193万PV達成!漫画史研究家・本間正幸監修【少年画報大全】(少年画報社・現在三刷)更新復活

【20世紀冒険活劇の少年世界】メトロポリス漫画総合研究所(since1997)から、昭和の映画、出版美術、音楽を!

佐村河内守氏の中の人だった新垣隆さんの会見に思うこと

2014-02-07 01:58:10 | スカパー!衛星劇場・無声映画の時代とニュー・シネマパラダイス
本来は、「無声映画鑑賞会と、マンガ研究とアーカイブについて思うこと」と題して発表する予定だったブログ記事ですが、一昨日からの世間での話題とキーワードに併せて、社会学的視点による内容に急遽冒頭部分を付け加えて発表させてもらいたいと思いますので、そこんところよろしく。(*´∀`)♪

「現代のベートーベン」と異名をとる佐村河内守氏の存在については、一昨日の昼まで正直何も知らなかったし、興味もなかった。
一昨日の夜、2003年頃より旧知である無声映画ピアニストの柳下美恵さんのTwitter上での呟き「新垣隆さん」というキーワードが、今回の騒動に関して私の好奇心をそそる結果となるのだが・・・。
昨日の午後2時半頃より会見をした佐村河内守(50)氏の中の人だった新垣守(43)さんについて、私は2003年頃より直接面識があった。
午後のニュースなどで、新垣隆さんの画像提供元になっていたマツダ映画社のホームページ。
私が知る新垣隆さんの素顔は、無声映画伴奏楽団カラード・モノトーンのメンバーであり、年末恒例の紀伊國屋ホールでの無声映画鑑賞会を始め、江東区の古石場文化センターでの江東シネマフェスティバルなど、年に必ず数回は、舞台に立つ新垣隆さんの演奏を耳にしていたし、楽屋での新垣隆さんの素顔もマツダ映画社の上映会スタッフの立場で目撃しているのだ。
物静かで誠実な人柄。
見た目が少し老けて見えるので、見た目が少し若くみえる私より、最初は彼の方が年下だとは思わなかったし、10人いれば10人が私の方を年下だと思うことだろう。
その彼が、18年間、佐村河内守(50)氏の中の人としてゴーストライターに徹していたとは、まるで見抜けなかったし、そんな素振りさえ少しもみせることはなかった。
東京千代田区のホテルで行われた会見の冒頭で、「指示されるまま、『私も佐村河内さんの共犯者』です」と謝罪。
18年で20曲以上提供、報酬は700万円くらい。
一方、佐村河内氏の印税収入だけでも3500万円近いとテレビ側は報道。
楽曲の著作権を全て放棄し、フィギュアスケート冬季五輪、オリンピック代表で国民の期待を一身に背負って頑張る高橋大輔選手のことを考えて「高橋選手には、五輪で堂々と闘ってもらいたい」と、今回の衝撃の告白。
佐村河内守氏については、最初会った時から普通に会話しており、「耳不自由」装っていたと発言。
これに対し、佐村河内氏の代理人である折本和司弁護士は、横浜で午後6時過ぎ反論があると発表。
「現代のベートーベン」のこれからの「運命」は如何に!

追伸

尚、映画と漫画史研究家である私は、本来なら昨日は、東京・西新宿で開かれた「アンパンマン」の作者、やなせたかしさんに感謝する「『ありがとう! やなせたかし先生95歳 おめでとう!』の会」(やなせスタジオ、フレーベル館主催)にファンとして最後のお別れをしたかったのですが・・・。
やなせたかし先生が社団法人日本漫画家協会理事長を務めていた2010年6月に、当時漫画史研究家として最年少であった正会員(2003年に入会)から、ネットストーカー退治に対する私の対応に対して、渡辺教子事務局長による理事会への一方的な報告、判断により自主退会の形を取らされました。
今回の騒動で、少からず面識のある新垣隆さんを知る者として、ファンとして、やなせたかし先生にお別れを告げるより、同じ無声映画を心から愛し活動を続け、直接面識の有る数少ない仲間の一人として、新垣隆さんの会見の様子、テレビの報道を見守ることの方が、人として大切なのではないかと考え、参加を見送りました。
私は、これからも無声映画を心から愛する仲間の一人として、新垣隆さんの才能と人柄を応援し、今までと何ら変わらず交流していきたいと考えています。

----- Original Message -----


----- Original Message -----
今夏は、スタジオジブリ宮崎駿監督の新作映画【風立ちぬ】公開と衝撃の引退発表、続いて11月23日(祝)には実に14年振りとなる高畑勲監督作品【かぐや姫の物語】が、全国ロードショーで公開。
テレビアニメ【鉄腕アトム】放送開始50年とテレビでの特番、国民的アニメ【サザエさん】放送開始45周年など、マスコミの報道についても、日本のアニメの歴史が話題となる機会が多かったような気がする。
【サザエさん】の作者・長谷川町子さんの師匠である田河水泡のらくろ館のある東京都江東区森下文化センターとの共催で、我等が無声映画鑑賞会でも待望の「夏休みレトロアニメ大会」が開催された。
漫画映画だけの特集上映は十数年ぶり、本邦初公開のスペシャル企画森下文化センター所蔵の「ノラクロ少尉」のデジタル化完成ともなれば、さぞや鑑賞会初参加となる漫画・アニメ研究者が殺到するかと思いきや、会場はいつもの御贔屓さんが大半で、逆に驚かされてしまった。
世界から注目を集める日本の漫画やアニメの実証的な歴史研究については、未だ黎明期のような有り様だ。
日本人の漫画史やアニメ史研究者については、大変残念なことに層が薄くレベルも低い。
紀伊國屋書店から発売された「日本アートアニメーション映画選集」全12巻の定価は30数万円と個人の研究者では中々手の出せない代物だったが、デジタル・ミームから発売の「日本アニメクラシックコレクション」DVD4巻セットなら個人でも充分購入可能な御値段。2007年発売時には、私も直ぐに購入させてもらった。
さて、熱心な会員の皆さまには、今回上映された「日本まんが短編集」に、どちらの商品にも収録されていない作品が含まれていたことにお気付きだと思う。
また、「マンガの足跡」では、ポパイやミッキー、ベティーやウサギのオズワルドなどの作品が、何時、どのような形で日本に紹介されていたのか大変興味を持った。
現在、日本漫画史や日本アニメ史の黎明期から興味を持ち、実物の資料にあたる実証的な研究者は驚くほど少ない。
あの有名な「タイガーマスク・伊達直人」現象が話題となった際、AMラジオに10分間生出演して、漫画原作とアニメの違いを解説出来たのは、在野にいる漫画史研究家である私だけだったのだから驚きだ。
【サザエさん】の漫画やアニメについても、現在発売中の雑誌『猫生活』(緑書房)にて、私の顔写真入りのインタビュー記事がカラーページに掲載されているので、是非、御一読の程を。
さて、フィルムからビデオを経てDVD、Blu-rayと、アニメ史を研究するための環境は著しく好転し、容易かつ手軽に作品を収集、保存、繰返し観ることすら出来るようになってきている。
しかし、無声映画時代の作品だけは、どうしても作品発表時の形態、フィルムで大画面、活弁付き、出来れば生伴奏で楽しみたいと思うのは贅沢なのだろうか。


