ANDANTE 〜アンダンテ〜

海と犬と猫とローラーカナリアと

血液検査の結果

2009-11-12 15:51:25 | 北斗のこと

       

9歳の頃の北斗です。

北斗の血液検査の結果がでました。甲状腺機能低下症でした。
甲状腺機能低下症は薬でコントロールできるようなので、今後も回復は見込めます。そういう意味では治療方針が定まって良かったと思います。
ただ、複雑な思いが残ります。というのは、3月に、甲状腺機能低下症を疑い、病院に連れて行った経緯があるからです。

当時、北斗の老け込んだ様子が気になり、色々と調べました。サークル内で少し徘徊もしていたので、痴呆だろうと思ったのですが、調べてみると甲状腺機能低下症にもあてはまりそうでした。あるHPに症状としてあった「申し訳なさそうな表情」。以前の北斗の溌剌とした表情が、それこそ「悲しそう」な表情に変化してきたからです。甲状腺機能低下症は「年のせい」と片付けられそうな症状が多く、見極めが困難だとのこと。ただ、そのHPでは「近年の研究で、甲状腺機能低下症にかかった犬の、通常の血液検査データを分析すると、コレステロール値が異常に高いことが明らかになった」とありました。ゆえ、血液検査をしていただいたのですが、コレストロール値には異常なし。脱毛等の症状もないので、何らかの脳の異常によるものではないかとの診断で、神経の薬を暫く服用させることになったのです。その後すぐに、鼻風邪をひき、そこから食欲不振が始まり、劇痩せしていきました。
後に神経の薬は効果がなさそうで服用を中止。その後、食欲も戻り、体重も少し戻し、6月頃には自力で立てるまで回復しましたが、7月にまた鼻風邪をひき、そこから、再度点滴を繰り返すことになりました。9月になり、先生の提案で甲状腺機能低下症を想定してのチラーチンSの投与が始まり、今に至っています。

あのとき、通常の血液検査ではなく、たとえコレストロール値に異常なくても、外に出す検査を受けていたら、半年も北斗にしんどい思いをさせなくて済んだのではないか、今でもちゃんと自力で歩ける状態だったのではないかとの思いが頭をよぎります。
ただ、本当に見極めが難しかったのも事実でしょう。甲状腺機能低下症の治療をせずとも一時は回復していました。どうみても鼻風邪が体調悪化の原因に見えます。
だから、このような回り道をしてしまったのも仕方がないのかな、とも… だけどなぁ… 絶対に後悔するようなことはすまい、と思ってきたのになぁ…

その他の結果は、総胆汁酸の値が高いのと、総蛋白の値が低かったこと。胆汁汁酸の方はGOT、GPT、ALPなどが正常だったので、食物繊維を増やすかタウリン摂取で回復可能らしく、とりあえずは野菜を食べさせることに。総蛋白の値は、要するに栄養失調(涙) あれだけ頑張って食べさせていても栄養吸収が悪いのですね。もっと高蛋白食にしなくてはなりません。
それ以外は異常がないようなので、とりあえずは安堵です。

北斗、頑張って食べてもっともっと良くなろうね!

       

2月末、表情が悲しそうです。上の写真とは別犬のよう。


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6 コメント

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Unknown (ケンタの姉ちゃん)
2009-11-13 02:24:47
こんばんは。

北斗くん、血液検査の結果が、早くでたんですね。

『甲状腺機能低下症』初めて知りました。
色んな経緯はあるかと思います。
millecoさんの複雑な思いも・・・

でも、病名がハッキリして、お薬で回復できることがわかったんですもの。
また、昔の写真のような北斗くんの笑顔が、きっと見られます!!

