2003年(アメリカ)原題「IDENTITY」90分
★★★★☆←独断と偏見による
地上波初登場でしょうか???
テレビ東京が好みそうな(つまり私が好きな感じ)B級サスペンスやってました。
鑑賞済作品でしたが、吹替がまた男前印の堀内=スティーブ=賢雄さんだったので、
楽しみに見ました。
この映画のタイトルなぜか「”」がつきます(笑)。
初見時は、何も期待せず、ただジョン・キューザック主演の何やら
サスペンスっぽい映画という知識のみで見ました。
しかし、大正解!伏線好きの方にお勧め致します。
俳優陣はそこそこで、取り立ててギャラの高い人もおらず、
舞台は、ほぼモーテルオンリーという超低予算作品なのですが、脚本が秀逸!
コストパフォーマンスに優れた作品と言えるでしょう。
映画はこうでなくちゃおもろない。
しかし、俳優陣に華がない分、日本公開時は大コケでございました(爆)。
登場人物が多い上、色々伏線があるので一応整理しときます。
これから見る方は、顔と名前を一致させておくとより楽しめるでしょう。
エド(ジョン・キューザック) 元警官で今は女優の付人
ロード(レイ・リオッタ) 囚人を護送中の刑事
ロバート(ジェイク・ビィジー) ロードに護送されている囚人
カロライン(レベッカ・デモーネイ) わがままな女優
パリス(アマンダ・ピース) いけてる売春婦
ラリー(ジョン・ホークス) モーテルの支配人
ジニー(クレア・デゥバル) カップルの女
ルー(ウィリアム・リー・スコット) カップルの男
ジョージ(ジョン・マッギンレー) 神経質そうな父
アリス(レイラ・ケンズル) ジョージの嫁
ティミー(ブレット・ローア) ジョージとアリスの子供♂(自閉症ぎみ)
マルコム(プルイット・テイラー・ヴィンス) 解離性同一性障害の死刑囚
マリック医師(アルフレッド・モリナ) マルコムの精神科医
ネタバレなくレビューできないため、ここから先は鑑賞済の方のみご覧下さい。
タイトルが既にネタバレじゃないかと言われれば、まあそうですね。
しかも、冒頭「解離性同一性障害」と言う言葉が出てきますので、
ここで既に多重人格もの?という疑いが・・・。
しかし、ところどころにこうした答えをちらつかせているのも、またよろし。
違う話が同時進行していきます。
どこで多重人格に繋がって行くのかと興味深深。
非常にぐいぐい引きこまれます。
まず、全体通してテンポがいいんですね。
冒頭主人公たちがモーテルに集まるところもさくっと完了。
静かに、しかし確実に何かが始まるであろう緊張感がたまりません。
まず騙されやすいのがレイ・リオッタ(「ハンニバル」でクラリスの嫌な上司役)という時点で、
絶対こいつ怪しい!となります(笑)。
まあ、実際怪しいわけですが、でもそうじゃない。
この人の着てるシャツの背中に血がべっとりついてる理由が後で分かります。
うまいな。
次に、しきりに先住民墓地の話が浮上します。
そして、人が死んでも死体がなかったり、なくなったりします。何故か・・・。
心霊ものか?と思わせます。でも、そうじゃない。
答えは突然やってきます。エド(ジョン・キューザック)は、
死刑囚マルコムの作り上げた複数人格の一つにすぎないと。
同時進行している話は、ここで繋がります。なるほど!
かなり強引な力技かもしれませんが、うまく話を持っていっったもんです。
脚本の勝利です。
公開時のコピー「集まったのではない。集められたのだ!」というのは、
ここで思い切り納得。精神科医によってマルコムの複数人格をモーテルに集め、
殺人を犯した邪悪な人格を消滅させようという試みだったというわけです。
う~ん医学的にそんなこと可能か?!という突っ込みは置いといて。
これが分かれば、全て納得が行くのですが、
この映画がココで終わらないところがすごいのです。
さらにオチがあります。
ロードは実は・・・、ラリーは実は・・・という二段構えの設定もいい。
で、最後にティミーは実は・・・と来ます。怖いよ。あの顔。
非常に小技の効いた作品です。「閉ざされた森」みたいだと思ったのですが、
あれほどややこしくなくて逆に良い。
90分と時間も短いし、中だるみがないです。
観客の持つ俳優のイメージを逆手に取ったレイ・リオッタの警察官役。
久しぶりな感のあるレベッカ・デモーネイを落ちぶれた女優
(実際この人もう忘れられてそうな)というしゃれにならない設定。
神経質な父親は、どっかで見たことあると思ったら、
「沈黙の断崖」でマイケル・ケインの手下やってた人だ(笑)。
ロバート・デゥバルは、「パラサイト」や「ゴースト・オブ・マーズ」に
出てましたね。そして、精神科医は「スパイダーマン2」のドック・オクです。
売春婦であることを散々罵られる(マルコムは、売春婦の母親を憎んでいた?)
アマンダ・ピートは、「シリアナ」でマット・デイモンの奥さん役でした。
スキンヘッドのマルコムは、「コンスタンティン」で神父役でしたね。
全く期待していなかった方には、非常に得した気分になれる作品です。
★★★★☆←独断と偏見による
地上波初登場でしょうか???
