北山・京の鄙の里・田舎暮らし

北山、京の北に拡がる山々、その山里での生活を楽しんでいます。

秘仏「金剛蔵王権現像」拝観と天川・吉野紅葉の旅

2010-11-11 17:40:53 | 歴史・社寺・史跡など



11月1日に古代ロマンウォーク~京北から平城京へお米を運ぼう~という企画に参加した際、平城遷都1300年記念で吉野の金剛峯寺では秘仏の金剛蔵王権現像が12月9日まで公開されているチラシを発見した。10月31日の産経新聞にもその姿が写真で紹介されていた。

このすごい仏像を見たくなった。秘仏なのでこの機会は逃したらあかんと大阪時代の友人に声を掛けた。秋は行事が多く多忙な日々を過ごしてストレスも溜まっていたので温泉にも入りたい気持ちが背を押したこともある。

大阪経由で葛城山麓の道を南下、まず向かったのは高鴨神社。もう何年になるかしら、正月休みに葛城古道を歩いたときここで御神酒を頂いたり、金剛山へ伏見坂ルートで登るとき立ち寄ったりと懐かしく、また鴨族の総社でもあり素通りは出来ない。葛城山麓には懐かしい神社がいっぱいで全部立ち寄りたいが今回はそれもかなわず、ただここだけは外したくなかった。

高鴨神社


お正月に巫女さんに御神酒をついで貰ったときの記憶とは違う佇まいだ。記憶力ってあてにならないなあ、おっとこれを言い出すと「自分の記憶力を基準にして一般化した話をするな」と叱られたことを思い出すので詳しくは書くまい。

大淀の町の外れで昼食をとり、309号線を南下、途中今夜の酒のあとに食べる柿を直売所で仕込んだ。天河大弁財天社を目指す。芸能の神様、拝殿前の舞台ではチェロのデュオ演奏が行われていた。演奏の邪魔になってはと柏手を打つ音も出せず、神式のお葬式を思い出し複雑な気持ちになった。

折角の演奏をゆっくり聴く時間もなく、309号線を目指した。御手洗渓谷が弥山川に合流する地点で駐車スペースを見つけて車を駐めると、「ここは有料駐車場ですが私たちは帰りますのでどうぞ駐めて下さい」と言われた。そう言われれるとどうすればいいのか判断に迷ったがこれはご厚意に甘えることにした。頭上には橋も架かっていて、滝が綺麗ですよ、ぜひ見ていってくださいと教えて頂いたり、田舎の人は優しい心の持ち主だ。僅か数百円のことであり払うべきかご厚意に甘えるべきか迷ったが、人は易きに走るもの、後でピリ辛コンニャクおでんを買うことで気持ちを表した。

ここから眺める対岸の谷の風景、山が高いので、丹波の谷の紅葉とはスケールが違う。


渓谷への階段を上がり、立派な橋を渡り、なだらかな滝、岩や水の色と木々の彩りの風景を楽しんだ。この渓谷はもう20年以上前になるだろうか緑豊かな季節に洞川からハイキングをした思い出がある。紅葉に時期に歩いたら最高だろう。

御手洗渓谷、岩と水と木々の様相


行者還トンネルまで走れるかなと車を進めるが、この309号線は車一台が通れるだけの狭い道が続く。紅葉の渓谷を楽しまれて帰ってくる車との離合が大変だ。何回対向車に出会いバックも含め右左を見ながら苦労して進んだことかしら。さすがに途中からは対向車に合う機会も少なくなってきたが奥に入っていくとUターンする場所も少なくなってきて、このまま進んでいったら引き返せるだろうかという不安感も出始めてきた。

途中、前方に聳える峯を撮影したが、これはトサカ尾山なのだろうか?それともバリゴヤノ頭?それともこれが行者還岳?ワクワク心を抱かせてくれる姿だ。





余り深く入りすぎてUターンする場所も無くならないか心配になり、宿への到着時間も気になり始め、紅葉も終わり始めたところで引き返し、今夜の宿、洞川温泉へと向かった

洞川温泉夜景


大峰山上へ向かうシーズンも終わり静かな雰囲気だった。温泉の湯はぬるめで鬼怒川温泉や沢渡の湯を思い出した。部屋は大峰への修行に向かう人達の為の造りになっている様だ。シーズンオフのこの時期は客も少ない。観光旅館とは違う雰囲気であり、コタツと石油ストーブでの暖房だが、山小屋に比べたら極楽だ。

