今日も地球を歩いてます

前と後ろにバックパック担いでました。そんな頃も今は昔。今は日本で定住!専業主婦!笑

⑥理想郷の奇跡

2009年02月28日 | 中国各地訪問

                         
「梅里雪山」

という山があります
雲南省のシャングリラからバスで6時間、徳欽というところに

シャングリラも雲南省の奥、チベット自治区の手前ですが、
徳欽はさらにその奥です
チベットは目前です
(山を越えたらミャンマーでもあります)

この山はチベット仏教の聖山でもあるそうです
今回の旅の情報をネットで調べている時にその山の画像を見ました

もともと標高の高い地域、シャングリラでも標高3300m、
その山は6700mだそうです
日本の象徴・富士山なんて、その山から見れば赤子のようなのかもしれません

画像があまりにもきれいで、山の壮大さが、ワタシに
「早く来いよ!」
と、訴えているようでした

なので、
(シャングリラへ行って、道が凍ってなくて、シャングリラー徳欽間のバスもあれば、)
絶対行ってみよう、と思ってました

            要注意、高山病!
                                         (撮影者:ムスコ) 
さて、
シャングリラで旧正月の年越しを挟んだのですが、
宿のスタッフに

「今は正月休みだから、バスも休みだ
1月2日にシャングリラの街のバスターミナルは開くが、
徳欽までのバスがいつから運行再開かは知らん」

と、言われてました

なので、運だめし!、ぐらいの勢いで、
1月2日、西洋暦の1月27日に、バスターミナルへ行ってみました
朝イチ、7時に宿をチェックアウトして

ターミナルの切符売場で
「徳欽まで!」
と言うも、
「今日は麗江までのバスしかない!」
と、断言されました
ちーん…


なので、しょうがなくその場で麗江までのチケットを購入

シャングリラのひとつ前に訪れた街が麗江
徳欽がダメなら次に行きたかったのは大理
でも麗江行きしかないならしょうがない
シャングリラから大理は、麗江よりさらに先、
なので麗江で乗り換える形で、麗江ー大理間のバスを探そう、という予定に変更

しかも
「30分後に出るバスの分は、たった今売り切れた」ということで
麗江への午後1時出発のバスになりました
つまり、午前中がまるまる余りました
でっかい荷物をターミナルの荷物置き場に預け、
一度市内へ戻って、てれてれぶらぶら散歩
余裕を持って、12時ぐらいにターミナルへ戻ってきました

しかし、ここでミラクルが!

ターミナルでふらっとバス乗り場の方へ行ってみると、
なんとそこには見たことある顔が二人
記憶を呼び戻してみると、4日くらい前に麗江の宿で会った日本人デハナイカ!
ちょろっと話をしただけで、お互い名前すら聞いてなかったけど、
ひとまず声をかけてみる
(あ、この出会いがミラクルではなく、もう少し読み進めてください笑)

と、なんと
彼らは「今から徳欽まで行くんですよー♪」と

は?
どいうこと??
徳欽までのバスは今日はないって、3時間前に言われたぞ??

なんと、彼らはたった今、麗江から大型バスで来たけど、
その乗客の中でそのまま徳欽まで行く人の人数が集まったので
バスが出ることになった、と

これは”大どんでんがえし”ってヤツじゃないか!?

なんとバスの発車まであと10分、オンリー10分

1.彼らのバスの同乗するように、行動を起こすべきだぞ、自分!
2.急すぎる展開でよく考える時間はない、そんなときに起こす行動は危険だ
  今回はパスするべき!(もともと徳欽へ行くのはあきらめてたやん、自分!)

と、
頭の中で二つの選択肢が!

結局、
中国のこんな奥地へ行くことは一生ないだろう、と思い、1.を選択
頭をフル活用して、まずは窓口へ
筆談する余裕はないので、拙い中国語の発音で窓口の人に希望を伝える
幸い、朝麗江までのチケットを売ってくれたスタッフと同じ人がいたので、
話は早かった
しかも、誰だかわからんおっちゃんまで、ワタシの横に来て、協力してくれた
(10分後、その人は運転手であることが判明したけど
 この10分の間は「誰だこの優しいおっちゃんは」と思ってた笑)

チケットはあと3枚余ってたようで、
無事に徳欽までのバスに乗ることができました

いやぁ、偶然ってすごい

もしも、午前のバスに乗っていたら…
もしも、ターミナルへ早めに戻ってきていなかったら…
もしも、ターミナルの中をぶらついていなかったら…
もしも、麗江で話をしていなかったら…


というわけで、
念願の徳欽へ!

本気の山道です。落ちたら死ぬ…
                      それでも運転手は、走行中も携帯でよく話してました笑

車窓の景色!絶景!
 →
シャングリラのナパ海(もち、湖です)        至るところで、チベット仏教のパゴダが

 →
           渓谷もあったり               徳欽まであと半分!
 
と、ここで写真撮影スポットがありました
登山用品店の広告写真のようだ

バスは10分くらい停車
さすがに冷たい風が、遮るものがないのをいいことにびゅーびゅー吹いてましたが
なかなかの絶景
                 日差しが強いぜ

6時間後、梅里雪山へのゲートウェイ、徳欽に到着
梅里雪山。この詳しいネタは次回!


ちなみに、
     こんなとこからガソリン補給中
     この運転手がワタシをサポートしてくれたおっちゃん  多謝!    

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2 コメント

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Unknown (ドラ)
2009-03-03 11:36:59
きっと、普段のcaimの行いが
いいんやって☆
めっちゃ、絶景やな~♪
ガードレールがなんもない本気
山道が一番魅力的やわ~!!
返信する
Unknown (caim)
2009-03-03 15:05:20
ガードレールって、そこに注目ですかい!
さすが、アナタ!笑
返信する

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