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「青い鳥楽団」の五郎ちゃん逝く(8月16日未明)涙そうそう

2015年08月20日 13時57分28秒 | Weblog
近藤宏一さんを尊敬し
近藤宏一さんが大好きだった
五郎ちゃんは逝った
10月には納骨堂の前で
ハーモニカコンサートをしようと約束していたのに
もう逝かれた
もっと早く出会って
いろいろいっぱい
いっぱい聞きたかったことが多いの・・・に
五郎ちゃんも同じことを言ってくださった。
青い鳥楽団のことを後世に残したいと
五郎ちゃん

山陽新聞の「青い鳥楽団」連載も近いのに
優しい後見人さんが読んであげたいと
待っていたのに

五郎ちゃんはお通夜も
告別式もいらないと
遺言
私たち夫婦はお別れの対面
お別れに来てくださった介護員さんたち
愛されていたんやね


三重出身
故郷との縁を切って
生涯を療養所で生き抜いた
五郎ちゃん
近藤さんのおかげでいい人生やったと
語る五郎ちゃん
今頃近藤さんと出会い
ハーモニカ握っているかな

連れ合いは近藤宏一さんの形見のハーモニカ
10月にふきます。
五郎ちゃん
聴く側にまわってしまった。


近藤宏一さんの詩


五郎よ
君は暗い瞼のうらに波を描く
ドレミの波を描く
ドレミのミ ミファソのソ
ラミファレ ミドレシ ドミソ
ラミファレ ミドレシ ドミド
 音符の一つ一つはそれじたい点に過ぎないが
それらを一本の線によって繋ぎあわせ結びあわせるとき
それらは波となる
波は生きる 波は呼吸する
暗い瞼のうらにそれは美しい光をにじませる
そして仲間の波と重なり合い もつれあい
やがてそれは心のハーモニーとなる
大きく豊かな放物線の頂点には
はればれとした海のひろがりを
地を這う底辺にかぎりなく深い祈りを
五郎よ
君は波を描く
その波の中へおのれを没入させる
波のなかでほほえみを 泪をしるし
見えない目
萎えた足
萎えた手足
そんなときなんのつまらぬ自己が存在しようものか
五郎よ
君は波の中で生まれかわる