これも10年以上前になるか、我が息子とここを訪れた時には、ゴロゴロ水が汲み放題だったが、これも有料の水汲スポットが作られている。気持ちは分かるが、商業的に果たしてこの判断は正しかったか、心配する。ゴロゴロ水は素晴らしいというのを当地を訪れて来る人に体験して貰い、その人達の口コミで宣伝して貰う方が得策ではなかろうかと思うがどうなのだろう。

二日目の翌朝はなにはともあれ龍泉寺へ。第一の水行場の池周囲や山裾の紅葉が素晴らしい。女性が枯れ葉を掃き清められていた。通られた若き僧侶から爽やかな挨拶を受けた。



目的の地、吉野山を目指すが、小南峠を越える道は危ないからと言われ、川合から309を戻り、黒滝村経由で138~48のルートを選んだ。途中の地蔵峠は吉野から鳳閣寺へと歩いてここへ出てきた思い出があるのでここを通りたかった為だが、進むにつれ段々狭くなり、48号線から258号線への分岐などは林道へ入り込む雰囲気だ、と言えば言い過ぎか。カーナビで現在地の確認が出来るのでうまく吉野山に入り込み、駐車場にもありつけた。

さてさて久しぶりの金峯山寺蔵王堂に到着。人出は思ったよりは少なく感じたが、これは蔵王堂が大きい為か。蔵王権現のお姿は、真正面から、左から右からとゆっくり拝観出来た。圧倒される思いの立派な像だ。三体の真ん中に位置する中尊は像高7.3mあるそうな。怖い思いもするかなと思っていたが、何故か優しい感じの方が勝っていた。本堂を一周し沢山の仏像も拝観させて貰えた。

蔵王堂を後にして勝手神社の前まで歩くと上手い具合にバスが来たので食堂の女性の勧めに従い、バスで奥千本口まで行った。全部歩こうと思ってたんかいなと言われたが、以前は近鉄の吉野駅から何軒かの寺院を廻り西行庵まで歩き、そこから鳳閣寺を経て黒滝村まで歩いたんやから吉野の中を歩くなんて簡単と思っていたと答えたが、全部歩いていたら時間がなかったろう。

金峯神社に参り、西行庵を目指す。途中、奥駈道や鳳閣寺への分岐を懐かしく見ながら峠を越え、下りに入って間もなく杉林の向こうにしっかり色づいた紅葉が飛び込んで来た。少し下って振り返って撮ったのが次の写真;



西行庵は紅葉に包まれていた。雨が降ってきて休憩所で少し休む。蜻蛉の滝から登ってこられたというご夫婦が湯を沸かして休んでおられたので少し黒滝・赤滝・鳳閣寺のことなどを話した。




苔清水に立ち寄り来た道を引き返す。途中の高城の展望台付近からは、懐かしの高見山が遠望出来た。



水分神社の社殿の造りはちょっと普通の神社とは違った趣があり興味がある。裏山の木々も色づいていてなかなか良い雰囲気だった。




上千本からは吉野山が展望出来、桜の頃はこのあたりが一番の場所なのだろう。この辺りを下っていると風も強くなって来た。



仕事も忘れストレス解消のつもりが携帯電話には着信が何件かありメールも入っていた。電源切っておいたらよかったかな。役の行者小角さんを元祖トレッカーと仰ぎあちこち歩き回ったのが懐かしく思い出される。吉野から熊野へ大峯奥駈道を歩きたい気持ちはあるのだが実現していない。実現しないのは自分が心からそれを実現しようとする気持ちがないからなのだろうと言われれば返す言葉は無い。紅葉は素晴らしかったし、蔵王権現さまには圧倒された。龍泉寺では一日行者体験コースもあるという話を聞いたような気がするが、まずはこれに入門して心と体を鍛え直さないとこのマンネリ生活からは脱却出来ないのかもしれないと思い始めた。


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12 コメント

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吉野 秋もまたよし (硯水亭歳時記)
2010-11-11 21:39:33
    Mfujinoさま

