ちょうど1年前、平成17年8月26日は私が人工股関節置換手術をした日である。
部屋からストレッチャーに乗せられ、手術室に到着。不安感は全然なかった。麻酔の先生・執刀の先生方が4・5人くらい見えたと思う。その時「あれ?宇宙服じゃないな?」と思ったことを記憶している。
たしか股関節の手術はクリーンルームでしかも感染を防ぐために医師はみな宇宙服みたいな格好をするものだとネットで知っていたが、ややしわの寄ったブルーの手術衣が目に付き、「??・・・」。
あるいは麻酔のあとに宇宙服になったのかも知れない?・・・。
手術は午前10時から午後1時半ごろまでかかった。お昼を過ぎてもなかなか戻ってこないので夫たちが食堂に行っている間に、手術を終えて戻ってきたらしい。
全身麻酔がさめないうち病室に戻ってきたが、徐々に目が覚めた時は、姉とその友人・夫の姿。主治医の顔も見えたので、私は右手でピースサインをした。
先生が「無事終わりましたよ、成功です」と言ってレントゲン写真を見せてくれた。白い人工股関節がくっきりと見えた。きれいだなというのが率直な感想、そして終わったという安心感。
「骨がとても細かったので、入れるときに少しひびが入りました。骨がくっつくまで3週間かかります」と言われ、入院期間が3週間延びた事を知った。あまりあっさりと言われたもので、特にガッカリしたわけではなく、「そっか~」という程度。左足の大腿骨がかなり細いため、人工骨を入れるのにかなり手間取ったらしい。
あとで姉から聞いたことだが、麻酔からさめる時、私はしきりにうわ言で娘の名前を呼んだらしい。そして「トンテン・カンテン」とか「ヨイショ」とか言ったらしいが、十代の手術の時の記憶がそうさせたのか、今回の手術でそういう音が聞こえたのか、とにかく手術自体が骨を切ったり削ったりだから、きっとそういう音がしたのだろう。ちょっと笑えるエピソード。
手術後の痛みを覚悟していたが、麻酔が効いてほとんど痛みは感じなかった。ただ、腰から下の重だるさ、血栓予防の空気圧ソックスを両足にはめられ、数日はその窮屈な姿勢とわずらわしさに苦しむ事になった。
ともあれ1年前の今日は、そういう一日でありました。
今日は、友人と人工股関節1才の誕生日を、ココスのバニラクレープで祝ったのでした。
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手術の様子を読んでいるとカラダが震えてきました
私の手術経験とオーバーラップして涙が出ました
私もいずれは人口股関節にしないといけない身です
今はまだその心の準備が出来ていません
時間をかけて少しづつ準備をしていきたいと思います
私も手術経験があるだけに、怖くなかったと言えばウソになります。
ただいえる事は、病院を取り囲む環境(物理的な面・精神的アプローチの面)がかなりかわってきた事は事実です。
信頼できる病院や先生に出会えることが大切かも。
少しづつ乗り越えていってほしいですね。
かおりさんの事情を良く知りませんので、この程度のことしか言えませんが。
同病の方のブログや体験談を拝見すること心癒されたり、励みになったりしますね。
一年目のお祝いココスでしたか。辛い思いをしたけど見事に歩行がいいね、リハビリの成果ですね。
迷い苦悶したけどよかったと思います。あとは右足に筋肉がついて痛みがやわらぐよう祈るのみね。これからも頑張って励んでください。
丁度1年なんですね。1歳のお誕生日おめでとうございます
子供の頃の手術は・・・
私もノミで削る音を聞いた記憶があります
あの子供の頃の手術はとても辛かったです。それに比べると人工はなんて楽なんだろうと思いました
私は子供の頃の手術の記憶にせいか、手術を受ける前はとてもとても不安でした
私は股関節関係のブログを読んだのは、yukiさんのが初めてかもしれません。
かなり早くから書いていらっしゃいましたね。
これからもよろしくお願いします。