連日、夜に寝ない樹生を見かねて、看護師さんがベッドの部屋から和室の部屋に移動させてくれた。
和室のお部屋は1つしかなく、母子入院を待っている人で、和室希望の人が多数いるとのこと。
それなのに、わたし達だけワガママを言うわけにはいかないと思ったのだけど、
ちょうど和室の部屋の子が退院したから、今入院している人を優先出来ると言ってもらえたのと、
樹生にとって眠れないのは訓練に支障があるとのことで、お言葉に甘えることにした。
救急病院ではないのだから叶えられたことなんだけどね。
と、言う事で、和室のお部屋へお引越し。
和室に移ってからの樹生は、徐々に生活のリズムが自宅でのリズムに近づいてきたように思う。
夜中に起きることは変わらないけれど、その後、朝までグズグズということが(今のところ)
無くなった。
最近お天気が悪くないってのもあるかも・・・(樹生は天気が悪い日は緊張が高まる事が多い)
樹生が楽になったというのもあるけれど、とにかくわたしが楽になって余裕が出てきた。
短い時間でも熟睡出来れば疲れは取れるもの。
ダウン寸前だった母は、これで元気復活
さて、リハビリの様子です。
リハビリは1日に2回、PT、OTをそれぞれ40分~場合によっては1時間くらいずつ。
それが毎日あるので、樹生の体調に合わせてやってもらえる。
例えば、起きている時は遊びを中心に、眠い時は体を伸ばすことを中心に、と言った感じに。
樹生はなかなか優秀。
先生曰く、初めて樹生を見たときには、もっと体を動かす事が難しいのではと思ったそう。
それが、回数を重ねるうちに慣れてきて、力を抜くのが上手になった。
力が抜ければ、自発運動が多くなるはず。
力が一方に入る為、側湾が目立つようになり、背中、腰、股関節、足、首などの力が入りやすい
ところを触られる事を極端に嫌っていた樹生だが、最近は、ゆっくりとマッサージをされると
気持ちよさそうな顔をすることも。
先日のPTの時に、先生が「うつ伏せになって、両手を万歳した状態で手の平を開き、
床にぴったりくっつける、この姿勢を出来るのを当面の目標にしましょうか」と言い、チャレンジ。
背中をゆっくりマッサージして力を抜かせつつ徐々に手を伸ばしていく、すると、
若干手が真っ直ぐではないものの、あっさりクリア
おお!スゴイ!
「いっちゃんみたいに緊張の強い子というのは、一つのポジショニングに何日も、何週間も、
場合によっては何ヶ月もかかることが多いんですよ。すごいなぁ~」と先生に誉めてもらった。
「樹生はやる時はやるオトコですからっ!!」
と、母は鼻高々である。
(↓OTの時に足をマッサージしてもらう樹生。緊張が強いため内側の筋肉がパンパンに張っています
お肉がムチムチすぎて、筋が分かりづらいとか・・・
)
『いやんっ
』