焦らずに、少しずつ、希望を持って頑張っていこうね、北斗くん。
大丈夫!!
お姉ちゃんが、いつも側にいるからね~

>ケンタの姉ちゃんさん (milleco)
2009-11-13 17:01:34
こんにちは。

ご心配いただき有難うございます。
ようやく、確定診断です。
すでに2ヶ月ほど薬を飲んでいますので、そろそろ効いてくるのでは、と。(もう、効いているのかな?)
これで昔のように自力で歩けるようになれれば万々歳ですね。
焦らず、前を見て、進まなくてはね。

いつもいつも応援有難うございます。
これからもよろしくお願いします。

「ケンタくんといっしょに頑張るからね」っと北斗。
Unknown (松の実)
2009-11-14 15:16:58
ヒトもですが、年をとると色々な症状が「老化」で片づけることができてしまうので、
病名の診断ってお医者様も難しいのでしょうね。
ましてや、相手とは言葉でコミュニケーションが取れない・・・
でも、今回は診断がおり、治療方針も確定してよかったです。
これからも体調に波はあると思いますが、
ゆっくり焦らず治療を続けていくことが一番だと思います。
北斗さんは、コンスタントに食べられているようなので
お薬を飲む甲斐もあります。
食べないと薬はたとえどんな薬でも毒になってしまうような気がして
飲ませるのも恐ろしくなってしまう私です。

今の北斗さんも充分ハンサムで味のあるお顔付きだと思いますが、
9歳の北斗さん、ハンサムそのものです。
でも、守ってあげたい可愛らしさは老犬ならではです。
茶々は年を取って、いつも文句ありそうな顔つきになってきたんですョ。
Unknown (greendog)
2009-11-14 18:24:04
ほんとにね~ 老犬だからこそ いろんなことを疑って診察してほしいよね。
そりゃ 先生だって見極めが難しいと言っても素人やないんやから・・
私も詳しい血液検査をするべきやったと後悔してるよ。
毎回血液検査してもらっていたけど簡易なものだったから。
人間でも通常の町医者でする血液検査と人間ドックなんかのとは
違うものね。 そんなことも気づかずにただ貧血なだけって信じて
いた自分がアホやったとつくづく思ってしまいます。
もっと詳しい検査をしていたらDICになる前に兆候がわかって
あんなに急に逝くことはなかったんじゃないかとか今も思います・・。
ウチの場合はすべていまさら~なことだけど ほっくんは 頑張って
くれているから、millecoさんも今のことと これからのこと
明るいヴィジョンを持って頑張りましょう~♪

ほっくんだけじゃなくてパパもママもいっぱい食べて風邪や
インフルエンザにならないよう 体力つけてね!

北斗~ 頑張るんやで~ おぼつかんかっても自分の足で
歩くんやで! かっこええ車椅子もあるしー
こっちから応援してるでぇ~ byリュウタ
>松の実さん (milleco)
2009-11-15 00:37:10
こんばんは。
そうなんですよね。「老化」が曲者ですよね。
先生もずっと北斗の病状に頭ひねってらして…
まぁ、手遅れになる前に診断がついて良かったとつくづく思います。
焦らず、それこそアンダンテで回復を目指します。

ハンサムなんて言っていただいて有難うございます!親バカですが、嬉しいです。
9歳になり、それなりに弁えたような顔をしていますね(笑)
年を重ねると、「可愛いお爺さん」になったような、もっと進化?して「可愛い赤ちゃん」になったような、不思議カンジが老犬の特徴でしょうか…愛おしい存在です。
茶々ちゃんの子供の頃の写真も拝見しています。利発そうで可愛いかったですね。今は、「文句ありそう」というより、何事も受け入れますよ、という穏やかなお顔に見えます。茶々ちゃんもとても愛おしい存在です!
>greendogさん (milleco)
2009-11-15 01:14:34
こんばんは。
本当に、あのとき詳しい血液検査をお願いしていたら、って思います。
でも、先生ね、優しい先生でね…
外に出す血液検査しなくても「甲状腺機能低下症」を診断する方法がないかと色々と調べてくださったり、9月から「確定診断ではないから」ってお薬をひと月ほど無料で出してくださったり…
こんな流れだから、仕方がないかなって。
とにかく、手遅れになる前だったから良かったよ!以前の状態に戻れるように、少しづつでも頑張るね。

リュウタくんのこと、本当にお気持ち分かります。詳しい血液検査がどの病院でも迅速に出来れば良いのにね…

「リュウタ兄、そっちはどうですか?僕、もう暫くは頑張るつもり…お姉ちゃんが無理やりご飯を突っ込んでくるけれど、何とか頑張って飲み込んでるんだ。かっこ良いチャッピー兄の車椅子でもう少し歩きたいしね。リュウタ兄はそっちからリュウタ姉ちゃんをしっかり守って支えてね~!」っと北斗。

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