紆余曲折のあちこち滞在記(越南編)

日本から上海、そして日本、気がつけばフィリピン。
かと思えばベトナムへ。
どこへ行くのか?紆余曲折の滞在記。

氷点下、ノーヘルバイクは涙も凍る

2004年01月23日 21時44分41秒 | Weblog
上海行きのバスが12時10分発なのでそれにあわせて家を離れた。
家の隣の川の氷は更にひどくなり、昨日は石で割れなかったが、今日はレンガでも割れなくなっていた。
どうやら夕べの寒さで風邪を引いたようだ。
頭が痛いし気持ちも悪い。
200万元の友達は明日上海へ帰るそうなので一緒に明日帰ろうとしつこく誘われたが、強引に帰ることにした。
ここにいれば風邪が悪化するし、仕事で気になることもあったので上海に戻りたかった。
ちなみに彼女は朝4時までカードに夢中だったようだ。
バスは順調に走り、3時半ごろには上海に到着し4時には家に着いた。
3日振りにシャワーを浴び、軽く食事をして7時過ぎに寝てしまった。
風邪、治ればいいんだけど…

*写真は中国の爆竹と打上花火。爆竹は重機関銃の弾倉にしか見えない。

新年快楽!

2004年01月22日 21時43分47秒 | Weblog
朝食を済ませ、スーパーで買い物をしてから実家へ向かった。
タクシーで向かったのだが、このタクシー…普段僕たちが想像するタクシーとは全然違う。
軽トラを一回り大きくしたような感じ?のトラックでしかもボロボロである。
あたりの景色はどんどん田舎になっていき、タクシーは川沿いを走っているのだが、その川がどんどん凍りついていく!(泣)
何より心配なのが、そのボロボロタクシーのドアが突然壊れて僕とPCがその川に落ちてしまうのではないか?ということだった。
それはともかく、いったいどんなところに到着するんだろう?(不安)
道はどんどん狭くなり、普通車も通れないくらいになった。
その道の一番奥に彼女の実家はあった。
マンションかと思っていたが、なんと一軒家だった。
しかし暖房などどこにも無い。
それどころか風呂もトイレも家には無い。
トイレは肥溜めの上に3面の壁と天井をつけただけのもので、もちろんドアなど無い。
女性がするときだって、丸見えだ!
トイレ(の様なもの)はともかく、家の中に床が無いのは驚いた。
地面というか土間だ。
中国をある程度経験した僕でも軽いショックがあった。
昼食時にワインを飲んだが、なんだかグラスの表面が変な感じがする。
気にせず飲むと、なんと表面に氷が張っていた(汗)
食事を済ませ、今夜の食事のために蟹を採りに行くと言うので僕も行くことにした。
池をいくつか持っていて、そこで養殖しているようだ。
その池に行く途中、いろんな動物を見かけた。
上海でも田舎のほうへ行くと鶏を放し飼いにしているところがあるが、ここでは鶏はもちろん、ヤギや羊もうろうろしていた。
しかも犬もそこら辺をうろうろしている。
が、それは特に問題ないようだ。
池に着き、網を引っ張ってみるが、網の周囲が凍結していて全然あがらない。
結局親父さんが胴長を穿いて氷を壊し引き上げることが出来た。
幸か不幸か外は良く晴れていて唯一の暖房である太陽が暖かい。
が、日が沈むと最悪である。
出来立ての料理はあっという間に冷たくなるし、動いてないと死んでしまうのではと思うほど寒い。
はっきり言って屋内と屋外の温度差が感じられない。
しかも今夜はこの冬一番の寒さらしい。
あまりの寒さに10時ごろにはベッドに入ってしまった。
かなり厚い布団だが全然暖かくならない。
2時間経っても3時間経っても全然暖かくならない(寒)
あまりの寒さに何度も目が覚めたが、それでも少し寝ることが出来た。
ちなみ僕が布団でがたがた震えてた頃、200万元の友達はカード(もちろん賭け)に熱中していた。
彼らのカードは同じトランプを2つ使った大貧民のようなゲームである。
同じカードが2枚ずつあるから革命(効果は日本と全然違うが)が出やすい。
親、子供があるし、出せるカードの法則も日本とは違うものがあって、ポーカーで言うフルハウスのような組み合わせでも出せる。
かなり白熱していたようだが、その友達はかなり負けこんでいたようだ。
彼女も僕もさっさと寝ることにした。

