伊豆大島は、台風26号の被害から復旧できないまま台風27・28号が接近して更なる被害を与える恐れがある。報道によれば、自衛隊はさらに人員装備を増強して搜索と台風接近に備えるための防災活動を行うようです。警視庁・東京消防庁はもちろん引き続き全力を傾注していると思いますが、二次災害防止の行動はもちろん、台風の接近に伴って、災害対策本部や避難所などの電力確保は重要であると思います。消防や警察も移動電源者を多数保有していると思うので、これを必要数台風が接近するまでに集中しておく必要があるでしょう。陸上自衛隊は、もともと野外での行動を基本とするため、多数の大容量の電源装備を保有しています。阪神淡路大震災の際大規模停電が長期間続いた際も総監部など司令部がある重要駐屯地では、最小限の運営ができるように「移動電源車」で電力供給を続けていたことを思い起こします。水や食料はもちろん、電気も情報収集や生命維持・安全確保には欠かせないので予め早期に準備することが重要だと考えます。写真は西部方面航空隊の検証訓練で初めて行われた電力会社の電源車の空輸訓練の模様(西部方面航空隊提供)です。その後同様の任務を岩手・宮城内陸地震災害で堰止湖の水を放水するために使ったポンプと電源車をCH-47で空輸した例があると思います。それから・・土石流の流出の早期状況把握のため、各種センサーが活用できますが、最近開発されている移動用の合成開口レーダによる定点監視はある程度の雨でも使えるので、固定翼機あるいはヘリコプターへの搭載による監視、あるいは地上監視ポイント(地上設置型のGB-SARがある)での連続運用を早急に検討したら良いと考えます。
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ここ数年、国交省として合成開口レーダの技術確立もしてきているようですので、その技術を災害対策ヘリ等に活用して、国民の安全安心な社会に貢献すべきと考えます。(尚、地上にはGB-SARの設置かと。)