 素晴らしい吉野紀行でしたね。私はニッポン教というのがあるとされば、修験者の信仰こそ日本人が持つ衿持の誇りであるニッポン教であると深く信じています。熊野から大峯山を下って、最終・吉野の終点に行った数多くの修験者たちの救いの的になったことでしょう。吉野には中千本を見渡せる露天風呂もあり、櫻の紅葉を充分に楽しまれたではないでしょうか。

 花矢倉から見た蔵王堂の光景は春も秋も素晴らしいものです。窒息しそうな奥千本への杉木立の坂を降りると、奥千本。西行庵が御座いますが、芭蕉も何度も訪れたらしく、苔志水にその痕跡があります。

 蔵王堂は天下一の威風堂々とした佇まいがあり、本当に素晴らしいものです。本堂手前の愛染明王のご尊像にも深く共鳴致します。また今回はご本像のお参りが出来たとのこと、本当に嬉しゅう御座います。櫻の、寺紋も権現堂に、藤野さまはどんな思いをされたのでしょう。思うに、この素晴らしいリポートに、その思いの丈を観る思いがします。

 奥千本の西行庵を訪ねられた古都だけでも大変なことだったことでしょう。熊野参詣はこの吉野が終点です。本当に、この記事を読ませて戴き、感動しております。有り難う御座いました。
古山の紅葉は厳かなばかり。 (道草)
2010-11-12 09:33:26
今朝は静かな雨が降っています。この吉野行程の日は、さぞ秋晴れの清かな旅だったことでしょう。私は9日に、佐々里の紅葉を撮りに同級生の車で出向いて来ました。雪と桜は、mfujinoさんのご案内で素晴らしい写真が撮れました。今回は里の秋を写して、入院中の級友に見せに行こうとの思いからでした。
丹波の山谿は、ご指摘の如くこの写真の紅葉のスケールとはかなり異なります。あの辺りは楓より漆・櫨・楢・橅・欅・櫟などの雑木が多いのでしょう。山腹を点々と、霞んだ様な紅葉黄葉が彩っていました。
廃校の校舎では、銀杏の大木が黄色く染まっていました。そして、周辺の谷川の岸辺は白い穂の芒で被われて、時雨の止んだ後の秋日を受けて眩しく輝いていました。あの日、美山地区全域に芒野が広がっていて、晩秋の風景が堪能出来ました。あの辺りには背高泡立草がまるで見当たらず、子供の頃に見た昔のままの秋の景色が広がっていました。
mfujinoさんも、思い出の場所で素晴らしい秋を満喫されて何よりでした。それにしても、この蔵王権現は迫力があります。写真を見ただけでも、畏怖の余りに思わず平伏してしまいそうです。その像の前で、mfujinoさんは優しさを感じられたとか。まさに、見る人間の心次第で、抱擁力を感じさせる凄さが備わって像は、やはり真に本物なのでしょう。
昨今は、上から下まで虚言人間が多くて目に余ります。そうした輩がこの蔵王権現の前に立てば、真ともに仰ぎ見られないばかりでなく、おそらく目が潰れるのではないですか。そんな迫力と神秘性がひしと伝わって来ます。
今朝の雨で、京都の紅葉もいっそう進むことでしょう。先日の高雄はまだ色づきは5分程度でした。この週末は見頃になるかも知れません。遠い吉野の山は、そろそろ冬支度が始まるのでしょうか。