朝寝坊

2004年01月21日 21時43分10秒 | Weblog
8時のバスに乗るために6時に起きるつもりだったが、目が覚めると外は明るく、目覚ましは9時を過ぎていた…
それから準備を始め、八万人体育館バス停に着いたのは11時ごろ。
南通行きのバスは17時まで満席だという。
17時出発だと到着は22時を過ぎてしまう。
あわてて上海駅高速バス停に向かった。
ここでも一番都合のいいバスは既に満席で今日の便は無かった。
が、目的地とはちょっとずれるが比較的方向があってるバスなら2時半のがあったので、それに乗ることにした。
南通に到着したのは6時過ぎで、かなり寒くなっていた。
タクシーで彼女の家に向かうが、大晦日ということもありタクシー料金も正月価格になっていた。
普段なら120元くらいの距離だろうか?交渉した結果、170元になってしまった。
去年同様、叔母さんの家に到着すると彼女と200万元の友達が迎えてくれた。
この叔母さんのマンションには暖房は無い、が、去年それは経験済みだったので今夜の寒さも予想通りだった。
夕食を済ませ、激寒の外で花火を済ませ就寝した。
明日は彼女の実家に行くらしい。
実家はまだ行ったことが無い。
どんなところだろう?

晦日

2004年01月20日 21時42分16秒 | Weblog
南通へのお土産にワインを買うことにした。
さすがに年末らしくなってきて、平日とはいえデパートや繁華街はかなりの人で込み合ってきた。
徐家匯のデパートもかなり賑わっていた。
赤白一本ずつ入ってる贈答用のワインに決めた。
値段は65元(1000円相当)、中国産としてはまあまあの品だろうか?
徐家匯駅から家の最寄り駅である上海南駅へ向かおうと地下鉄を待っていた。
30秒位待っただろうか?電車がやってきた。
そして客を乗せたその電車がそのまま通過していってしまった。
ん?!(驚)
上海の地下鉄には快速は無いぞ。
仮に出来たとしても徐家匯は必ず止まるだろう。
理由はさっぱりわからないが、次の電車はきちんと止まってくれた。
もっと中国語が話せるなら駅員に聞いたりも出来るんだろうが、今の僕のレベルではとても無理。
もっと勉強しなくちゃ。
明日のバスは上海体育館を朝8時出発。
家からは7時には出ないと。
明日の上海の天気は晴れ、最高気温0度、最低気温-6度らしい(ちなみに今朝は-8度だった)
南通はもう少し寒そうだ。
明日からの3日間はきついな…

いよいよ年末!

2004年01月18日 21時41分21秒 | Weblog
今日、初雪が降った。
上海での降雪は初めてだ。
昼間は霙に近い雪だったので全然積もっては無いが、夜から明日の朝にかけて積もるかもしれない。
自分自身、雪国育ちなので冬に雪が降ることは珍しいことではない。
だから雪に対して免疫があるというか、対策がしっかり出来てる。
初めて東京で雪を経験したとき、あちこちで転びまくってる人たちを見たときは冗談かと思った。
ここ上海は東京以上に雪の意識は薄い。
明日はあちこちで事故や怪我が多発することだろう。

21日の大晦日から彼女の実家、南通に行くことになった。
彼女と200万元の友達は明日行くので、僕だけ追って行く予定だ。
ちなみに中国にも紅包と言ってお年玉が存在する。
まだ小学生の従兄弟が二人いるので渡そうと思ってる。
しばらくお年玉とは縁が無かったが、ついに渡す立場になってしまった。
というか初めて渡すお年玉の相手が中国人とは思わなかった…(笑)
この春節は中国人にとって一年間で一番大切なイベントである。
上海、北京、広州、シンセンなどの大都市に出稼ぎに出てた地方の人々も一斉に帰郷する。
上海に来ている地方の人は主に江蘇省、浙江省、安徽省、四川省だが、四川省に帰るには一番速い電車でも30時間以上かかる。
ちなみに上海からの直通電車で一番時間のかかる到着駅は烏魯木斉(ウルムチ)で40時間以上かかる。
所要時間や旅中の安全が気にならない方は是非試してみて欲しい。

ちなみに今日、うちの近所の大通り(東京で言う明治通、大阪で言う新御堂筋)の信号が正月休みに入った。
という訳で、交差点は大変なことになってます(苦笑)

先行き不安ありだね!?

