ミエルの居心地のいい場所

乳がんが気付かせてくれた事【心地よい場所を沢山もっていればきっと大丈夫!】そんな場所を毎日探しています。只今バラに夢中☆

花・華・はな~千葉市花の美術館

2007年10月17日 23時57分07秒 | 自然からの教え
先週の金曜日は、
4ヶ月に一度の千葉大病院への通院でした。
建物の隣には、
もうすっかり新しい病棟が建っていて、
来るたびに季節の移り変わりを感じます。
前回はとても暑い夏でしたものー。

腹部エコーでは二人の先生によるダブルチェックで、
ちょっと時間が長かったのが気になりましたが、
診察室でF先生に尋ねると、
以前からある胆嚢ポリープくらいで、
後は変化が見られないそうで、心底ホッとしました。

私が佐原病院で行っている瀉血治療のデーターを見せて、
色々とお話しします。

『順調に貧血状態が進んでますね(笑)。
 この状態を維持してってくださいね。
 あとは食事制限で鉄分を控える事。』

『はい、海藻類や色の濃い野菜、貝類は、
 摂らないようにしています。
 
 この前は治療前の数値が良かったので、
 1回瀉血をしないで済みました。
 今は2ヶ月開いている状態なので、このままもっと、
 間隔が開いてくれるといいなぁと思っています。

 ちなみに4ヶ月前の肝臓と今を比べて、
 瀉血による効果はエコーで認められますか?』

『うーん、それはわからないなぁ。(笑)
 あくまでも目に見えない血液の数値でしか、
 良くなったという変化は認められないんだよね。
 
 肝臓が目に見えて変化するには、
 もっと時間が掛かると思うよ。』

『そうですかー(笑)
 ところで新しい病棟出来ましたね。
 4カ月おきだと来るたび色々変わっていますね。』

『そう、来年のGWからオープンするんですよ。
 次回は2月の予約ですね。』

もう来年になってしまうなんて、早いものですね。
次回はどんな変化があるのでしょう?
自分の肝臓だけは、悪い方に変化していないよう、
願うばかりです。
  
さて、いつものように玄関に迎えにきてくれたのは、
kanonさんです。
4ヶ月ぶりですねぇ。こちらは変わらずお元気です。

この日は二人の思いが通じ、
同じ場所に行こうと考えていました。
それは【千葉市花の美術館】http://www.cga.or.jp/004020/main.html

以前から私が行きたいと思っていた場所で、
kanonさんは2度目だそうです。

美術館のレストランでランチをしようと、
早速kanonさんの車で向かいました。

花の美術館はその名の通り、
入り口から溢れるばかりのお花がお出迎え。
赤やピンク、黄色に白と、
豊富な色彩が花壇を彩っています。

『綺麗ねぇ!』
『すごーい!!』
『わぁ~!』
『まぁっ!!』

お互い最初から興奮と驚きの嵐です(笑)。
まだ入り口の前庭だけだというのにー。

広いレストランに入ると、今度は園内のお庭が、
総ガラス張りの店内から眺められるようになっていました。
私達の座った席からは、緑の芝生の中で鮮やかに咲いている、
ピンクのバラが見えました♪

自家製のパンやパスタもとても美味しくて、
このお店は夜もオープンしている本格的なレストランと知って、
なるほどーと納得しました。

お庭を眺めながらゆっくり食事が出来るなんて幸せですね。
私たちもゆっくりし過ぎるくらい、
ゆったりとしたランチを楽しみました。

でもこれだけではありません。
おしゃべりしていて日が暮れないうち、
美術館に入ると致しましょう。

入ってすぐの展示室では、
押し花教室の方達の押し花アートが見られるというので、
私達は早速覗いてみることにー。

様々なお花や葉っぱを乾燥させて、
自然の美しい色合いを残したままの素材を使って、
1枚の絵にしているのですが、
それはそれは美しくも見事な世界が、
一枚の額縁の中に作り出されているのです。

『これが押し花ー!?』
『うわぁー素敵ねぇ~。』

一枚一枚、どの作品にも、
花びらと一緒に愛と優しさがびっしり詰まっていて、
観る者の心を朗らかに、
そして和やかにしてくれるのです。

『凄い世界よねぇ・・・。』

私達2人は、ため息と感心しきりでした。
ふと後ろを振り向くと、
中央には2つの大きなテーブルがあって、
そこにはたくさんの色に区分けされた、
花びらや葉っぱが並んでいました。

それらの素材すべては、着色など一切していない、
天然の色そのものだそうです。
パンジーはパンジーの色が、
紫陽花は紫陽花の色がそのまま封じ込められていて、
パリパリに乾燥していました。