「終わりを美しく」 坂村真民

落下埋没してゆくからこそ
木々はあのように
おのれを染めつくすのだ
ああ
過去はともあれ
終わりを美しく
木々に学ぼう
山道のことなど (徘徊堂)
2010-11-12 13:45:59
 mfujino様、今回はすごい道ばかりを走られたのですね。吉野から奥に入っていくところは幹線部分はともかく山道に入ると、とにかく向こうから車は来るな来るなと念じながら走らねばなりません。それでも、その甲斐あってか見事な写真をたくさん撮られ、こちらも吉野の紅葉を満喫させていただきました。
 高鴨神社や高天彦神社の辺りは、まだまだ日本の古代というか、そのようなものの息吹が感じられるところですね。小生もあの辺りに行くときは高鴨神社だけは素通りできません。
 懐かしい高見山の写真もありがとうございます。もう30年登っていませんが、小生が遅刻したおかげで下市口~登山口までのバスに乗り遅れ、タクシーで登山口に向かい、それがまた高かったので皆から非難されながらアイゼンをつけて登りました。どんなメンバーだったか、何があったかなど昨日のことのように覚えています。天河神社は縁のない人はたどりつけないと言いますね。
吉野は修験道の拠点 (mfujino)
2010-11-12 20:06:19
硯水亭さま、 自然の中に入っての修行というのに憧れるのか修験道には興味があります。ところで大峰奥駈道は、吉野から熊野大社へと向かうのではないでしょうか?中辺路、小辺路、大辺路、大峰奥駈道、伊勢路などで熊野大社へ向かうと理解していますが。
この機会を逃さず蔵王権現三像を拝観出来たこと満足しております。蔵王堂といい蔵王権現といいそれはそれは立派なもので圧倒されました。ただ役の小角さんが尊命なら果たしてこんなに大きなものを作ったかしらという?という気持ちがあります。また何故秘仏なの?というのも我が心にひっかかります。でもあの姿を目の前にすると細々した考えは吹っ飛びますね。
あの人出の多さ故私は桜の季節にはどうも吉野には足が向きません。今回は秋に訪れたのですが、時々雨には降られ、また上千本の辺りではかなり強い風にも吹かれましたが下に下りるにつれ穏やかな天気になりましたし、秋の吉野もなかなかのものでした。今回は洞川温泉に宿をとりましたが、次回は吉野に泊ってじっくり滞在し吉野に浸るのもよかろうと思っています。
吉野はやはり修験道の町ですね。あの山伏の姿は好きでないのですが、みんなと「六根清浄、散華散華」と唱えながら峰々を歩いてみたい気持ちは棄てていません。硯水亭さまがニッポン教と言われる要素の中には、自然を征服するのではなく自然との一体や、自然に対する畏敬というか自然との調和が基本にあるのではとも考えますが。

道草さんも是非拝観してみてください (mfujino)
2010-11-12 20:06:54
道草さま、 佐々里ですか。さぞ紅葉の山里を楽しまれたことと思います。山の表情という面では佐々里峠への道からの眺めが更に素晴らしかったのではないでしょうか。これで、春・秋・冬の季節の佐々里をNさまにお知らせ出来たことになり、残るは夏の風景というところでしょうか。Nさまもきっと喜ばれることでしょう。佐々里といえばスキー場跡から更に奥に入るとまた趣も違ってきます。機会があればご案内したいものです。車でも行けますし。
天川村では穏やかな天候でしたが、吉野山では曇り、途中雨にも降られたり強風に吹かれたりもしました。下界へ下りると穏やかな天候だったのですが。
蔵王権現は恐ろしい表情ですが、この形相で悪に立ち向かって我々を庇護してくれるのだと思うとなんと優しいことかと感じたわけです。
蔵王堂内では写真撮影が禁止されていますのでチラシを載せましたが、7mもの巨大な三体の像を真下から拝むは姿は圧巻でした。立派なものです。写真で見るのでないライブの凄さを実感しました。12月9日まで公開されていますので道草さまも拝観されては如何でしょう。自信をもってお勧め出来ます。
私も高見山では失態を (mfujino)
2010-11-12 20:10:45
徘徊堂さま、 吉野へは48号線から257号線に分岐して、吉野山の西南方向から蔵王堂の400m程奥に突入するルートです。それよりも309号線で行者還トンネルへと向かう道の方が、対向車よ来るな~と祈っていました。
高天彦神社の近くには高天原もありますね。笛吹神社にはまだ行った事がなくぜひ訪れてみたいのですが。葛城の辺りはよく歩きました。雨上がりの時などは葛城山系の峰がいつもより高く見えますね。ここも彼岸花がきれいに咲き誇ります。巨勢街道も面白かった。白鳥陵も。古代史のロマンに浸れる地ですね。
高見山は樹氷登山のシーズンの休日は大阪方面から急行電車が着く度にバスが何台も出ますね。それでも駄目だったんですか?頂上でエビの尻尾もしっかり見てきました。途中ラーメンを食べて暖まろうと携帯のストーブを雪の上に置いてしまい低温の為ガスが気化せず、折角ラーメンを持ってきて楽しみにしていたのにと残念がられたという我が失態を思い出しました。
実際は (硯水亭歳時記)
2010-11-12 21:44:47
    Mfujinoさま