「無声映画時代の作品だけは、やはりフィルムで活弁付き生伴奏で楽しみたいなぁ。」

漫画史&アニメ史研究家

本間正幸


上の文章は、無声映画鑑賞会の季刊である会誌『活狂』No.155通巻第187号、2014年1月1日号に掲載させて貰った私の原稿です。(*´∀`)♪


今日の画像は、左から1月24日(金)千代田区立日比谷図書文化館で開催された東京宝塚劇場 開場80周年カウントダウンイベント�「わが青春のタカラヅカ」講師:高橋真琴(画家)の会場で講義終了後、希望者にサインを入れて販売された高橋真琴画業60周年記念画集【夢見る少女たち】(パイ インターナショナル発行・2013年12月15日)と、2001年から毎年いただいている年賀状の御返事。
右に文化庁主催のシンポジウム【マンガ研究とアーカイブ】で配布された資料、そして、基調講演をされた清水勲先生が主宰する日本漫画資料館が発行する『諷刺画研究』第59号、2014・1・20。
我が無声映画鑑賞会の季刊である機関紙『活狂』。
10ページ徹底特集・懐かしの70年代プレーバック!発表!「漫画」「映画」「歌謡曲」ベスト5の記事が掲載された『週刊女性』(主婦と生活社)第58巻第6号通巻2775号になります。(1957年3月22日第三種郵便物認可)2014年1月28日発行・発売(毎週火曜日発行・発売)
この記事の中で、「漫画」と「映画」について私のインタビューが4ページに渡り掲載され、「映画」では、私が師事している脚本家の石森史郎先生のインタビューも掲載、「歌謡曲」では、平成仮面ライダーでもお馴染み、イケメン俳優の半田健人さんのインタビューが2ページに渡り掲載されていますので、オススメです。(*´∀`)♪

2014年1月30日(木)、日暮里サニーホールでの今年最初の無声映画鑑賞会も、お陰様で会場ほぼ満員の大盛況ぶり。(*´∀`)♪
朝日新聞と、読売新聞でも紹介されていたとのことで、会場で新たに入会される会員も増え、受付の女性スタッフたちは対応にてんてこ舞い。
お中入りで売られるお煎にキャラメルも完売となり、中には買いそびれた人が出るほど。
無声映画研究とアーカイブの大切さを誰よりもいち早く唱え実践された我が師匠、松田春翠先生の偉業と、継承者である御遺族・マツダ映画社のスタッフの皆さん、そして松田春翠門下の姉弟子であり、日本を代表する活動弁士・澤登翠さんの努力と精進の日々に頭が下がる思いです。
澤登さんは昨年、文化庁映画賞映画功労部門でも賞を受賞されました。(*´∀`)♪

さて、2014年1月26日(日)午後1時から文化庁主催、政策研究大学院大学1A会議室で行われたマンガ研究とアーカイブのシンポジウムで私が感じたことは、映画研究とアーカイブに比べて漫画やアニメ関連については余りにも遅れている御粗末な現状報告だった。

開会の挨拶、石垣鉄也(文化庁文化部芸術文化課支援推進室室長)5分間
連続シンポジウムについて、夏目房之介10分間の発言内容については聴き逃したが、然程問題は無いだろう。
肝心の清水勲先生の講演「漫画研究とアーカイブ」40分間には間に合った。(*´∀`)♪

プレゼンテーション「マンガ収蔵の現状・事例報告」60分間

吉村和真氏、宮本大人(明治大学准教授)、表智之氏、佐々木果(まんが編集者/学習院大学大学院非常勤講師)

休憩(20分)

