紆余曲折のあちこち滞在記(越南編)

日本から上海、そして日本、気がつけばフィリピン。
かと思えばベトナムへ。
どこへ行くのか?紆余曲折の滞在記。

麻婆豆腐はご飯が進む

2003年11月30日 21時28分04秒 | Weblog
久しぶりにマッサージに行った。
その店は全身もできるがどちらかと言うと足専門である。
以前、一度来たことがある店で、マッサージをやってくれるのが全員若い女の子だというのが特典である(笑)
幸か不幸かここでは過剰なサービスは受けることができない。
しかし(しかし…なのか??)、若い子に揉まれるのは気分がいいので気に入ってる。
ただ、若いだけにマッサージ自体はもう一つなのが残念。
とりあえず一時間足をマッサージしてもらうと気持ち良くなりうとうとしてしまった。
マッサージが終わり、全身もどう?と聞かれたので、そっちもお願いすることにした。
足はなかなか気持ち良かったが、全身は専門外だけにやはり今ひとつだ。
本格的に全身をやってる店では、ベッドに一箇所穴が開いていて、うつ伏せの時はその穴で呼吸を普通にすることができる。
この店にはそんなベッドはないので、うつ伏せになるとひたすら呼吸がつらい(苦笑)
何はともあれ2時間で70元だった。

ちなみに中国、韓国、台湾など東アジア全般では床屋で過剰サービスを受けられることがある。
上海でも明らかにそれっぽい床屋を見かけることがある。
僕はいずれの国でもそのようなお店にはお世話になったことはないが、経験者の話によるとサービスの内容によって値段は変わり、多くの場合交渉制のようだ。
交渉力に自身のある方は、是非お試しあれ。

日本料理だとランチが40元!高すぎ!!

2003年11月27日 21時28分45秒 | Weblog
来週の土曜日6日から15日まで帰国することにした。
と言っても、船なので8日まで入国できない。
帰国の理由は二つあって、一つは免許の更新である。
海外に在住している人は6ヶ月間更新手続きをしなくてもいいそうだが、できるだけ時間のあるときに船の半券を使ってしまいたい。
もう一つの理由がBATICの試験が12月14日にあることだ。
BATICとは東京商工会議所主催の資格で日本の会計と国際会計の会計制度を再構築する実力を計るものである。
一見難しそうだが、レベル的には日商簿記2級程度だそうだ。
一応、2級は持ってるので、英語の実力と国際会計制度が理解できれば問題はないはずだ。
点数によって4つのレベルの評価が与えられる仕組みになっている。
目標はもちろん最高レベルのControl levelだが、現実の実力では一つ手前のAccounting Manager levelがいいところだろう。
試験が近づいてきたこともあり、最近は勉強する時間を意識的に設けている。
が、残念ながら全然間に合ってない。
大丈夫なんだろうか?(苦笑)

徐家匯の太平洋百貨店にICHIDOというパン&ケーキ屋ができた。
ちょっと前まで中国のケーキやパンはとっても不味いと評判だったが、最近はなかなかの物もあるらしく、このICHIDOも美味しいとの噂。
見た目は結構良さそうだ。
しかし、外見に騙され、大変な思いをしたことがここ上海では何度となくある。
甘いものはあまり好きではないが、チーズケーキはたまに食べたくなることがある。
彼女の家で夕食をする予定なので、試しにいくつか買ってみることにした。
夕食(中華)後、試食してみた。
うん、なかなか美味しい!
中国のケーキ(ケーキに限らないが)にしては、かなり小ぶりで日本のケーキのサイズとほぼ一緒だった。
値段は8元~10元程度。
日本円で考えると十分に安いのだが、こっちのラーメンの3倍の値段。。。如何なものか??

