最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

駒ヶ岳〜砂原岳

2016年10月06日 18時25分13秒 | 山歩き・散歩・温泉
10万年以前に活動を開始したとされる駒ヶ岳は約4万年前までに溶岩や火砕物を噴出し、円錐形の成層火山を形成した。その後は3回の噴火活動期があり、複数回の山体崩壊と爆発的噴火を繰り返している。
現在の山頂部には西の剣ヶ峯、北の砂原岳、南の馬ノ背・隅田盛で囲まれた直径約2kmの火口原がある。
1996年3月小噴火が繰り返し発生し入山が規制される。98年6月小康状態になり一部解除されるが、同年10月活動が活発化、再度入山規制となった。 2001年小康状態となる。 2007年以降は調査等のために許可を受けた者以外は入山禁止。2010年には小康状態が進んだと判断され、条件付ながら登山範囲が拡大された。
入山規制は、ルートが赤井川登山道のみ、最終地点は馬ノ背とされてきたが、昨年から法令に基づく規制ではなく、規制区域内に足を踏み入れても罰則等の適用はないという内容に変更されたようで、剣ヶ峯や砂原岳を訪れる登山者の情報が多くなってきた。
1996年から2000年にかけて計8回の小噴火が発生したが、いずれの噴火も予兆を捉えることはできなかった。
現在は静穏な状況が続いているが、何の前触れも無く噴火する可能性があるので(噴火が発生した場合、規制緩和区域内であっても被災する可能性もある)、入山をするか否かは、登山者の「自己判断」「自己責任」だ。
1日に駒ヶ岳の馬ノ背から砂原岳を歩いてきた。


剣ヶ峯全景
馬ノ背には規制ロープが設置されていて、そのロープの先を歩くと、右は火口原、左はゴジラの背中のような剣ヶ峯の全景が見える。


中央より少し右の高いところが砂原岳


砂原岳への登山道は正面の斜面を斜めに上がっていくはずだが、登山道は見つからない。


しばらく歩くと、ようやく登山道があった。


溶岩壁。
人の顔のように見える。


溶岩壁を過ぎると、この斜面を登っていく。


一等三角点だけの砂原岳山頂


20年前には三角点から先の稜線をギリギリまで歩いたことがある。
今はとても歩く気にはなれない。


火口と割れ目。


剣ヶ峯を見上げる。


剣ヶ峯の北側を登る。


この先を少し登ったところで休憩する。
20年前とは身体の感覚がまったく違っている。
怪我をする恐れがあるので無理をしないで下ることにした。


火口では弱い噴気活動が継続中だ。



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