第2部

討議「マンガ・アーカイブの意義と課題」70分間

表智之、佐々木果、宮本大人、吉村和真

質疑応答、30分間予定が、50分間に。
フィルムと紙の違いなどはさておき、マンガ研究とアーカイブと題しておきながら、内容は国営マンガ喫茶構想の各店舗案内といったところだった。
川崎市市民ミュージアムは、大阪国際児童文学館の教訓を生かせず、やがては同じ様な末路を辿ることになりそうだ。
学習院大学大学院教授となった夏目房之介氏が川崎市市民ミュージアムのアーカイブに関わるようだが、彼は批評家や評論家の類いの自称、マンガ・コラムニストであり、漫画史研究やアーカイブにおいては、今まで何ら実績を残せていないのでは?
近年はメディアでの露出もまるで無くなり、彼の親派である伊藤剛氏風に云えば「ナツメ・イズ・デッド」状態。
尚、「テヅカ・イズ・デッド」を唱えた伊藤剛氏も、正に「イトウ・イズ・デッド」状態となり、皮肉にも手塚治虫先生の再評価は、今も続いている。(*´∀`)♪
期待の明治大学米澤嘉博マンガ記念館は、ロフトプラスワン規模のイベント開催に併せた企画展に、飲食のないマンガ喫茶機能をつけた程度の閲覧室だし、石子順造構想から進化のない現代マンガ図書館の凋落は、1978年オープン時の繁栄を知る私にとって、見るに忍びない悲惨な有り様だ。
一方、オープン当初、眉唾ものと見ていた京都国際マンガミュージアムのスタッフの皆さんによる誠実な努力の積み重ねには、感服し、敬意を評したい。
プレゼンテーションを担当した京都精華大学教授となる吉村和真氏とは、2001年ぐらいに面識があった。
ラジオやメディアでの発言など、興味深く、昨年は、朝日新聞社の手塚治虫文化賞の会場で声をかけられたが、ゆっくりと話す暇もなかった。
今回は、シンポジウム終了後、14年ぶりに名刺交換。
『活狂』を手渡し、昨年マツダ映画社から発見され、マスコミに対し未発表段階である街頭紙芝居末期の活字による詳細な作家及び作品リストの存在と、アーカイブについて伝えておいた。
京都国際マンガミュージアムについては、漫画史のアーカイブの第一人者であり、日本仏学史学会会長である清水勲先生がその蔵書を寄贈し、現役の研究顧問でいればこその繁栄だろう。
私が余り興味がなく、一般人と大して変わらない知識の昭和末期から平成の現在に至るマンガ作品など、初心者から学生、院生レベル迄の漫画研究の素人向けアーカイブについては、こちらの施設で全て用が足りるし、今後のマンガ研究とアーカイブ施設群の旗艦として存在価値が高まって行くことだろう。
そして、北九州市漫画ミュージアムの取り組みについては、大阪国際児童文学館、川崎市市民ミュージアム、現代マンガ図書館、米澤嘉博記念マンガミュージアムなどの施設の現状を反面教師として、地方の利点を生かし、誠実に頑張ってもらいたい。
北九州出身で、長らく東京在住だった故・関谷ひさし先生の原稿が、遺族の手によりこの地に寄贈されたのは象徴的な出来事であり、関東のマンガ研究とアーカイブの施設に、漫画史における関谷先生作品の偉大さを理解し評価できる研究者が不在だった悲劇を物語っている。
研究者の無知については、救いようがない。
周囲からの期待が最も大きかった明治大学関連の施設スタッフが、偉大なる先人である故・米澤嘉博氏、故・内記稔夫氏の遺志をつぐのに相応しい人材だったのかどうか私には甚だ疑問だが、継続は力なり。
頑張って盛りかえして貰いたいものだ。

無声映画時代のフィルムと、街頭紙芝居については日本有数のアーカイブ機能を持つ株式会社マツダ映画社の関連会社であるパインウッドカンパニーと業務提携し、昭和時代の漫画やアニメ、映画、音楽の収集、保存、発掘、研究、復刻、アーカイブ事業に専念し、映画やテレビ、雑誌の取材などマスコミ関係者や、実証的なプロの研究者や編集者、弥生美術館、竹久夢二美術館、逓信総合博物館、国立民俗歴史博物館など公的な専門美術館や博物館の学芸員向けとなる我がメトロポリス漫画総合研究所の意義や存在価値、需要については、これから益々高まっていくことだろう。

『週刊女性』のインタビュー記事掲載により、これからは昭和の少女マンガ史と無声映画時代から昭和迄の映画史についても、芸域を拡大してインタビューに応えます。(*´∀`)♪

さて、国営マンガ喫茶構想レベルから脱しきれていない明治大学の施設の存在意義と、10年後の未来はあるのか?

それは、神のみぞ知ることだ。

質疑応答の際、最初の質問者が清水勲先生であったことが面白く、マンガ研究とアーカイブの現状に対する危機意識の強さが感じられる。
その後は、自己アピール大会となり、参加者の危機意識の欠如、世間一般の期待とかけ離れたマンガ研究とアーカイブの現状に呆れるばかりであった。
完全なるアウェイの会場で、問題提起をしても無駄なこと。
議論するより引き続き実績を積み重ねることだけが、今のマンガ研究とアーカイブにとって大切なことだろう。
ギャラの出ない所で、相手の問題点を指摘しても、逆恨みされ、証拠隠滅、問題点を改善された後、こちらが悪者にされるだけ。

我がメトロポリス漫画総合研究所のマンガ研究とアーカイブ構想は、常に進化と発展を遂げているので、ネットなどでも随時情報公開していきたい。

漫画を中心にアニメや特撮、無声映画に街頭紙芝居、音楽、ラジオ、テレビに至るまで、昭和の大衆文化全般を、社会学視点で実証的に検証し続けますので、引続き乞う御期待の程。(*´∀`)♪
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今夜は無声映画鑑賞会!

2012-09-27 16:43:12 | スカパー!衛星劇場・無声映画の時代とニュー・シネマパラダイス
Cinema Paradiso "soundtrack final" "Tema finale" "final theme"


門仲天井ホールでの上映会は、今夜が最後。(涙)
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映画 「少年時代」 予告編

2012-09-24 20:11:52 | スカパー!衛星劇場・無声映画の時代とニュー・シネマパラダイス
映画 「少年時代」 予告編


本日より金曜日までの毎朝9時からスカパー日本映画専門チャンネルで観れます!