これだけ集めて乾燥させるのが、
まずは大変な作業なのでしょうね。
そんなことを思っていると、

『やってみませんか?』

お教室の方から声が掛かりました。
それらの素材を使って、しおりやポストカードなどが、
初めてでも簡単にできるというのです。
見てみるとタイルやプレート等も素敵に出来そう。

kanonさんと顔を見合わせ、
すぐにやってみる事にしました。
私達が選んだのは1枚のタイル。
タイルの上に好きな花びら等を乗せていって、
最後にフィルムを貼るだけで、
簡単に押し花タイルが出来るようです。

タイルとピンセットを渡された私達は、
あっちのテーブル、こっちのテーブルと、
好きな素材を探し歩きます。

よくよく見れば小さな小さな花びら1枚1枚に、
様々な表情があるのに気付きます。
大きさ、陰影、形、色合い、風合い・・・。
小さな葉っぱにもそれぞれの個性がある。

『同じものは二つと無いのね。』

何千枚もあるその中から、
自分の気に入った何枚かを選りすぐり、
タイルの上で組合せ、一つの作品を作り出す。

世界に一つだけの自分の作品。
これも一期一会の出逢いでしょう。

私達は気が付くと別々の場所で、
黙々と作品作りに集中していました。
自分らしさを表現するのに夢中だったんですね。

迷いながら、やり直したりしながら、
ようやく1枚が出来上がりました。

『ふぅー、出来た~。もう1枚作ろう!』

kanonさんと私は、
お互いまた同じことを考えていました。

再び1枚のタイルとピンセットを持って、
さまよい歩きます。
今度は違う雰囲気で作ってみようと思いましたが、
出来上がってみるとやっぱり、
”私らしい”雰囲気になってしまったみたいですね。

でも1枚目よりも2枚目はもうちょっと自由で、
大らかに作れたような気がします。
(今日の画像、左が1枚目、右が2枚目))

『これは楽しいね♪』
『いいお土産になったね♪』

自分らしい作品の出来栄えに、
お互い大満足の2人でした。
世界のどこにも売っていない、
自分だけの押し花アート。
下手でも愛着が湧きますね。

さて、どうやって使おうかなぁ?
額縁を作って壁やドアに貼ってもいいしー。
多分、マイ・ガーデンのどこかに飾られるのかなー?
そんなことを考えるのも、第2の楽しみですね。

あらっ!随分ここでゆっくりしてしまいました。
閉館時間まであと1時間もありません。
足早に、でもしっかりと見なくっちゃ!

トロピカルムードたっぷりの大温室は、
滝が流れていたり、池があったりで気持ち良く、
大きな睡蓮の池では噴水と夕陽に癒されます。

べランダガーデンに立ち並ぶ、
コンテナの百花繚乱の美しさ。
コリウスやコニファーの葉色の濃淡の美しさ。
鮮明な色が織りなす前庭花壇を、
上から見下ろした時の幾何学的な美しさ。

どれもこれもが例えようの無い素晴らしいものでした。
植物だけの美術館。
お花好きの私達にはたまらなく魅力的で、
まだまだ時間が足りないほどでした。

もっと見ていたい。
四季折々の花達も見てみたい。
また来なくっちゃ!!

こんな素敵な場所があったのですね。
ますます千葉が好きになりました。
(ちなみに私の通院している3つの病院は、
 すべて千葉県なのです。)
kanonさん、
また居心地の良い場所見つけられましたね。
素敵な華やぎの時間をありがとう☆
また行きましょうね!





~☆~~☆~~☆~~☆~~☆~~☆~

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2 コメント

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癒しの花の世界 (kanon)
2007-10-19 01:51:58
この日は通院お疲れ様でした。
4ヶ月はあっという間ですね。
変化なしというのは本当に良かったですよね。
千葉大の玄関前も秋のお花が綺麗でしたね。

花の美術館、最高に楽しい花時間を過ごしましたよね!
押し花は、新しい出会いでした。
やってみるとはまってしまいますよね。
それぞれの個性が出て、全然違うものがお互い出来ましたね。
本当に大満足でした。

また、ぜひ違う季節に訪れてみましょうね。
素敵な花時間を、こちらこそ一緒にありがとう☆
kanonさんへ (ミエル)
2007-10-19 21:44:15
kanonさん、ありがとうございます☆

>千葉大の玄関前も秋のお花が綺麗でしたね。

 病院についてまず目に付くのは、森の緑と花壇のお花です。
 4ヶ月前とは違う装いに、いつも季節の移ろいを感じてしまうのです。

>それぞれの個性が出て、全然違うものがお互い出来ましたね。

 ほんとにね。kanonさんはkanonさんらしく、
 私は私らしくーでしたよね(笑)。
 何千通り、何万通りの無限の組み合わせの中から、
 自分だけの色を重ねて織りなす押し花。
 なんだか人生のようですよね。

>また、ぜひ違う季節に訪れてみましょうね。

 お花好きの人と一緒に見ると、深く共感し合えるのはもちろん、
 また違った視点からも見られることが、
 とても新鮮だったりもしますよね。
 ぜひまた訪れて、
 その季節ならでは美しさを発見しましょうね!