Sparkring Life

旧・京都Sparkring Life
通って住んだ足掛け10年の京都生活を終え、横浜に住まい中。
書く人:maiky

【祗園祭】稚児社参

2008年07月14日 | 【京都】祗園祭


いよいよ、お稚児さんが神の使いとなります。


7月13日 長刀鉾稚児社参



禿(かむろ)は稚児を守る侍です。



布を介して繋がれる手。



その手はまだぷっくりと丸く、幼い。
必死に刀を持ち続けます。

額に汗をかき、ちょっとしんどそうな一面も見られましたが・・・



時折ふっと見せる表情に風格が感じられました。



そして、神事により「正五位少将」の格式を授けられ十万石の大名となった稚児。
この瞬間から地面を歩くことは禁じられます。

担ぎ手に担がれ境内を去る姿、その表情・・・



畏れを覚えました。
あまりにも、凛とした姿。

これより稚児は祭壇を置き注連縄を張った部屋で生活をし、地面を歩くことは許されません。
そして生活の全てを男衆が世話をし、母親と触れ合うことも出来ません。

神様の使いであるから。
9歳の男の子の両肩にはあまりに高貴な存在が乗っているのですね。


それにしても、5日の稚児舞披露からたった1週間で表情がぐっと変わりました。
化粧も変わります。過去の記事でチェックしてみてくださいね。



そして正午を過ぎ、14時になると。




久世駒形稚児社参



神の乗る神輿を先導する久世駒形稚児は、長刀鉾の稚児よりも位が上。
八坂神社の境内に騎乗のまま乗り入れることが許されています。

京都市南区上久世の「綾戸国中神社」の氏子から選ばれる駒形稚児。
2人はそれぞれ17日の神幸祭(おいで)と24日の還幸祭(おかえり)で、
スサノオノミコトに供奉し、神輿を先導します。

「駒形」というのはご神体である馬の首を胸に掛けるための呼称。



今年のお稚児さんは、2人とも7歳。
左が戸倉大智君で神幸祭、右が竝川(なみかわ)峻輔君で還幸祭の先導役です。




陽射しが鋭く、かなり気温が高かった昼さがりの神事。
2人とも慣れないことで大変そうでした。
まだまだ、小学校1年生だもんね。



小さな小さな神様。



子供たちが必死に、お勤めを果たしている姿。
これも祭のワンシーンです。



4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
小さな神様 (マウ)
2008-07-14 21:19:10
阿部サダヲに見えるのは私だけ?
なんか、似てる。
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八坂さん (一休)
2008-07-15 01:54:24
maikyちゃんに教えてもらったから
私も彼らの姿を目にすることができましたよ。
長い時間、しかも午前と午後2回、炎天下で
待った甲斐があったようですね。
涼やかな目元が神の使いの雰囲気を出してますね!
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★マウさんへ (maiky)
2008-07-16 00:16:18
えーーー(笑)
阿部サダヲに似てるのは、去年はだしのゲンのドラマに出ていた子だと思います~。(マニアック)

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★一休さんへ (maiky)
2008-07-16 00:18:13
いやーまさかあんないい場所をゲットしてはるとはw
さすがパパ、フットワーク軽いですね!!

化粧も変わって、風格も備わったお稚児さん。
あさっての巡行では立派に注連縄を切ってくれるでしょう。


あの日は朝10時~15時くらいまで炎天下にいたことになりますので。
かなり光合成をしたと思います。
でもガードは頑張ってますので、何とか焼けずにこの夏を乗り切りたいです。。。

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