現在の私にとって、最も好きなおススメの日本映画です。
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私にとっての[ニュー・シネマ・パラダイス]

2012-06-28 20:47:06 | スカパー!衛星劇場・無声映画の時代とニュー・シネマパラダイス
Cinema Paradiso - Childhood and Manhood


昨日は、第647回無声映画鑑賞会。

マツダ活動大写真100名画選定記念として

内田吐夢監督・脚本の[虚栄は地獄]大正14年(1925年)朝日キネマ合名社作品

林長ニ郎(長谷川一夫)主演の[鳥辺山心中]昭和3年(1928年)松竹下加茂作品

を、蛙の会出身の弁士・坂本頼光さんにて。

セルゲイ・エイゼンシュテイン監督・脚本の[戦艦ポチョムキン]1925年ソ連・ゴスキノ作品

を、我が師匠、故・松田春翠先生門下の姉弟子であり、日本を代表する活動弁士・澤登翠さんにて鑑賞して来ました。

感想は、後日改めまして。
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少年の日の夢と約束

2012-03-06 19:48:13 | スカパー!衛星劇場・無声映画の時代とニュー・シネマパラダイス
COLONNA SONORA NUOVO CINEMA PARADISO
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ニューシネマパラダイス (ラストシーン)

2012-01-09 01:13:17 | スカパー!衛星劇場・無声映画の時代とニュー・シネマパラダイス
ニューシネマパラダイス (ラストシーン)
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映画「ニュー・シネマ・パラダイス」

2011-06-02 00:46:15 | スカパー!衛星劇場・無声映画の時代とニュー・シネマパラダイス
映画「ニュー・シネマ・パラダイス」
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神奈川県映画教育協会の事務所?

2011-05-26 01:25:42 | スカパー!衛星劇場・無声映画の時代とニュー・シネマパラダイス
私が店長をしているショッピングサイトがあります。

【漫画の匠】
http://www.manganotakumi.com

よろしくね!

今日の画像は、いつも私が、自宅から自転車通勤している横浜市内のとある場所(笑)、JR線の駅前にある社団法人 神奈川県映画教育協会の事務所を写して見ました。

手前白いテーブル、赤い椅子が並ぶ場所が、会議及び打合せ、兼作業場となる所。
奥にある段ボールの山が、送付したDVD3千巻分の外装ケースの一部です。
コピー機は、比較的新しい機種を入れてあるので、スキャニングやカラーコピーなども効率良くスピーディーに出来ます。
テレビは、ビデオとDVDを見るだけ専用なので、旧型のブラウン型のものになります。(涙)

アメンバーの皆さん、暇があったら、是非一度遊びに来て下さいね!
いつでもドリップ式珈琲と、お茶菓子を用意して御待ちしております。
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映画【ニュー・シネマパラダイス】

2011-02-14 02:05:13 | スカパー!衛星劇場・無声映画の時代とニュー・シネマパラダイス
Cinema Paradiso - Childhood and Manhood
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映画『ニュー・シネマ・パラダイス 』予告編

2010-08-17 01:51:33 | スカパー!衛星劇場・無声映画の時代とニュー・シネマパラダイス
映画『ニュー・シネマ・パラダイス 』予告編


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少年の日の夢と約束活狂No.128

2010-05-05 16:08:37 | スカパー!衛星劇場・無声映画の時代とニュー・シネマパラダイス
日本アニメクラシックコレクション、発売に際してー
シチリアの映画好きな少年トトが夢を抱いて故郷を跡にした。数十年振りに帰郷すると、そこにあった思い出の映画館は朽ち果ててしまうが、約束通りトトの為に残されていた映画のフィルムだけは、今も昔となんら変わることはなかった。(映画ニュー・シネマ・パラダイスより)
今回、マツダ映画社と㈱デジタル・ミームの共同事業として発売された(日本アニメクラシックコレクション)DVD四巻セットは、日本のアニメ史研究を一挙に加速させることが出来る商品である。収録された五十五作品のうち、八作品が新発掘となるのだから驚きだ。
今回の商品化がキッカケとなり、日本アニメの歴史もやっと実証的に研究される時代が来たと思われる。なぜなら、資料不足の為か、日本アニメの創成期については近年まであまり顧みられることはなかった。だが、2000年に教育白書にて漫画やアニメを芸術分野と位置づけた頃より状況は一変する。俄に大学でも研究対象とされ、東京の荻窪には日本初の本格的な総合施設として杉並アニメーションミュージアムが設立される(館長は、オバケのQ太郎に出てくるラーメン大好き小池さんのモデルとしても有名なアニメーターの鈴木伸一さん)。

こんな話がある。十年ひと昔なら、ふた昔以上も前のこと。少年達が皆、王や長嶋などプロ野球選手に憧れていた時代に鍵っ子で、いつも一人ぽっちだった12歳の少年の心には、たったひとつの小さな夢がありました。ある日のこと。イベントで初めて眼にした街頭紙芝居ライオンマンに少年は魅せられてしまう。それがキッカケとなり、少年は紙芝居を実演した初老の豊田耕治さん(通称トヨジイ。少年は丹下段平に良く似ているなと内心思ったのだが、恐くてそのことは言えなかった)に連れられて、東京都足立区にあるマツダ映画社で毎月行われていた蛙の会(戦後から現在も続く街頭紙芝居の保存研究会であり、豊田さんはそこの幹事を務めていた)や、新宿・紀伊國屋ホールでの無声映画鑑賞会(現在は門前仲町にある門仲天井ホールにて毎月開催されている活動弁士による映画上映)へ通うことになる。
その頃は丁度、マツダ映画社で新作の無声映画(地獄の蟲・稲垣浩監督、田村高廣主演)が製作されたり、新作街頭紙芝居として(紅とかげ)や(六つの掟)が作られた時期であり、活動弁士であり、両方の会長そして社長でもある松田春翠氏は五十代であった。
わざわざ遠くから片道二時間近くかけて通ってくる少年に、春翠先生やトヨジイは優しく語りかけた。
00君は紙芝居やアニメが好きなようだが、いまに紙芝居やアニメも大切な日本文化のひとつとして保存し、語り継いでいかなければいけないと皆が気づく時がきっとくるはずだ。その時がくるのは何年先か、はたまた何十年先になるのか私達にもわからないが、その時がきたら00君、君も私達と一緒に紙芝居やアニメの魅力を皆に伝える一人となってくれ。紙芝居やアニメは、私達が集めておいたものも少しはあるから、きっと君にも役に立つ時がくるハズだからね。

