08-11 20:51:50 | 航海日誌
先日のマザース市場の急落を見て相場は淵のほうから欠けていく といったコメントが気になったのと 期待したリバウンドも出来ずに下げに転じるチャートに空気の抜けたボールを感じたわたくし。 無理をして参加することもなしとチャート画面を横目で見ながらamazonプライムの映画を眺めながら翻訳がいいのか脚本がいいのか久々に心に響くセリフを見た えいちあーる亭 亭主

「科学は面白いと思った問いに答えを出さない。だから神にすがろうとした」「たまたま拾った石の裏に(誰にも読めない文字で)神のつくりしものと書いてあったりするんだ」

疑いもなくそんな奇跡を 今わの際につぶやける人生 森羅万象を神の御手に任せきればそんな心境にもと思うものの その救いを求める心と神との距離に気がついて滂沱の涙する えいちあーる亭 亭主

仏教はおそらく誰もが避けることのできない死に対する心構え 作法から始まったはず、暮らしが豊かになって、この世への未練が募る社会的時期に世界三大宗教が勃興したBC500年代。身近な仏教でいうなら袈裟(カーシャ)は葬られた死者のまとっていたはぎれを紡いで僧侶が着た法衣に始まる言葉で、中国を経て日本に伝わる間に階級としての身分の象徴になったのは興味深い。まずこの国の知識階級へのアプローチは禅。権力中枢への取り込みは大乗仏教。ルターの宗教改革を待つまでもなく現世利益をうたう勢力が強いのは洋の東西を問わす 現代の新興宗教と構造は同じ。


たまたま拾った石の裏に(誰にも読めない文字で)神のつくりしものと書いてあったりするんだ




お盆を前に 罰当たりな宗教への考察
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酔って候

2017-08-06 13:51:15 | きいてきいて
柳ジョージ&レイニーウッド 訃報を聞いてかなりの歳月が過ぎて(2011年10月10日)youtubeを彷徨う中、「さらばミシシッピー」の2005年のバージョンを発見。わたくしの知る柳ジョージから20年ほど経過した彼の唄を聞いたわけで。トゲというのかカドがあるといえばいいのか胸に落とし込むのにも心地よい痛みを感じたはずの彼の唄。「コインランドリーブルース」に至ってはかってわたくしが好きだった「♪ 最後の服を洗い終わったら、この町を出ていこう」のフレーズがどこかのバーの片隅でたまたま隣り合せた誰かさんに昔の思い出話を語って聞かせる幸せな老人の風情すら感じた えいちあーる亭 亭主

NHKの小椋佳の生前コンサート 録画したもののなかなか見る気分になれなかったのだが 彼を知った「潮騒の歌」 音域もぴったりで弾き語りにはよく使わせてもらったものだが、生前コンサートの彼の唄い方は「しおさぁいのはぁまぁべで(潮騒の浜辺で)」の母音を外した軽さがあって あの頃の、あのものやわらかな声の中にも主張したい、聞かせたいといった想いが見え隠れしていたんだ、認められたい 誰かの心に響け そんな欲が透けて見えるような、そこがわたくしのひがみにも似た悪意が引っかかったのかも。そんな力みがとれた彼の唄は今、ようやくストンと胸に落ちてくる

そんな欲の真っただ中のわたくしのトゲはいつぬけるのやら


柳ジョージ 享年63歳

https://www.youtube.com/watch?v=d-Lel2S_b6A追悼番組  酔って候






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坂崎幸之助商店