2004年01月11日 21時40分51秒 | Weblog
昨晩、彼女が持ってきたDVDを一緒に見た。
韓国の「色即是空」という映画だった。
言語はハングル語オンリーだったが、字幕は日本語と中国語が選べた。
彼女は日本語を話すのは得意だが、読み書きは苦手なので中国語字幕で見ることにした。
韓国映画とは思えないほど過激(?)な絡みシーンもあったが、内容は至って純情恋愛物語だ(疑)
簡単に言えば、金持ち二枚目男と優しいだけが取り柄のどうしようもない男が一人の美女をたぶらかし(違)、最後はどうしようもない男が勝つという、今の日本では既に起きえない(もしくは長続きしない)恋愛物語だった。
物語としてはベタだが、なかなか面白かった。
やっぱり韓国映画は面白い。
韓国映画の代表作といえばやはり「シュリ」だろう。
実際、僕はあの映画で韓国映画にハマった。
その後の「チング」や「JSA」も結構好きだ。
「猟奇的な彼女」(だったかな?)も話はベタだったが、面白い映画だった。
日本の映画やドラマの方が洗練はされてるんだろうけど、洗練以外にいいところが見当たらない。
残念なことだ。
さて、中国の映画はどうかというと、やはり政治的な問題もあり、どれもこれもまだまだのレベルである。
ただ、香港映画の実績を考えると近い将来いい作品が増えてくる可能性はある。
中国では役者に限らずスポーツ、芸術などの分野は幼少の時期から英才教育を施される。
オリンピックなどでの中国の活躍のバックグラウンドはそこら辺にある。
それに対し日本では「出る杭は叩かれる」が未だに続いてる。
あくまで高水準アベレージを求める日本と才能有る人間を集め切磋琢磨させる中国。
姿形は同じ東洋人だが、あっちとこっちでは考え方も世界観も全然違うようだ。

クイズ ミリオネア…!?

2004年01月02日 21時39分49秒 | Weblog
ひどい二日酔いだが、朝5時ごろ目が覚め掃除洗濯を始める。
8時ごろ一段落着いたのでテレビをつけると、クイズ番組を放送していた。
司会者と解答者が1対1で選択問題を解答する形式で、正解すると賞金金額が上がっていき、間違えるとそこで終了。
しかも三つのアイテムがあり、決められた時間内に電話を使って友人知人に解答を聞いたり、間違いの選択肢を1つか2つ消してくれたり、会場の視聴者の解答をグラフで…
こ、これって、みのさんの番組では…(笑)
中国の放送局がきちんと日本の放送局と契約してるとは思えないが、思いっきりパクリだ。
まあ、こんな感じで中国中偽者、コピーだらけである。
ただ、ホントにコピーならいいが、表紙と内容があってないものもある。
こないだもWindows97というOSやOffice2004を発見したり、一昨年になるが、「千と千尋2」なるDVDもあった(内容は猫の恩返し)
そういうことは実によくある。
最近、上海で偽者に対する意識が芽生えようとしている。
昨年末、上海で開かれ、Chemistryや中島美嘉も参加したアジアスーパーライブなども不正コピーに対するイベントだった。
だが、上海で不正コピーが難しくなれば、隣町に行けばいいことだ。
広い中国では全国的な展開をするのはかなり難しい。
不正コピーはいけない事だとよくわかってるが、一上海市民としては現状のコピー天国がなくなるのは痛い。
頑張れ!不正コピー屋さん達!
厳しくなった公安には賄賂で応戦するんだ!!

あけましておめでとうございます。

2004年01月01日 21時39分15秒 | Weblog
大手某スピードメーターのメーカーの現地法人の社長と知り合いになった。
という訳で、元旦早々お昼から彼女を含め3人でビール、日本酒、ワイン、ウィスキーをしこたま飲んできた。
その社長さんは中国に既に5年いるそうだ。
上海といえど、5年前は生活、仕事、いろんな面で大変だったようだ。
で、驚いたことに、出身は長岡だそうだ。
半年間長岡に住んでいたのでお互いビックリだった。
バイクの話、仕事、彼女のこと、いろんなことを酒のつまみにしながらガンガン飲みまくった。










午後6時ごろ、記憶消失…(汗)
断片的に記憶はあるが、どうやら中華レストランに行ったらしい。
で、途中、一人で家に帰ってきたようだ。
家に着くなり、ゲーゲー吐き出した。
元旦早々、最悪なスタートである。
トホホ(涙)