21世紀となり、その時は訪れた。
少年はいつしか青年となり日本旅行に就職。その後、漫画喫茶経営を経て、二人から教わった街頭紙芝居の知識を元に少年雑誌の歴史をまとめた一冊の本を監修する。この本が出版界で評判を呼び、2003年春には研究者として、社団法人日本漫画家協会への入会が認められる。少年時代からのたったひとつの小さな夢がついに叶えられたのである。それを機に門仲天井ホールへと会場を移した鑑賞会へ22年振りに顔を出すことが出来たのだ。
けれども、そこにはもう春翠先生の姿はなかった。トヨジイもいない。22年の時の流れが、春翠先生だけでなくトヨジイまでをも、遠い所へ連れ去っていたのだ。
少年の人生は、トヨジイや春翠先生と過ごしたわずか1年の間に、すべて決まってしまったような気がする。
何もかもまわりは変わってしまったけれども、 春翠先生の活弁は、今回収録の(日の丸太郎~武者修行の巻~・昭和11年)の中であの頃と変わらずに聞く事が出来る。我が春翠先生の声は、いまではオジサンとなってしまった遠いあの日の少年である私に、いまも(本間君)と優しく語りかけてくれるのだ。(メトロポリス漫画総合研究所・主宰)
追記 成蹊大学文学部学会編(明治・大正・昭和の大衆文化・彩流社より2008年発売)に、無声映画の活動弁士や街頭紙芝居と漫画の関わりについての私の研究論文が掲載されます。御一読頂ければ幸いです。
(初出は無声映画鑑賞会会報、活狂No.128 2007年4月1日発行より、一部改訂)
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今夜は、無声映画鑑賞会だよ!

2010-03-29 14:27:19 | スカパー!衛星劇場・無声映画の時代とニュー・シネマパラダイス
今日の画像は、2009年8月5日(水)、リーガロイヤルホテル東京・ロイヤルホールにて開催された『無声映画鑑賞会の創立50周年を祝う会』にて、中締めの挨拶をする特別会員のシナリオ作家・石森史郎先生です。


映画が昔、無声であった頃、わが国の"活動常設館"では、それぞれに専属の弁士や和洋合奏団がいて、いわば手作りの楽しい上映をしていたのです。
トーキー化と共に失われてしまった、そんな映画のいろいろな楽しみ・・・・活弁という話芸や、西洋楽器と和楽器とのアンサンブルというなんとも前衛的であった試み等々は、大先輩の映画ファン達が活動写真への限りない愛情をこめて育てあげた、実にこれは、世界にも類のない、映画をより楽しむための演出であったのです。
今、埋もれ、見捨てられてしまったそうしたフィルムを発掘し、出来る限り当時の上映形態にそって毎月一回上映会を開いているのが、(無声映画鑑賞会)なのです。

会員の特典は(一般会員には、A会員とB会員がございます。)
A会員は・・・入会金500円・年会費10,500円
初年度合計11,000円(税込)*本人以外の方も御利用できる1年間有効の無料鑑賞券を12枚差上げます。
B会員は・・・入会金500円・年会費2,100円
初年度合計2,600円(税込) *本人以外の方も御利用できる1年間有効の優待券を12枚差上げます。
(一般1,800円を1,000円に割引)

A・B会員すべての方に・・*会員証を発行します。
*毎月、例会の御案内(会員通信)をお送りします。
*会報(活狂・カツキチ)を年4回(1・4・7・10月)お送りします。
*事務局で取扱う無声映画関係商品(書籍・DVD等)の一部が割引きになります。*例会のプログラムを兼ねた(クラシック映画ニュース・毎月発行一部150円)を送料とも年額2,000円で予約購読出来ます。
*無声映画鑑賞会と提携した映画会に会員証の呈示で割引き入場出来ます。(2年目から入会金は不要です。)

上映会場は
主に門仲天井ホール(地下鉄門前仲町駅・東西線出口三番徒歩三分・大江戸線出口六番徒歩一分)にて開催しております。
又、毎年一回年末に、新宿・紀伊國屋ホールに於いても開催しております。

上映作品は
マツダフィルムライブラリーに保存されている作品を中心に、毎回趣向を凝らした番組を提供します。
又、当会ではいわゆる名作と呼ばれている作品だけでなく、大衆映画や珍品映画、それに部分的にしか残存していない作品なども積極的に上映しております。

地方にお住まいの方にも
例会になかなか参加出来ない地方にお住まいの方にも、会員通信、会報、クラシック映画ニュースなどで、出来る限り地方で開催される活動写真上映会や種々の情報をお伝えしております。

入会御希望の方は
A会員、B会員の別、クラシック映画ニュース購読の有無と、氏名、住所、年齢、電話番号を明記の上、郵送、FAX、又はE-mailにて、無声映画鑑賞会事務局宛にお送りください。
お申し込みいただいた方に振込用紙をお送りし、御入金確認後に会員証等をお送りします。

無声映画鑑賞会事務局
〒120-0003
東京都足立区東和3-18-4
㈱マツダ映画社内
Tel 03-3605-9981
Fax 03-3605-9982
E-mail
katuben@attglobal.net

以上最新のチラシより

おすすめは、まずB会員としての入会です。
門仲での上映会は、毎月25日前後の平日夜6時会場・6時30分開演予定となり、9時頃終演となるので、参加出来る方はどうしても限られてしまいます。
そのため、お客様の層も、大半は60歳以上となり、後は映画、マスコミなどの業界人や学生といった感じでしょうか?
毎回100名前後の観客となります。

さて、2010年鑑賞会これからの日程は

3月29日(月)門仲天井ホールにて午後6時30分開演。
4月28日(水)・5月27日(木)
6月28日(月)・7月30日(金)
8月26日(木)・9月29日(水)
10月29日(金)・11月25日(木)以上、門仲天井ホールにて、午後6時30分開演。

