５年生の運動会

9月に運動会がありました。

今年は、担任の先生から早々に
「お母さん、運動の参加について相談があるのですが・・・」
とおっしゃってくれました。

しょうちんも自分の意見も言える年齢ですし、先生もとっても信頼できるので
「おまかせします。話して決めてもらえればいいです。いつもありがとうございます。」
とだけ話をしました。

参加できるもの
参加できないもの
高学年のなればなるほど、はっきりするものです。
高学年の男子は、私よりも断然早く走ったり、力強かったり・・・大きかったりするのです。

参加できないものは、応援マイクで参加したり、
参加できるものは、距離を短くしたり、支援の先生の補助のもと参加したりしました。
このあたりは、今までと一緒です。

ですが、１つ感動的な種目がありました。
「大旗リレー」という種目でした。
5年生の男女の全員参加で、マントをして大きな旗をもってリレーをします。
一工夫あります。
大旗をバトンがわりにするのですが、渡すと同時に自分のマントを相手にかけて
相手に「ちょうちょ結び」をして出発させます。
なので、「ちょうちょ結び」が苦手だったり、慌てたりすると順序がすぐ入れ替わります。
そんな「大旗リレー」にしょうちんも参加しました。

感動的なのは、支援の先生を必要としない
特別ルールを先生が考えてくれました。

しょうちんは、みんなの距離の半分。
その分、長い距離を走る友達が必要なこと
また、しょうちんは旗を持てないから、旗をもってくれる子が必要なこと
そして、しょうちんが「ちょうちょ結び」する子はとてしゃがまないといけないこと

それをしょうちんに「どうかな？」と提案し、「いいよ」となると
クラスのみんなに「どうかな？」と相談し、みんなは大賛成。
だれかたくさん走ってくれる子いないかな？
旗をもって一緒に走ってくれるこいないかな？
そう聞くと、やりたい子が数名挙手をしてくれたそうです。
「やりたいっ！」と。

そうやって、参加することになったことを
しょうちんには聞いていましたが、本番を見たとき、すごく感動しました。
しょうちんが・・・運動会で、こんなに一生懸命・・・楽しそうに参加したことはなかったからです。
今、その光景を思い出しただけでも涙ぐんでしまいます。
素敵な思い出の一つになったはすです。

しかもリレー優勝できたので、結果としても大興奮♪

しょうちんへの声援が誰よりも大きく感じました。
そして、その後、何人かの保護者の方にも、
しょうちんのリレーすごく良かったよ！って声かけてもらいました。

すごく理想の・・・夢の参加方法で嬉しくて仕方ありませんでした。

その数週間後・・・しょうちんの学校で感謝の手紙を出す宿題がありました。
しょうちんは、
担任の先生あてに、この出来事に対して
感謝の気持ちを正直に書いて提出したそうです。
（それを聞いて、またまた涙が・・・）

とても、気持ちのあつい・・明るい体育会系の女性の先生です。
なので、先生にとっては特別なことではなかったのかもしれません。

いつも元気いっぱいで、いつでも話しかけることのできる雰囲気の方です。
素敵な運動会は、しょうちんにとって、とってもよい経験になったと思います。