33ハイ目に到着しました

2003年11月22日 21時26分10秒 | Weblog
上海図書館では禁煙はもちろん、携帯電話、撮影、飲食物も禁止である。
そこらへんは日本と同じだと思う。
各フロアの閲覧できる部屋の入り口までは自由だが、部屋に入ると規制される。
ところが中に入ってみると、ペットボトルや水筒が机の上に置いてる人もいるし、思いっきりパンをかじってる人もいる。
まあ、中国なのでこういうことは良くある。
ホントはいけないことだが僕もコーラを持ち込むことにした。
IDカードを通し部屋に入ると、スタッフから「飲み物は持ち込まないで!」と取り上げられてしまった。
理不尽なのだが言葉が自由ではないので問い詰められない。
仕方なく、コーラを預け、館内で勉強を始めた。
前回は失敗したのだが、今日は飲食物をノートや参考書を入れる袋に入れて持ち込んだ。
この部屋にはカバンは持ち込めないが、ノート類を運ぶための袋は許されてるようだ。
ちょっとドキドキしたが、問題なく飲食物も持ち込めた。
適当な席で勉強を始める。
もちろん机の上にはペットボトル、携帯電話、チョコレートを置いてだ。
室内にも図書館員はあちこちいるのだが、彼らの問題ではないようだ。
明日も図書館で勉強する予定。
ちょうど図書館の前にLAWSONがある。
明日は何を持ち込もうか?

ようやく冬模様

2003年11月21日 21時21分40秒 | Weblog
彼女の実家から蟹が送られてきた。
今度は売り物で、かなりでかい。
でかいと言っても、日本の蟹に比べると全然小さい。
ちょうど花咲ガニくらいの大きさだろうか?
ちなみに花咲ガニは10年程前に根室で嫌というほど食べた経験がある。
夕方ごろ友達と駅前で茹でた花咲ガニを6ハイ1,000円で購入。
駅の待合室で、周りの目を一切無視して食べまくり、更に宿泊先のライダーズハウスでも1パイ食べることになった。
蟹はそんなにたくさん食べられるものではない。
蟹の食べ放題のお店とかよくあるが、お客が日本人である限りお店側のぼろ儲けだろう。
いつか中国人を引き連れて蟹食べ放題の店をことごとく荒らしてやる。
何はともあれ、今シーズン29ハイ目をクリアし、例のごとく明日も食べに行くことになった。

先日、徐家匯で新たにDVD屋を発見した。
そのお店は日本のアニメが豊富だった。
日本のアニメはジブリの宮崎駿シリーズしか手に入らなかったが、最近はいろいろ出回っている。
おそらく台湾から入ってきたものをコピーしているのでは?
という訳で、Slum Dunk全7巻、機動戦士ガンダム0083全8巻、機動戦士ガンダムZZ全8巻、攻殻機動隊(Sky Perfect版)全7巻、Beautiful Life全6巻を410元で購入した。
これだけあればしばらく暇つぶしになるだろう。
早速、攻殻機動隊を見てみた。
なかなか面白いが、漫画や劇場で公開されたものに比べると、なんとなく底が浅い感じだ。
やはりテレビ放送ということもあり、マニア向けの劇場版より一般視聴者向けに仕上がってるのか。
ちなみに僕はマニアではない(断言)

この時期にしてはすごしやすい気温が続いていたが、明日より気温がグッと下がるらしい。
あんまり寒いようだったら、週末はDVD三昧になちゃうかな?

経験値もほどほどに…

2003年11月19日 21時23分57秒 | Weblog
昨日から雨が降り出した。
先月末に降って以来、今月は初めてだ。
市場調査に古北へバスで向かってると、あるバス停で運転手も降りてしまった。
どうしたんだ?と運転手の姿を目で追ってると、なんとケンタッキーに入ってしまった。
どうやら、トイレを我慢できなかったようだ。
腹が減っていたのか、食べ物も買って戻ってきた。
日本人のように、「トイレを使わせてもらって申し訳ないから注文する」訳ではなく、お腹が空いていたのだろう…

