大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯盟杯A小組賽第5輪 神戸勝利船2-1浦和紅寶石

2008-06-01 11:35:55 | サッカー全般
「キミら二人ともめっちゃ浮いてんでえ」と、試合終了後にウナギイヌ氏に声をかけられたw 昨日のナビスコ杯GLの神戸-浦和戦で、私は混雑を予想してメインの指定席で見ていたが、たまたま「脚と角」の管理人の脚氏と隣り合わせで見ることができたのだが、試合終了後にウナギイヌ氏が私たちのところにやって来ていきなりこのように声を掛けられた。

そうですねえ。確かに神戸サポがいる周辺は、この試合逆転勝ちの結果で、興奮の坩堝(というのは大げさだけども)と化していたけど、第3者的な立場で見ていたら妙に冷めてしまっていた自分がいた。そら、サポは勝って嬉しいのかもしれないけど、私から見れば、「こんなんでええの?」という違和感がどうしても拭えなかった。確かに勝利という形で神戸サポは満足したかもしれないけど、本当の意味で内容において「驚き」をもたらしていたようには思えなかったから、周りで何故か彼らが喜んでいるのに戸惑いを禁じえなかったのであった。

まあ、そんな風にしか感じられなかったのは、ひとえに私の根性が捻じ曲がっているせいでしょうね。ウナギイヌ氏は神戸市民ではないけど一応兵庫県民なので神戸を応援されておられたようですが、この試合に限って言えば氏の方が正しいのかもしれない。自分の贔屓チームでなくとも、サッカーにおいて、目の前の2チームのうちどちらを応援するか決めて、試合に入れ込む方が断然楽しいし面白い。仮に負けたとしても別に後に引きずらないわけだし・・・だからまあ、この試合での神戸ってある意味岡ちゃんのチームみたいな勝ち方でしかないけど、入れ込んでいたら面白かったのだろう。まあ、ガンバサポ的にはこの試合神戸と浦和という組み合わせであったせいかどちらに勝って欲しいとか、負けて欲しいとかいうのはなかったから内容には余計ツッコミ入れたくなるんですがね。

試合内容について言及すれば、浦和が引いた相手を崩せずに相手にカウンター1本でやられた。神戸にしてみれば、彼らの勝ちパターンに持ち込んで勝った、という風に総括できる内容であったから、自分から見れば想定内の結果であったと言える。

確かに浦和は今一番人が足りていない状態であったから、この状態での戦力ダウンは否めない。このチームはポンテがスタメンで復帰してからが本当の勝負であってこれまで色々な形を試しているに過ぎない。ただ、中断前最後のガンバ戦同様、引いて守られた相手に対して如何に攻めるかという課題は残されていた。確かに引かれるとどのチームでも簡単に攻めきれるものではないが、敵陣でFKを貰える程に仕掛けられたわけではなかった。となると、ここでこそ個の力というのが必要であっただろう。それは例えば梅崎などのドリブルの仕掛けだとか、闘莉王の高さだとか、はたまたサイドからのクロスに合わせるのが上手かった華盛頓とかですね・・・

ただ一方で、高原の持ち味がどの場面で出たかも確認できた。それはこぼれ球を押し込んだ先制ゴールの場面でも判るようなゴールへの嗅覚であり、後半相手CKからのカウンターで鋭い高速ドリブルを仕掛けた場面である。前者は、エジミウソンが下がってボールを受けて展開したところから高原が前で勝負できるスペースができたこと。逆に言えばエジ&高原が後半2トップになって攻勢に出てしまうと、この二人があまり距離が取れずに窮屈な感じがしてしまう。エンゲルスが1トップ2シャドーの布陣を敷いているのも、高原に前線へ飛び出す動きというのを期待しているものだと思われるが、1.5列だと下がってボールを受ける癖が出てしまう。となると、エジミウソンが2トップにおいてサイドへ流れて高原が中で勝負する上で必要なスペースを造る必要があるのかな、と思ってしまう。簡単に言えば、高原にはスペースが必要だということです。

守備に関しては、阿部がいなかったこともあってかラインが高く保てなかった。ただ、これは神戸において、裏に抜け出すのが上手い松橋のスピードに堤が手こずっていたことも大きい。こういう形で飛び出すのは大分時代から松橋は得意だったし、この形で空いたバイタルエリアから2列目の選手が飛び出して来る展開(栗原の決勝点は正にその形)は大分の点の取り方そのものだった。

神戸に関して言えば、近藤祐介を買い取れなかった穴は未だにあるとは思う。前でボールを納められなくなると、仕掛けはカウンターしかない。大久保が代表召集、レアンドロが累積で出場停止、金南一が韓国代表召集となると、中盤で落ち着かせられないためロングボールで松橋が合わせるしかない。浦和の3バックが高くラインを保てて居なかった分、サイドにロングボールを入れる形が上手くハマったんだけども、カウンター以外に活路を見出せない課題は依然残ったままと見る。前半30分過ぎた時点で馬場から松橋に替えたの松田監督の英断はお見事なんだけど、神戸がこれから上へ上がって行こうと思えば、この人が監督では限界が見えているかな、と。タイプは違うけどシャムスカみたいな再建屋でしかないと思うんだけどもね。


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