 仰る通り、それらのコースが一般的で正統派です。熊野から大辺路を経て、大峯山に行く修行が最もきついものだったとあり、花の吉野は満願の場所でもあったと多くの文献にはあります。またあの多くの櫻は里人がご神体にあやかって持参し植樹されたことになっているのですが、当時熊野詣でに行けない貴族が数多くおりました。一山の櫻の殆どは実は熊野詣を完結したことにして、蔵王権現を終着点として植樹されことが多かったのです。数多くの文献が残されています。

 壬申の乱の直前、天武天皇は吉野にいました。この時五人の皇子を集めて、兄弟仲良くと諭したのでしたね。結局草壁皇子の系列が皇位を継ぐことになるのですが、大津皇子は吉野での御教えに従って覚悟の賜死をされたのでしょう。尚この場合吉野は吉野山ではなく、少し東に入った宮瀧になりますが。

 役の小角はその時代よりやや下りますが、同時代と言ってもいいでしょう。山伏修験者の統領と言ってもいいかも知れませぬ。磐座信仰や山岳信仰がやがて佛教と融合して行く過程が実に面白いですね!
紅葉の季節なのですね (鎌倉街道)
2010-11-13 16:19:05
羨ましい紅葉と仏像巡りの旅だったのですね。
今年のもみじは、例年並みに美しい色合いがでたのでしょうか? 我が家の向いの山は色づきはじめたのですが、どうも赤の色が冴えないのです。

今日の鎌倉は上空にヘリコプターが飛び交い、道路はあちこち広範囲に規制され、各国首脳の奥さん方が観光にお出でのようです。 明日はオバマさんが見える(?)ようです。 明日も道路網はおおはばに規制されます。 しかも、今月に入り個人の外国からの観光客がとても増えています。 このような時は、病人にとっても大変なのです。 時間通りに看護師さんが動けないために訪問看護を受けることも出来ないのです。 

鎌倉という地は、横須賀基地と厚木基地の間にありますから、ヘリコプターが十数機の編隊を組み爆音を響かせて上空を通過しますし、海には飛行機を搭載する、でかーい船、航空母艦がなにやらやっていることがあります。 砂浜から、母艦の甲板で作業する人が、肉眼でみえることがあります。

ほっ! とする景色の写真を拝見しながら、今日の鎌倉を嘆いてしまいました。 我慢の2日間です。・



桜・役の行者など (mfujino)
2010-11-13 23:40:42
硯水亭さま、 吉野の桜は役の行者さんが桜の木で蔵王権現を彫ったのでご神木と崇められ信者さんがどんどん植えられたと聞いていましたが、そうですか、熊野に詣でられない貴族が満願の形で植林したものもあるのですか。

もう何年前になりますか、近鉄電車が役の行者ゆかりの寺院を廻って朱印を集めましょうというキャンペーンをしまして、私もそのガイドに従いあちこちのお寺を廻りました。これが良かったと思うのは常には訪れることもない山寺等を訪れることが出来、今となっては楽しい思い出です。

熊野詣では熊野古道を、大阪の天満から滝尻まで区分打ちで歩きました。ハイライトたる中辺路の滝尻から大社までや大雲取・小雲取越を残しております。従って熊野大社へは車で行ったきりでございます。

宮滝方面も訪れたいところです。
APEC余波 (mfujino)
2010-11-13 23:43:55
鎌倉街道さま、 そうかAPECの警備で鎌倉も大変なのですね。まさに我慢の2日間というところでしょう

今年の紅葉はこちらでも最初はどうもぱっとしない色付きでしたが我が職場の紅葉など今が最高といえるきれいな色になりました。先日は霜が降ったのでそれが良かったのかもしれません。吉野の西行庵などはきれいに色づいていましたし御手洗渓谷付近も写真の様な雰囲気でした。鎌倉は暖かいでしょうからきれいに色づくのはもう少し先のことなのでしょうね。

抹茶アイス騒ぎの後はいつもの静かな秋を過ごされますよう祈っています。


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