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「エミリー・ローズ」

2006年03月21日 | 映画
2005年(アメリカ)原題「THE EXORCISM OF EMILY ROSE」120分
http://www.sonypictures.jp/movies/theexorcismofemilyrose/

★★★☆☆(←独断と偏見による)



<出演>

ローラ・リニー(「トゥルーマン・ショー」「プロフェシー」他)
トム・ウィルキンソン(「イン・ザ・ベッドルーム」でアカデミー主演男優賞受賞)
キャンベル・スコット(「リトルランナー」他)
ジャニファー・カーペンター(「エミリー・ローズ」他)

<感想>

まずコピーにもあるようにこの作品はホラーテイストを多分に含んではいるものの
ホラー作品というには格調が高いような印象を受けました。
それは、この作品が法廷を中心に回想となって描かれているからでしょう。
法廷劇と言ってもいいと思います。

確かに怖いのです。音楽にしろ、色調にしろ、エミリーの表情にしろ。
怖いのが苦手な人には、ちょっと薦められないほど怖いです。
実際、女子高生が「こんな怖いと思わなかった!誰?見ようって言ったの?」
とトイレで騒いでいました。私は全然大丈夫なんですが。

実話を基にしているということですが、悪魔祓いが法廷で裁かれるとは驚きです。
法廷での展開は、見てて緊張しました。
最後までどのように話が収束していくのか読めませんでした。

しかし、終わってみるととてもいい話でしたので(特に判決が言い渡された後)、
怖いのが多少大丈夫な方へお薦めします。

弁護士役にローラ・リニーは、はまり役です。
パンツスーツで熱弁を振るう彼女は、ばりばりのキャリアウーマンで
かっこよかったです。この女優さんは、非常に印象に残る役どころを
演じることが多いのですが、いつも上手いです。
そのうちアカデミーを取るのではと思ってます。

死刑制度の是非を問う問題作「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」でも
運動家を熱演していました。題材としては、非常に重たいですが
考えさせられる作品です。体調の良いときにご覧下さい。



牧師役のトム・ウィルキンソンは、「イン・ザ・ベッドルーム」で
息子を殺された父親役という難しい役を寡黙に演じオスカー獲得。
なかなかの存在感です。この作品も非常に重たいので、体調の良いときに
ご覧下さい。



悪魔に取り付かれるエミリー役を演じたジェニファー・カーペンターは新人だそうで、
驚きました。悪魔に取り付かれた学生役を体当たりで演じています。
表情がホントに恐ろしかったです。今後が楽しみな女優さんです。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご趣旨に賛同します (wasaby9119)
2006-03-22 18:14:41
初めまして

私も映画ブログを書いています。

エミリー・ローズは単なるホラーと思われて観ない人が多いと思われ残念です。

TBさせて頂きました。

患者さんのための映画解説という趣旨に心惹かれました。

当方へもどうぞお出でください!
返信する
ありがとうございます。 (雨のち晴れ)
2006-03-22 21:05:46
初めまして。

コメントとTBを頂きまして本当に嬉しいです。

がん患者って結構元気だったりするんですよ。

そして、最近では病院で無料で!DVD再生機とソフトを貸してくれたりするんです。

うちもそれを利用させてもらってます。

そこで思いついたのがコレでした。

どうぞこれからも宜しくお願い致します。

あとでwasabyさんのブログを覗きに行きますね。



>>エミリー・ローズは単なるホラーと思われて観ない人が多いと思われ残念です。



実は、私もホラーだと思って見に行ったくちなんです。反省。

どちらかと言うと社会派、法廷劇の色が濃かったですね。



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