テレビ東京が好みそうな(つまり私が好きな感じ)B級サスペンスやってました。
鑑賞済作品でしたが、吹替がまた男前印の堀内=スティーブ=賢雄さんだったので、
楽しみに見ました。
この映画のタイトルなぜか「”」がつきます(笑)。
初見時は、何も期待せず、ただジョン・キューザック主演の何やら
サスペンスっぽい映画という知識のみで見ました。
しかし、大正解!伏線好きの方にお勧め致します。
俳優陣はそこそこで、取り立ててギャラの高い人もおらず、
舞台は、ほぼモーテルオンリーという超低予算作品なのですが、脚本が秀逸!
コストパフォーマンスに優れた作品と言えるでしょう。
映画はこうでなくちゃおもろない。
しかし、俳優陣に華がない分、日本公開時は大コケでございました(爆)。
登場人物が多い上、色々伏線があるので一応整理しときます。
これから見る方は、顔と名前を一致させておくとより楽しめるでしょう。
エド(ジョン・キューザック) 元警官で今は女優の付人
ロード(レイ・リオッタ) 囚人を護送中の刑事
ロバート(ジェイク・ビィジー) ロードに護送されている囚人
カロライン(レベッカ・デモーネイ) わがままな女優
パリス(アマンダ・ピース) いけてる売春婦
ラリー(ジョン・ホークス) モーテルの支配人
ジニー(クレア・デゥバル) カップルの女
ルー(ウィリアム・リー・スコット) カップルの男
ジョージ(ジョン・マッギンレー) 神経質そうな父
アリス(レイラ・ケンズル) ジョージの嫁
ティミー(ブレット・ローア) ジョージとアリスの子供♂(自閉症ぎみ)
マルコム(プルイット・テイラー・ヴィンス) 解離性同一性障害の死刑囚
マリック医師(アルフレッド・モリナ) マルコムの精神科医
ネタバレなくレビューできないため、ここから先は鑑賞済の方のみご覧下さい。
タイトルが既にネタバレじゃないかと言われれば、まあそうですね。
しかも、冒頭「解離性同一性障害」と言う言葉が出てきますので、
ここで既に多重人格もの?という疑いが・・・。
しかし、ところどころにこうした答えをちらつかせているのも、またよろし。
違う話が同時進行していきます。
どこで多重人格に繋がって行くのかと興味深深。
非常にぐいぐい引きこまれます。
まず、全体通してテンポがいいんですね。
冒頭主人公たちがモーテルに集まるところもさくっと完了。
静かに、しかし確実に何かが始まるであろう緊張感がたまりません。
まず騙されやすいのがレイ・リオッタ(「ハンニバル」でクラリスの嫌な上司役)という時点で、
絶対こいつ怪しい!となります(笑)。
まあ、実際怪しいわけですが、でもそうじゃない。
この人の着てるシャツの背中に血がべっとりついてる理由が後で分かります。
うまいな。
次に、しきりに先住民墓地の話が浮上します。
そして、人が死んでも死体がなかったり、なくなったりします。何故か・・・。
心霊ものか?と思わせます。でも、そうじゃない。
答えは突然やってきます。エド(ジョン・キューザック)は、
死刑囚マルコムの作り上げた複数人格の一つにすぎないと。
同時進行している話は、ここで繋がります。なるほど!
かなり強引な力技かもしれませんが、うまく話を持っていっったもんです。
脚本の勝利です。
公開時のコピー「集まったのではない。集められたのだ!」というのは、
ここで思い切り納得。精神科医によってマルコムの複数人格をモーテルに集め、
殺人を犯した邪悪な人格を消滅させようという試みだったというわけです。
う~ん医学的にそんなこと可能か?!という突っ込みは置いといて。
これが分かれば、全て納得が行くのですが、
この映画がココで終わらないところがすごいのです。
さらにオチがあります。
ロードは実は・・・、ラリーは実は・・・という二段構えの設定もいい。
で、最後にティミーは実は・・・と来ます。怖いよ。あの顔。
非常に小技の効いた作品です。「閉ざされた森」みたいだと思ったのですが、
あれほどややこしくなくて逆に良い。
90分と時間も短いし、中だるみがないです。
観客の持つ俳優のイメージを逆手に取ったレイ・リオッタの警察官役。
久しぶりな感のあるレベッカ・デモーネイを落ちぶれた女優
(実際この人もう忘れられてそうな)というしゃれにならない設定。
神経質な父親は、どっかで見たことあると思ったら、
「沈黙の断崖」でマイケル・ケインの手下やってた人だ(笑)。
ロバート・デゥバルは、「パラサイト」や「ゴースト・オブ・マーズ」に
出てましたね。そして、精神科医は「スパイダーマン2」のドック・オクです。
売春婦であることを散々罵られる(マルコムは、売春婦の母親を憎んでいた?)
アマンダ・ピートは、「シリアナ」でマット・デイモンの奥さん役でした。
スキンヘッドのマルコムは、「コンスタンティン」で神父役でしたね。
全く期待していなかった方には、非常に得した気分になれる作品です。
「IDENTITY」とは関係ないコメントですいません。。
いつも思っていましたよ。
ご家族の為に すごいな..って(~~)
映画の話も すごいな..って。
あっ、先日「幸せのちから」っていうウィル・スミスが親子共演してる映画みてきました。
絶対に諦めない..これですネ!結構 元気になった映画でした~♪
「幸せのちから」は、本当のウィル親子共演ということで驚きました。
ちなみにウィルの奥様は、「マトリックス・レボリューションズ」のナイオビ船長です。超カッコイイです。
私は感動作系は後回しで見る人なんで、この作品も見ておりませんが、
見た人はみな涙を流してるようです。
映画を見て元気が出れば良し!
治療うまく行くといいですね。