夕方、彼女と親父さんと3人での夕食を終わらせ(今日は蟹ではない)、バスで帰宅することにした。
徐家匯に着くと、乗車する人が一気に増え車内はかなり込みだしてきた。
年は17歳くらいだろうか?いかにも地方出身者の雰囲気をかもしだしてる女の子が前席の人に窓を開けてくれ!と頼みだした。
外は雨が降ってるし、特に暑くもない。
何事かと見ていると、その開けた窓から顔を出し、げーげー吐き出し始めた。
若い女の子がバスの窓から吐き出す光景は初めてだった。
が、今更そんなことでは驚きはしない。
このバスは上海でも屈指の大通りを通過していて、時間は19時過ぎである。
帰路へ向かう車で大渋滞しているのだが、わずかな隙を見付けては急発進、急ブレーキを繰り返している。
それはそのバスに限らず、周りの乗用車、バス、大型車も同様である。
この頃には車線は意味を持たない。
反対車線とを分ける中央の車線ですら本来の意味を失っている。
従って、隣の車との車間距離も相当狭くなっている。
そんなバトルが繰り返されてる最中、窓から顔を出してる彼女の顔がとなりのバスや大型トラックで吹っ飛んでしまうのではないかと不安でしょうがなかった。
目の前でそんな事故を目撃したくもないし、もし、そんな事が起きてしまうと、目の前にいる彼女の首なし肉体は僕めがけて抱きついてくるに違いない。
しかも、首から吹き上がる血液を顔面で受けなくちゃならない(汗)
そんな事態は絶対に避けたいので、席を譲ってあげたが、僕の心配をよそに彼女は窓から吐き続けていた。
一方、彼女の同郷の友達と思われる女の子は車内で痰を吐き捨てていた。
上海では屋外で痰を吐く人は少なくなってきた。
もちろん僕の彼女もしない。
中国は広いので、奥深い地方にまでモラルを普及させるのはまだまだ難しいだろうけど、せめて屋内や車内では痰を吐いたり、手鼻を切るのはやめようよ。

三日連荘はきついよ。

2003年11月17日 21時20分33秒 | Weblog
本日にて3日連続、今シーズン計25ハイを平らげました。
という訳で、今夜も彼女の家で食事をしました。
三日連続となる今夜は軽く予防線を張っておいた。
まず、僕の大好きなオーストラリアのワインメーカー「LINDEMAN」のカベルネソービニヨンを購入、ワインを飲めない親父さんへ老酒も購入。
メルーロースピザに宅配ピザを発注。
これで今夜の食卓は、アンチ中華!アンチ上海蟹!になるだろう・・・
そんな抵抗も空しく、親父さんは上海蟹を蒸し始めた。
とっても残念なことに、メルロースピザは最悪に不味かった。
これならピザハットにすればよかった。
そんな事情も手伝い、親父さんは強引に上海蟹を奨めだした。
結局、今夜は8ハイ頂くことになった。
ただ、初日に比べると蟹自体が痩せてきたのか、味もだんだん悪くなってきた。

食事も終わり、彼女の提案でマッサージに行くことにした。
その店は45分で35元だった。
とっても上手な人に当たったので、すごく気持ちよかった。
やはりマッサージ師によっては全然気持ちよくなく、ただただ痛いだけだったり、かえって疲れちゃうこともある。
ようやく明日は蟹を食べなくても済むようだ。
ああ、たまには日本の美味しい蕎麦が食べたい!!

なんか変な一日だ!?

2003年11月14日 21時20分03秒 | Weblog
7時の目覚ましに叩き起こされた。
今日は一日仕事がないので、上海図書館でBATICの勉強をするつもりだ。
とりあえず洗濯をしながら、近所に朝飯を買いに行く。
こっちでは朝食は菜包にすることが多い。
菜包は肉まんの餡が野沢菜みたいな高菜みたいなのが入ってるものである。
あっさりしてて、しゃきしゃきしてて、なかなか美味しい!
日本のコンビニで売ってないのがまったく不思議だ。
商品化すればおそらくヒットするだろう。
今日はその野菜まんとをいつものお店で買った。
菜包を一口ぱくつくと、なんかいつもと違う!?
・・・肉だ!?
中身を見てみると、なんとハンバーグ(照り焼き)が入っていた!!
割と美味しいのがだ、なんか釈然としない。
ちなみにその店には肉まんは売っていない。
何故、今日に限ってハンバーグまんになったかはわからないが、6角(10円)だけに、文句を言う気にもなれない。

