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台湾、国立故宮博物院の至宝、日本へ

2013-10-17 21:30:00 | 美術
ウキウキなニュースが入りました
2014年6月24日から東京国立博物館で開催です。

台湾の国立故宮博物院が日本で初めてとなる収蔵品の展覧会を東京国立博物館などと共同で開催することが決定しました
ありがとう、台湾!!
ありかとう、故宮!!

正式展覧会名は《台北 國立故宮博物院/神品至宝》
東京国立博物館で2014年6月24日から9月15日。
九州国立博物館で2014年10月7日から11月30日。

以前からこの情報はありましたが、今回正式に調印され、日程も発表されました。
これが来るのにはある法律が深く関わっています。
2011年3月25日賛成235、反対0で、参議院本会議を通過した「海外美術品等公開促進法等」
この法律ができたからこそ、台湾が所蔵する作品が"安心して"展示できるのです。
なぜか、は台湾の故宮の成り立ちにあります。

蒋介石の国民党政権は、1949年の台湾への敗走の際、北京の故宮博物院から、約9割以上の文物を台北に移送。
北京の故宮博物院の文物の多くは、文化大革命のときに大陸中国の各地から奪ってきたものだ、という人もいるほど。
また北京の故宮にはいいものが残っていない、とか色々言われています。。
そのようないきさつで台北に輸送された文物。
日本に入った台北・故宮の文物は「盗品」として、中国政府が所有権を主張し、差し押さえを求める恐れがあったのです。
「海外美術品等公開促進法等」の成立により、文物の台湾への返還が法的に保証されることとなりました。
第三者に渡らないように保護する法律。
中国との関係、台湾を国として認めるか、とか、国交が、とかを考えると安易な貸し出しは出来ません。
この法律あってこその「台湾、国立故宮博物院展」なのです。

交換展として、《日本美術の粋/東京・九州国立博物館精品展》
2016年10月から2017年1月まで、2015年末開館予定の故宮博物院南分院で開催されるそうです。
トーハクがかなりの名品を出すらしいです。。
詳細知りたい。。。
もしかしたら台湾行かなければならないかも……笑
これらを機に一層交流が深まったらいいな。
また、台湾行きたい。
また台湾側としては東北地方での開催も考えていてくれてるとのこと。
2016年以降の開催とのことです。
実現したらすごいな、嬉しいな

で、2014年の展示ですが、国立故宮博物院が収蔵する中国歴代王朝の美術品が231点が来日です!!
絵画や書、陶器などなど。

台湾の故宮といえば白菜をかたどった翡翠の彫刻「翠玉白菜」と角煮のような瑪瑙の「肉形石」
2点とも故宮の看板。
観光客はこれを目的に故宮へ行くのです。

が、その看板娘(!?)も来日です!!!!!

「翠玉白菜」は東京で、「肉形石」は九州で、それぞれ公開初日から2週間の限定公開。
そう、どちらも見るのなら東京と九州へ行かなければならないのです。。。
とはいえこの2つが海外へ行くのは初めてとのこと。
貸し出しを決断してくれた台湾、故宮に感謝です
また、孫過庭の「草書書譜巻」(東京のみ)、書の神様とされ昨年トーハクで特別展も開催された王義之の「定武蘭亭序」(九州のみ)も来日です。

これは大混雑必須ですな。。
北京の故宮博物院の清明上河図を見るために180分待った私ならきっと今回も待てる!!
まぁ、人気の白菜も角煮石も台湾で見ているのですが。。
トーハクでどう展示されるのかが見たいんだよー!!!!!
って、台湾の故宮の記事を読み直したら、私、180分待ちでも待つって書いてある。笑
とりあえず日本語ガイドブック読み直して勉強ですね



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