貞明皇后の「御歌碑」が戦前療養所に建てられ、隔離収容が推進される

つれづれの・・・の１番はよく知られています
２番から後を知らなくて長島愛生園の故金泰九さんに教えて戴きました。
そしたら、FAXを送って下さったのです
「２番は一揆の歌のように思う、３番は長島を思った歌ではないか」と言われたのが忘れられません


昭和七年十一月宮中女官の月例歌会に
「らい患者を慰めて」と題した貞明皇后の御歌

つれづれの友となりても慰めよゆくことかたきわれにかはりて

ものたらぬ思いありなばいひ出でよ心の奥にひめおかずして

市町をはなれて遠く島に住む人はいかなるこころもつらむ

宮人のおくりし家のたつそのによき日よき月すぐせとぞ思ふ

見るからにつゆぞこぼるる中がきをへだてて咲ける撫子のはな