上海図書館は有料である。
しかも外国文書が閲覧するには更にお金がかかる。
僕は外国文書を閲覧できる年間会員権(25元)をもっているので、この図書館は自由に使うことができる。
たかだが25元だが、有料だけあってここは静かだ。
中国は北京以外どこでもうるさい。
喫茶店やマックで勉強など絶対に不可能だ。
そういう意味で、ここは貴重な存在である。
夕食を彼女の部屋で食べる約束をしていたので、3時半まで集中して勉強をした。
上海に来てからはぜんぜん勉強してなかったので、なかなか英語の勘が戻らなかったが、途中からいいペースになってきた。
彼女の部屋に着くと、父親が南通から帰ってきたようで、大量の蟹が置いてあった。
どうやら、今夜は3人で食事のようだ。(そういうことは聞いてなかったが…)
親父さんは見るからに人が良い。
とっても優しそうだし、実際優しい。
中国において「遠慮」は美徳ではない。
むしろ失礼に当たる。
だから、僕は中国ではまったく遠慮しない。
自分がお客の場合、食べたいものをガンガン食べまくる。
が、親父さんは日本人が遠慮をする民族だと知っているのか、どんどん蟹を奨めまくる。
彼女たちの実家では蟹を販売している。
おそらく選りすぐりの蟹を持ってきてくれたのだろう。
確かにそこら辺の市場で売ってるものに比べるとホント美味しい!
中国で食べた蟹で一番美味しいと思う。
が、6パイは食べすぎだろう?
彼の押しに対しこちらも相当抵抗したが、ここまでやられてしまった。
これ以上食べると、せっかく美味しかった蟹が体から放出される危険性を感じたので、7ハイ目は断固拒絶した。
そんな折、彼女は仕事に出かけていった。
彼女はワインの販社に勤務しているが、夜はバーや洒落たレストランに営業に行くことも多い。
そして、残された僕と親父さん。
気まずい雰囲気だが、親父さんは他のおかずを食べろ!食べろ!と奨めだす。
さすがにもう食べられるだけの余裕はないので、これまた拒絶した。
片付けを二人でしようと思ったが、彼が断固拒絶したので諦めた。
自分はそんなに中国語ができるわけではないので、彼とろくに会話が成り立たない。
苦しそうなのを見計らって、半ば無理やり帰ることに。
それでも親父さんはゆっくりしていけ!だの座ってテレビでもどうだ?だの言ってくれたが、帰ることにした。
この親父さんはホントにいい人だ。
しかも、帰りがけに「明日も一緒に蟹食べよう!」と約束させられた(涙)
日本の年末までの目標。
「目指せ!蟹、100パイ!!」
現在、10パイ。
なんだか二週間で達成できそう。。。

青椒肉スは激辛!

2003年11月09日 21時18分49秒 | Weblog
昨日から急激に寒くなった。
最高気温、10度台前半では?
それまでは10人に1人は半袖一枚だったが、今では10000人に1人になってしまった。
ちなみに僕は10に1人ではあったが、10000人に1人にはなれなかった。
昼食はいつもの近所の中華ではなく、いつもとは違う近所の中華料理屋にしてみた。
いつもの所と値段はほぼ一緒。
お店はややきれいだ。
が、残念ながら味はいまいち。
炒飯なのにご飯がべちゃべちゃしていた。
ここには二度と来ることは無いだろう。
カルフールまで買い物に行ったが、今日は日曜日。
祭りのごとく人が集まっている…
中国では人が多いせいか、それとも自己中心だからなのか、人にぶつかることがよくある。
日本のように避け損なうとか、ボーっと歩いてて、という理由ではなく、避ける意思がないからである。
しかも「誤ることが美徳」である日本とは違い、「誤る=罰を受ける」の中国だからぶつかってもそのまま過ぎ去っていく。
老若男女、怖そうな人関係なくぶつかっていくので、これでは日本のヤクザも“商売上がったり”だろう。
ともかく、カルフールでの買い物はぶつかり合いで大変だった。
お酒のコーナーは以前に比べて随分品揃えがよくなってきたようだ。
大好きなオーストラリアのワインメーカー「LINDEMAN」があるのは嬉しかった。
やはり国産品は安いのだけど、輸入品については関税率が高いため日本よりも割高である。
ウィスキーやワインは概ね50%程度高い。
夕方になり、今度はいつもの中華料理屋で食べることにした。
とりあえず、注文したことの無い炒飯と青椒肉ス、ビールを注文した。
その炒飯がやってきた。
見た目はなかなか美味そうだ。
一口食べてみると…!!甘い?(驚)
どうやらパイナップルが入っているようだ(笑)
美味しいとは思わないが、割と食べられる味ではあった。

27度?28度?…何月だと思ってるんだ!!

