電子レンジで殻つき生卵を加熱すると、爆発することは、よく知られています。
殻を割っていたら、OKかというと、威力は低減しますが、やはり爆発します。
電子レンジは急速に均一加熱しますから、黄身だけでも爆発できるようです。
私が先日購入した電子レンジは、つまみが全部(二つしかありませんが)アナログで、
タイマーがアップすると、本当に「チンッ」と鳴る、一番安いものです。
解凍も、120W~200Wあたりに、ダイヤルを合わせて、適当に行うものです。
「解凍スイッチ」なんていう、ブラックボックスが存在しませんから、分かりやすくなっています。
700Wで加熱したら、爆発する生卵でも、200Wくらいなら大丈夫だと思い、
試してみました。
まず、冷蔵庫から出した生卵(Lサイズ)を100mLくらいの小さい容器に入れます。
後で気づいたんですが、このコップはPET製ですから、電子レンジにかけたら、変形しました。
理屈の上では、陶器の容器でも、同じはずです。
お酒の燗をしたときに、上の温度が高かったので、アルミホイルをかぶせました。
ちょうど、お弁当などに使うアルミカップがぴったりでしたから、そのまま使っています。
電子レンジを200Wに設定して、適当に加熱します。
冷蔵庫から出したばかりのLサイズだと、2分くらいが良いようです。
白身が固まり始めたところで、電子レンジを止めて取り出し、
3倍濃縮の「めんつゆ」を好みに応じて加えれば、出来上がりです。
白身はあまり固まっていなくて、黄身は半熟くらいの温泉卵になりました。
かなりムラがありますが、電子レンジの性能によるのか、
真ん中に置かなかったせいなのか、1回だけでは不詳です。
120Wまで能力を落として、3分加熱のほうが、均一にできそうな気もします。
検索してみたら、700Wの熱量を減衰させるために、
水の中に落としている人もいましたが、それは、ポーチドエッグだと思います。
高機能な電子レンジでも、解凍モードで、様子を見ながら作れば、
爆発せずに、短時間で温泉卵が出来るはずだと、思っています。
本当にお湯で作ると、20分くらいかかりますから、時間が短縮されますし、
無駄にお湯を加熱しないため、直接加熱のほうが省エネルギーにもなります。
[2014.4.4 夕方追記]
小さい陶器の器で、120W×約4分で、ほとんどムラなく作れました。
表面以外の白身は、液体のままで、黄身は硬すぎるくらい固まっています。
次は、150Wくらいで試そうと思っています。
もう少し大きい容器じゃないと、レンジに入れるときに、こぼしちゃいました。