宮川歯科医院 院長ブログ

堺市西区の宮川歯科医院 院長の宮川和人がブログで色々なことを語ります。

味覚障害

2006年12月18日 | 歯のお話
 せっかくのごちそうをおいしく感じなかったり、いつもと同じ食べ物なのに味が
変わったと感じたり、さらに全然味を感じなくなったことはありませんか?そんな
状態、味覚障害についてのお話をします。

『原因』
 食生活、薬の副作用、全身疾患、精神的ストレスなどがあげられます。また、舌そのものや口の中の上皮の変化や炎症が、直接、味覚に影響することがあります。
それには、舌苔(舌の表面に付着する黄白色の苔のようなもの)の蓄積、舌炎(舌
の炎症)、口蓋扁桃炎(扁桃部周囲の炎症)などがあります。

 食生活によるものは若い人に多く、ファーストフードやインスタント食品などを
食べていると、体に大事な亜鉛の量が不足し、味覚障害になります。また、激辛
料理ばかり食べていると舌の味を感じる器官(味蕾)が減ってしまい、味を感じにくくなります。さらに、無理なダイエットも原因のひとつです。

 副作用を引き起こす薬ですが、これには尿を出す薬(利尿剤)や血圧を下げる薬
(降圧剤)などがあげられます。また、糖尿病や肝臓の病気、さらに火傷や妊娠も
味覚障害を引き起こします。それ以外にも、嗜好品としてタバコやお酒、精神的
ストレスも味覚に影響を与えるものとして注目されています。

 もし味覚障害になったら、まず味覚検査のできる専門の医院でその原因がなんで
あるかを正しく突き止めてもらい、原因にあった適切な治療を受けてください。

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