団塊世代MACCHAN(まっちゃん)の、<人生これから>だよ!

リタイア後16年、人生を日々面白がる楽しみを綴ります。健康と家族と友人を大切にする、年金生活爺さんの「残日録」です。

91歳になった母

2016-02-16 | 母の介護
暖冬が後半になってやっと寒さが訪れたと思ったら、先週末は今冬3度目の寒波の後にとんでもない暖かい風雨が丸一昼夜続いた。寒い日は窓に結露するのは珍しいことではないが、雨が上った直後の突然の暖風に「逆結露」とでも言ったらいいのか、窓ガラスの外側が水滴で曇る年に何度もない現象が起こった。暖冬は長期予報の想定内だが、最高最低気温が一日単位で10℃以上も上がったり下がったりの激変は体調を崩しそうになる。

そんな自然現象に戸惑ていた先週2月11日は「建国記念日」、旧称「紀元節」は大正生れの母Kさんの91回目の誕生日。最近は男女共に平均80~85歳以上の長寿国日本だから女性の90歳は珍しくもないが、短命だった祖父母や既に亡くなっている二人の叔父に比べると、ただ今最長生き街道を驀進中だ。11年前85歳で亡くなった父よりも、すでに6歳近く生を長らえているのでこれは単にめでたいことに違いない。

昨年8月に急性腎盂腎炎を患って数週間入院した後、運よく申し込んであった家の近くの特別養護老人ホームにお世話になることができた。この半年は一進一退を繰り返しながらも認知症が確実に進んでもう先は長くないなと覚悟したものの、最近はまた入所前の自宅介護時の元気を取り戻しつつある。

相変わらず相互会話の成立は不可能だが、最近はそんな事におかまいなく話しかけた片言隻句に反応して童謡を歌いだしたり、意味不明ではあるが自分なりの話を頻繁にし始め逆に食事がおろそかになることさえある。しかし在宅介護の時はまだ自分で食べられたのに、最近は介助をしないと自主的には全く食事ができなくなった。困った女王様だが、ニコニコ穏やかで元気なのは何よりだ。

この半年は3人兄妹による5週間ずつの輪番介護体制が崩れ、特養にメインの介護をお願いしてMacchan夫婦がウィークデー、同じ市内在住の上の妹が週末に日に1回食事介助をする習慣ができ始めている。最近は親の介護に対する義務感とか当番制度に従うのではなく、母との残り少なくなった時間を頂いていると感じて、過去の事を一切リジェクトした上で毎日1時間の「コミュニケーション」を楽しめるようになった。かみさんにも引き続き感謝しているこの頃だ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする