夜空ノムコウ
あれからぼくたちは何かを信じてこれたかな
夜空の向こうには あしたがもう 待ってる
誰かの声に気づき ぼくらは身を潜めた
公園のフェンス越しに夜の風が吹いた
君が何かつたえようと 握り返したその手は
ぼくのこころの やらかい場所を今でもまだしめつける
あれからぼくたちは 何かを信じてこれたかな
まどをそっとあけてみる 冬の風のにおいがした
悲しみっていつかは 消えてしまう ものなのかな
ため息はすこしだけ 白く残ってすぐきえた
歩き出すことさえも いちいちためらうくせに
つまらない常識などつぶせと思ってた
君に話した言葉は どれだけのこっているの
ぼくのこころのいちばん奥で カラ回りしつづける
あのころ の未来に ぼくらは立っているのかな
すべてがおもうほどうまくはいかないみたいだ
このまま どこまでも日々はつづいていくのかな
雲のない星空が まどのむこうにつづいている
あれからぼくたちは何かを信じてこれたかな
夜空の向こうには もう明日が 待っている
寝室でカーテンを閉める前についでに窓を開けてみる
ついこの間までの凍てついた夜に聞こえてくる列車の音 カタンコトン カタンコトン カタンコトン・・・はもう聞こえなくて
あきらかにひとつ冬を越えたぬくもりすら感じる抱擁感のある大気
明日なんか来なければいい と思った夜も越えて迎える11回目の春も近い夜に、ふいに思い出したあのころの曲
オヤスミ はよねいぃな(早く寝ろ)