12月29日(水)のみ例年通り、新宿・紀伊國屋ホールで、午後6時開演となります。

*変更となる可能性もありますので、会員通信等でご確認下さい。


木戸銭 1800円
学生 1600円
前売電話予約可・前売 1500円
会員優待券 1000円

会場/門仲天井ホール
地下鉄/門前仲町下車徒歩3分(出口3・6)
TEL 03-3641-8275
(問)電話 03-3605-9981


無声映画鑑賞会会報・季刊『活狂』から、見所を引用すると、

一月"生誕100年 若き日の田中絹代特集"
二月・高木新平主演『戦国時代』他 "知られざるマキノ映画の魅力"
三月はロン・チャニー主演『ノートルダムのせむし男』

本年最初の鑑賞会は、1909年12月29日生まれ(11月29日生まれ説あり)、生誕100年を迎えたばかりの田中絹代を特集致します。
『絹代物語』『マダムと女房』など数々の名作を生み出した五所平之助監督とのコンビ作であり、代表作の一つに挙げられる『伊豆の踊子』がメイン。
初めて小津安二郎監督に起用された記念碑的作品『大学は出たけれど』、当時の夫である清水宏が監督を務めた『森の鍛冶屋』の三本立て。
十代の終りから二十代前半という"若き日の田中絹代特集"となります。
二月は"鳥人スター"高木新平主演の活劇時代劇『戦国時代』をはじめ、杉 狂児、鈴木澄子主演の『黒白双紙』、並木鏡太郎監督、谷崎十郎、大林梅子主演の『人斬り伊太郎』を上映致します。
阪妻、嵐寛、千恵蔵といったスター俳優の出演作でもなく、又、マキノ正博、山上伊太郎といった名映像作家の作品でもないけれど、やっぱり面白いマキノ映画。
その魅力を再発見して載けたら幸いです。
三月は洋画二本立てとなります。
フランスを舞台としたアメリカ映画で、『オペラの怪人』で知られる"怪優"ロン・チャニーが一世一代の名演を見せたと云われる『ノートルダムのせむし男』。
ドイツ映画でありながら出演者はすべてインド人という異色作『亜細亜の光』の上映です。
弁士は澤登 翠の他、各月とも若手弁士が交互に出演。
会場は門仲天井ホール、開演は午後6時30分です。
番組詳細、会場地図は八頁(会報のみ記載です。)をご参照ください。
本年も皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
(以上、会報『活狂』No.139より)


さて、今夜第620回無声映画鑑賞会は、


名演!ロン・チャニー
異色の洋画特集!!

1923年アメリカ
監督/ウォーレス・ウォスレイ
主演/ロン・チャニー、パッシィ・ルース・ミラー

『ノートルダムのせむし男』(96分)
the Hunchback of Notre Dame


1925年ドイツ
監督/フランツ・オステン
主演/サウダ・ウキル、ラニ・バーラ、ヒマンズ・ライ

『亜細亜の光』(39分)
Die Leuchte Asiens


になります。
お楽しみに!

感想は、また後日。
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第613回無声映画鑑賞会にて愛を

2009-08-30 21:30:48 | スカパー!衛星劇場・無声映画の時代とニュー・シネマパラダイス
今日の画像は、8月5日(水)、リーガロイヤルホテル東京・ロイヤルホールにて開催された無声映画鑑賞会の創立50周年を祝う会にての一枚。


映画が昔、無声であった頃、わが国の"活動常設館"では、それぞれに専属の弁士や和洋合奏団がいて、いわば手作りの楽しい上映をしていたのです。
トーキー化と共に失われてしまった、そんな映画のいろいろな楽しみ・・・・活弁という話芸や、西洋楽器と和楽器とのアンサンブルというなんとも前衛的であった試み等々は、大先輩の映画ファン達が活動写真への限りない愛情をこめて育てあげた、実にこれは、世界にも類のない、映画をより楽しむための演出であったのです。
今、埋もれ、見捨てられてしまったそうしたフィルムを発掘し、出来る限り当時の上映形態にそって毎月一回上映会を開いているのが、(無声映画鑑賞会)なのです。

会員の特典は(一般会員には、A会員とB会員がございます。)
A会員は・・・入会金500円・年会費10,500円
初年度合計11,000円(税込)*本人以外の方も御利用できる1年間有効の無料鑑賞券を12枚差上げます。
B会員は・・・入会金500円・年会費2,100円
初年度合計2,600円(税込) *本人以外の方も御利用できる1年間有効の優待券を12枚差上げます。
(一般1,800円を1,000円に割引)

A・B会員すべての方に・・*会員証を発行します。
*毎月、例会の御案内(会員通信)をお送りします。
*会報(活狂・カツキチ)を年4回(1・4・7・10月)お送りします。
*事務局で取扱う無声映画関係商品(書籍・DVD等)の一部が割引きになります。*例会のプログラムを兼ねた(クラシック映画ニュース・毎月発行一部150円)を送料とも年額2,000円で予約購読出来ます。
*無声映画鑑賞会と提携した映画会に会員証の呈示で割引き入場出来ます。(2年目から入会金は不要です。)

上映会場は
主に門仲天井ホール(地下鉄門前仲町駅・東西線出口三番徒歩三分・大江戸線出口六番徒歩一分)にて開催しております。
又、毎年一回程度、新宿・紀伊國屋ホールに於いても開催しております。

上映作品は
マツダフィルムライブラリーに保存されている作品を中心に、毎回趣向を凝らした番組を提供します。
又、当会ではいわゆる名作と呼ばれている作品だけでなく、大衆映画や珍品映画、それに部分的にしか残存していない作品なども積極的に上映しております。

地方にお住まいの方にも
例会になかなか参加出来ない地方にお住まいの方にも、会員通信、会報、クラシック映画ニュースなどで、出来る限り地方で開催される活動写真上映会や種々の情報をお伝えしております。

入会御希望の方は
A会員、B会員の別、クラシック映画ニュース購読の有無と、氏名、住所、年齢、電話番号を明記の上、郵送、FAX、又はE-mailにて、無声映画鑑賞会事務局宛にお送りください。
お申し込みいただいた方に振込用紙をお送りし、御入金確認後に会員証等をお送りします。

無声映画鑑賞会事務局
〒120-0003
東京都足立区東和3-18-4
㈱マツダ映画社内
Tel 03-3605-9981
Fax 03-3605-9982
E-mail
katuben@attglobal.net

以上最新のチラシより

おすすめは、まずB会員としての入会です。
門仲での上映会は、毎月25日前後の平日夜6時会場・6時30分開演予定となり、9時頃終演となるので、参加出来る方はどうしても限られてしまいます。
そのため、お客様の層も、大半は60歳以上となり、後は映画、マスコミなどの業界人や学生といった感じでしょうか?
毎回100名前後の観客となります。

今月の門仲での番組スケジュールは

8月27日木曜日

家族を考える"愛"の名作特集!