2003年11月06日 21時18分17秒 | Weblog
お昼前、彼女の従兄のマンションに着いた。
その場に居たのは彼女のお祖父さん、従兄嫁×2、従姉。
祖父さん以外は女性ということもあって、少し気が楽だった。
一緒に食事をするが、彼女たち、南通語で話をしだす。
もちろん普通語でもよくわからないが、南通語では完全にお手上げだ。
昼食後、徐家匯へ買い物に行くことになった。
彼女と二人きりなら若者向けの港匯広場とか太平洋百貨店になるのだが、今日は平均年齢がやや高めなので一路「上海六百」へ。
その後、彼女の部屋に大移動し、彼女と夕食の買い物に出かけた。
人数が多いので火鍋にすることに。
夕食には、彼女の親父さん、従兄×2、その息子、従姉の夫が合流するので、計11人。
10人の南通人に対し1人の日本人という大変厳しい環境になってしまった(涙)
予め、彼女から僕について話してあったようで、彼らから質問とかは特に無かった。
いずれにしてもろくに会話などできないので、食って飲むしかない。
が、よりよって、お酒は黄酒(紹興酒)しかない。
無類の酒好きの僕だが、黄酒は苦手だ、というより嫌いだ!
どんなに頑張っても醤油のアルコール漬けにしか感じられない。
日本で何度もトライしたが、これは克服できなかった。
「スゴイ大豆」ですら克服できたのに…
中国人の酒の飲み方は日本人とは違う。
乾杯は文字通りグラスを空けなければならない。
それを何度も繰り返す、何度も、何度も…

この日記を書いてる1時間前に、一緒に何度も乾杯を繰り返した従兄の運転で帰宅したが、彼は相当テンションが上がっているようだ。
僕も相当気分がいいようだ。
ハイテンションな彼の運転で無事帰宅できたことと、日記をなんとか書き終えたことが奇跡のような気がする。
それでは、おやすみなさーい。

上海の牛乳配達は午前2時!?

2003年11月03日 21時17分01秒 | Weblog
急激に寒くなった。
昼間はそれほどではなかったが、夕方ごろから急に冬になったような感じだ。
十一月だというのに昨日までT-shirt一枚で出かけていたことのほうがおかしいのだけどね。
上海では日本人向けのフリーペーパーが4誌発行されている。
いずれも月初に発行されるので、この時期はそれらが置かれている日本料理屋で食事することが多い。
内2誌は以前から発行されていたが、今年になって更に2誌発行されるようになったそうだ。
古くからの2誌は駐在員向けの趣向が強く、日本人向けクラブ情報も満載である。
ここで言うクラブは、日本の若者が行く「クラブ」ではなく、いわゆるナイト「クラブ」だ。
中国には「ディスコ」はあるが、「クラブ」などと洒落たものはまだ存在してない。
自分自身、ナイトクラブは今ひとつ好きではない。
もちろん若い女の子とお酒を飲みながらお話することが楽しくないわけではなく、それ自体はむしろ好きだ。
ただ、過去にナイトクラブの経営に係わった事があるので、どうしても冷めた視線でしか見ることができない。
上海のナイトクラブは日本で呑むことを考えると当然安い。
スナックとかなら何時間飲んでいても3000円程度、高級クラブの個室でもボトル別のチップ、セットで6000円程度である。
上海には娯楽が少ないが、特に夜はナイトクラブくらいしかない。
その上、その程度の金額だとどうしても足が向かってしまう。
そんなんだから、とっても繁盛してしまい、その2誌にはナイトクラブの広告だらけになってしまった。
既に過当競争に入ってしまい、うまくいかない店も増えてきているという。
現に知人の経営者でもあるママのお店はかなりヤバいらしい。
夏ごろに新規出店するナイトクラブの社長をやって欲しいという依頼が来たが、現状を踏まえ断ることにした。
よほどの独自性を出せれば一時は勝ち残れるが、ここはコピー天国“中国”である。
あっという間に真似されて当たり前の店になってしまうだろう。
2年、いや1年前でも成功したんだろうけど…