どうなってんだ？杭州！？

朝食兼昼食をケンタッキーで食べた。
本当は昼食を兼ねるつもりは無かったのだが、昼食の時間が無かったのである。
タクシーに乗って玉泉に向かうと、道路は大渋滞で全然進まなかった。
タクシーを降り、歩いて向かうことにした。
植物園の中に玉泉はあった。
午前中一杯、ここを散策し、今日のメインである霊隠寺にタクシーで向かった。
やはり凄い人込みだった。
メインのお寺は階段を登っては大きな建物と石仏があり、また階段が続き、建物、石仏の繰り返しだった。
全部で何段登ったのだろうか？
まっすぐ進めば大したことは無いのだろうが、中国では一つ一つの石仏に膝を床につけお祈りをする。
その石仏はなんと338体もあるのでそれだけでも大変な苦行である。
一番上の石仏に到着した頃にはみんな汗だくだった。
ちょうど上海へ帰るバスの時間が近づいたので下山することにした。
霊隠寺周辺にはタクシーがたくさん待機していた。
一日タクシーを借り切る人も多いので、そのタクシーには乗ることができない。
でも、貸切のタクシーではなく長距離の客を待つドライバーもたくさんいて、ホテルや市内へ向かう客は全く相手にしない。
散々待ったが、ホテルへ行ってくれるタクシーはいなかった。
こういう節度の無いドライバーを相手にしていても仕方が無いので、バスでホテルへ向かった。
バスは込み合っていたが、時間が迫っているので乗るしかない。
僕と彼女は満載のバスには慣れているが、両親は全く慣れていないので見ていて可愛そうだった。
バス停からホテルまで少し距離があったので、両親と荷物をバス停に残し、彼女と二人でホテルに預けてある荷物を取りに行った。
ホテルからタクシーで両親をピックアップし、高速バスターミナルへ向かうつもりだった。
が、ホテルが全然タクシーを呼んでくれない。
観光客が多い土日の為、タクシーがなかなか来てくれないのはわかる。
でも、ホテルとタクシー会社は何らかの契約を結んでるはずだし、土日であろうがタクシーを用意できるはずである。
全く見通しが立たないので、ホテル側で車を用意させろ！というと、バスターミナルまで１５０元かかる。と言い出した。
しかも、その車も出払っていて、いつ帰ってくるのか良くわからないと寝ぼけたことを言っている。
バスターミナルまでタクシーでも２０～３０元程度である。
それがどうして１５０元も必要なのか？それが宿泊者に対するサービスなのだろうか？
今更、このシャン○リラホテルには名誉挽回のチャンスは無いのだが、どこまで落ちていくのだろうか？
そんなやり取りをしていると、シャン○リラの宿泊者がタクシーでホテルに乗り付けてきた。
すかさずそのタクシーを捕まえ、バスターミナルへ向かった。
路線バスのバス停で待ちぼうけで不安の塊の両親をピックアップし、バスターミナルへ向かった。
バスターミナルにもかなりギリギリで到着したが、なんとかバスに乗り込むことができた。
このバスも、ホテルのビジネスセンターで予約したのだが、目の前で予約したときは４時１５分のバスだった。
それが玉泉を観光中に電話があり、５時１５分になった。
更に電話があり、５時４５分に…
ホテルでチケットを貰ったときには５時３５分になっていた。
行き先も上海の徐家匯だったはずだが、バスが到着したのは上海駅だった。
別に上海駅でも構わないが（本当は徐家匯が良いのだが…）、変更になったことをホテル側は何も言わなかった。
さすが史上最低のホテルである。
どこまでもやってくれる。
両親のホテルへ移動するためにタクシーに乗った。が、この運転手、上海市内がさっぱり？？のドライバーで、全く頓珍漢な方向へ向かってしまった。
道が違うことに気が付いた彼女はドライバーと喧嘩が始まった。
完全にドライバーが悪いので、手助けするまでもなく、適当なところに降ろしてもらった(もちろん料金は払わない）
苦労しながらもホテルに到着し、遅い夕食に向かった。
中国の鍋料理「火鍋」である。
とっても辛いスープにもできるが、マイルドなきのこ鍋にした。
火鍋が始めての両親も美味しかったようで、かなりたくさん食べてもらえた。

杭州の町並みは素晴らしかったが、杭州のサービスはとっても最悪だった。
国際観光都市として杭州は観光に力を入れているはずだが、これでは田舎の観光以下である。
もう少し人並みのサービスを勉強して欲しいものである。

明日は両親も帰国する。
飛行機は９時半。
僕は５時半起き！
ああ、今夜も睡眠不足…