昭和9(1934)年松竹蒲田作品 監督/小津安二郎 主演/坂本武、八雲理恵子、飯田蝶子、坪内美子

浮草物語(87分)

昭和16(1941)年日活多摩川作品 監督/春原政久 主演/小杉勇、村田知英子、大泉滉、豊田耕路

愛の一家(42分)


浮草物語を澤登 翠さんが、愛の一家を斎藤裕子さんが、弁士をつとめた。

木戸銭 1800円
前売電話予約予約 1500円
会員優待券 1000円

会場/門仲天井ホール
地下鉄/門前仲町下車徒歩3分(出口3・6)
TEL 03-3641-8275
(問)電話 03-3605-9981


『浮草物語』は、クラシックニュースを引用すると、

小津安二郎監督の第32作。音楽と効果音のみがつけられたサウンド版として製作された作品であるが、保存フィルムは無声版のみ。
『生まれてはみたけれど』(1932年)『出来ごころ』(1933年)に続き、小津監督は三年連続でキネマ旬報ベストテンの第一位を獲得した。
(中略)

『出来ごころ』(1933年)や『東京の宿』(1935年)と同じく"喜八もの"であり、坂本武によって演じられる喜八は、同一人物ではないが、性格は一定している。


喜八ものとは、寅さんシリーズの元になった作品としてあまりにも有名である。
坂本武さん演じる喜八ものでは、主人公喜八や、飯田蝶子演じるかあやんが出てくるのだが、シリーズではない。
寅さんの名前である車 寅次郎は、斎藤寅次郎監督の名前からとられており、吉田松陰の本名・吉田寅次郎からではない。

寅さん映画が好きな上級者には、一度小津安二郎監督の喜八ものをみることをおすすめしたい。
門前仲町は、小津安二郎監督の記念館のある古石場からも近いので、開演直前には、客席はほぼ満席となった。

さて、次回第614回無声映画鑑賞会は、

結婚を考える"恋"の名作特集!

1924年米作品
監督/エルンスト・ルビッチ
出演/アドルフ・マンジュー、マリー・プレウ゛ォスト

結婚哲学(85分)
The Marriage Circle


昭和15(1940)年日活多摩川作品
無声版
監督/吉村廉
出演/中田弘二、村田知英子、見明凡太郎

結婚記(30分)

昭和13(1938)年朝日映画作品(オール・トーキー)
出演/霧島昇、松原操、マーガレット・シスターズ

愛染二重奏(9分)


出演弁士・澤登翠、桜井麻美

時間表

愛染二重奏 6:30

結婚記 6:40

結婚哲学 7:30

終演予定 9:00
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無声映画鑑賞会創立50 周年を祝う

2009-08-17 21:30:35 | スカパー!衛星劇場・無声映画の時代とニュー・シネマパラダイス
今日の画像は、8月5日(水)、リーガロイヤルホテル東京・ロイヤルホールにて開催された無声映画鑑賞会の創立50周年を祝う会にて、特別会員である脚本家の石森史郎先生がなかじめの挨拶をしているところ。

発起人は、三遊亭圓歌、三遊亭金馬、香山新二郎、佐藤忠男、澤登翠、松戸幸子の各氏。
司会は伊達春風。
参加者には、書籍「活狂たちの半世紀ーー無声映画鑑賞会50年史」が進呈された。

映画が昔、無声であった頃、わが国の"活動常設館"では、それぞれに専属の弁士や和洋合奏団がいて、いわば手作りの楽しい上映をしていたのです。
トーキー化と共に失われてしまった、そんな映画のいろいろな楽しみ・・・・活弁という話芸や、西洋楽器と和楽器とのアンサンブルというなんとも前衛的であった試み等々は、大先輩の映画ファン達が活動写真への限りない愛情をこめて育てあげた、実にこれは、世界にも類のない、映画をより楽しむための演出であったのです。
今、埋もれ、見捨てられてしまったそうしたフィルムを発掘し、出来る限り当時の上映形態にそって毎月一回上映会を開いているのが、(無声映画鑑賞会)なのです。

会員の特典は(一般会員には、A会員とB会員がございます。)
A会員は・・・入会金500円・年会費10,500円
初年度合計11,000円(税込)*本人以外の方も御利用できる1年間有効の無料鑑賞券を12枚差上げます。
B会員は・・・入会金500円・年会費2,100円
初年度合計2,600円(税込) *本人以外の方も御利用できる1年間有効の優待券を12枚差上げます。
(一般1,800円を1,000円に割引)

A・B会員すべての方に・・*会員証を発行します。
*毎月、例会の御案内(会員通信)をお送りします。
*会報(活狂・カツキチ)を年4回(1・4・7・10月)お送りします。
*事務局で取扱う無声映画関係商品(書籍・DVD等)の一部が割引きになります。*例会のプログラムを兼ねた(クラシック映画ニュース・毎月発行一部150円)を送料とも年額2,000円で予約購読出来ます。
*無声映画鑑賞会と提携した映画会に会員証の呈示で割引き入場出来ます。(2年目から入会金は不要です。)

上映会場は
主に門仲天井ホール(地下鉄門前仲町駅・東西線出口三番徒歩三分・大江戸線出口六番徒歩一分)にて開催しております。
又、毎年一回程度、新宿・紀伊國屋ホールに於いても開催しております。

上映作品は
マツダフィルムライブラリーに保存されている作品を中心に、毎回趣向を凝らした番組を提供します。
又、当会ではいわゆる名作と呼ばれている作品だけでなく、大衆映画や珍品映画、それに部分的にしか残存していない作品なども積極的に上映しております。

地方にお住まいの方にも
例会になかなか参加出来ない地方にお住まいの方にも、会員通信、会報、クラシック映画ニュースなどで、出来る限り地方で開催される活動写真上映会や種々の情報をお伝えしております。

入会御希望の方は
A会員、B会員の別、クラシック映画ニュース購読の有無と、氏名、住所、年齢、電話番号を明記の上、郵送、FAX、又はE-mailにて、無声映画鑑賞会事務局宛にお送りください。
お申し込みいただいた方に振込用紙をお送りし、御入金確認後に会員証等をお送りします。

無声映画鑑賞会事務局
〒120-0003
東京都足立区東和3-18-4
㈱マツダ映画社内
Tel 03-3605-9981
Fax 03-3605-9982
E-mail
katuben@attglobal.net

以上最新のチラシより

おすすめは、まずB会員としての入会です。
門仲での上映会は、毎月25日前後の平日夜6時会場・6時30分開演予定となり、9時頃終演となるので、参加出来る方はどうしても限られてしまいます。
そのため、お客様の層も、大半は60歳以上となり、後は映画、マスコミなどの業界人や学生といった感じでしょうか?
毎回100名前後の観客となります。

今月の門仲での番組スケジュールは

8月27日木曜日

家族を考える"愛"の名作特集!

昭和9(1934)年松竹蒲田作品 監督/小津安二郎 主演/坂本武、八雲理恵子、飯田蝶子、坪内美子

浮草物語(87分)

昭和16(1941)年日活多摩川作品 監督/春原政久 主演/小杉勇、村田知英子、大泉滉、豊田耕路

愛の一家(42分)


出演弁士澤登 翠、他。

木戸銭 1800円
前売電話予約予約 1500円
会員優待券 1000円

会場/門仲天井ホール
地下鉄/門前仲町下車徒歩3分(出口3・6)
TEL 03-3641-8275
(問)電話 03-3605-9981
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毎日新聞・無声映画私財なげうち

2009-07-24 15:21:49 | スカパー!衛星劇場・無声映画の時代とニュー・シネマパラダイス
今日の画像は、無声映画鑑賞会の会報である季刊紙・活狂最新号No.137。

今日の毎日新聞・朝刊の社会29面に、

無声映画私財なげうち
鑑賞会毎月続け50年
ものがたり'09夏

として記事が掲載されている。
私が、いつも一番最初に見ているテレビ30面のすぐ裏だから、良い場所である。現在、無声映画鑑賞会創立50周年記念事業A~展覧会~として


無声映画鑑賞会50周年記念展


が、入場無料で7月31日(金)まで開催されている。

会場/江東区古石場文化センター エントランスホール
(〒135ー0045
東京都江東区古石場2ー13ー2
TEL 03ー5620ー0224
FAX 03ー5620ー0258)

開館時間 9:00~22:00
休館日 第1、3月曜日(7/6、20)

第1回例会からの(クラシック映画ニュース)、会報(活狂)、初期の頃の例会で使用していた映写機、記念上映会ポスター、写真パネル、収集した古典映画関連資料、御支援頂いた映画人の色紙や書簡・・・・・・
無声映画鑑賞会50年の歩みを辿ります。


記念事業Bの
~弁士付無声映画上映会~
活弁大獅子吼大会(5公演・入替制)
~朝から晩まで活動写真!~
1.猛進ロイド
弁士/斎藤裕子

2.渋川伴五郎
弁士/坂本頼光

3.ダグラスの海賊
弁士/片岡一郎

4.生れてはみたけれど
弁士/澤登 翠
楽団カラード・モノトーン生演奏付

5.ウィンダミア夫人の扇
弁士/桜井麻美


7月18日(土)会場:大研修室は、残念ながら好評のうちに終わってしまったが7月29日(水曜)には、

第612回無声映画鑑賞会

B級映画会社のA級時代劇!

が門前仲町駅にある門仲天井ホールにて開催される。

私は、12歳の少年の日に活動弁士である松田春翠先生に出会い、無声映画の収集・保存をしていることを知った。
そして、その際、街頭紙芝居やアニメーション、漫画についても収集・保存をする必要があることを教わり、蟷螂の斧ではあるけれども30年以上集め続けて来た漫画が現在2万冊くらいになった。
少年画報大全を監修する際にその本たちは非常に役に立ってくれたし、いまでは私の蔵書がジャニーズの人気グループである嵐の主演映画・黄色い涙の撮影に使われたり(オープニングに出てくる手塚治虫先生の初期作品の単行本や、出版社の山積みになった雑誌類、大御所の先生の書斎にある漫画本)、人気ドラマ、古畑任三郎の中学生時代を描いたドラマ・古畑中学生の撮影小道具(赤塚不二夫先生のおそ松くんなどの雑誌、単行本類)として使われたりもしている。
また、河島光広先生のビリーパックや、武内つなよし先生の赤胴鈴之助、桑田次郎先生のまぼろし探偵の完全復刻本を作る際に使用したのも全て私の蔵書が元になっている。
松田春翠先生との少年の日の夢と約束は、(無声映画のように漫画やアニメーションも収集・保存・研究し、その素晴らしさを皆さんに知ってもらいたい)との願いとなり、私にメトロポリス漫画総合研究所を1997年に設立させ、現在にいたっている。

さて、古石場文化センターには、小津安二郎紹介展示コーナーが、1階展示室内にあり、江東シネマプラザと題して毎月日本映画の名作も上映しております。 上映作品の解説・紹介を兼ねた江東シネマ倶楽部だよりは、7月で第142号を数えます。


また、2009石森史郎・青春脚本塾では、
CINEMA!CINEMA!CINEMA!と題して、今年は、木下恵介特集として木下恵介監督作品を毎月皆で見る会を続けております。


第12回7月26日笛吹川
高田馬場で午後1時30分開場、午後2時開演、作品鑑賞に際して石森史郎先生の解説ありです。

参加希望者がいるようでしたらメール、コメントなどで御連絡下さいね。
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