『都一番の枝垂れ梅』
鳥羽離宮の流れを汲む「城南宮」は、初春の盛りを迎えていました。
そこは神社の境内ではなく、まさに夢の国のように神秘的な空間だったのです。
舞妓さんの簪のように枝垂れる、可憐な梅の花たちは。
花の雨でもある。
佇む姿誇らしく
ひと花ひと雫、春の香りを人々に届ける。
ざぁっと、風が吹けば。
ふぅわりと花が踊り
しとしとと、春は降り注いでいく。
大地からは、歓喜の声が。
その声を花が聞き、光の粒がパチパチとはじけていく。
そして、奇跡が起きた。
冬を治めるのが将軍であるなら、春は女神。
女神の住まう世界に、まぎれこんだ気がした。
これは夢か幻か。
梅の精たちが、踊りだすのを見た。
【OLYMPUS PEN E-P1 M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm / 撮影:3/19 at 城南宮 】
ほろり。
ふわり。
「久しぶりだね」
やっと、梅の花が咲いてくれました。
長い長い冬の寒さに身を縮ませながら、それでも暖かい日に気づいて。
少しずつ、少しずつ、芽は花へと。
梅が咲くと、季節が一気に動き出すような気がします。
私もいつまでも縮こまってないで、動き出さなくては!
今日の写真は御所の梅苑から。
出水の小川と白梅の奥に見えるのは、京都の桜のトリを務める里桜たち。
ここから始まる季節を、予感させる。
【OLYMPUS PEN E-P1 / Light tone】
* * *
というわけで、ようやくブログ更新です^^;
日々変わりなく、2つのcafeを行き来して毎日楽しく過ごしています。
お昼間のcafe、いつもの常連さんたちに囲まれて楽しく働くこと。
夜のcafedining、新しい知識、新しい出会いを楽しみながら働くこと。
体力が消耗されれば「疲れた~」ってグッタリしますが、
好きなことを仕事に出来ているのって、本当に有難いことだと実感してます。
昨年の秋、もうひとつ仕事を増やした時は不安ももちろんあったけど。
今、こういう気持ちでいられて正直ホッとしています。
1番心配だったまめたも、私のリズムに慣れてくれたみたいで。
うまいこと、彼なりに日々のリズムの中で生活しているようです。
(ちなみにこれ書いている現在am1:15、まめたは自分の寝床で本気寝モード。起きるのはam4:30←起こされる私)
昔みたいに毎日ブログを書くことは出来ませんが、
書けるときに書くというスタイルで行こうと思っています。
コメントもすぐにお返しできずにスミマセン。。
いつもありがとうございます。
穏やかな春は、いつも通りに訪れていました。
巡る季節に花は開き、また、薫る。
光を受けて。
腕を広げて。
季節を告げる。
京都、北野天満宮の初春。
(RICOH CX1/3.13撮影)
震災からあっという間に10日が過ぎました。
大地震、大津波、石油タンク爆発に原子力発電所の水素爆発、計画停電・・・
様々なことが一度に起こり、あまりにデリケートな問題なので、言葉にはしません。
ただ、【自粛】【不謹慎】という単語にいつまでも捉われていては前には進めませんよね。
ぼちぼちblogも更新していこうと思います。
水曜の夜に実家へ帰り、京都へ戻ったのは土曜日の朝。
いつもどおり、そのまま出勤デス!
良いお天気だったためかお店は忙しく、定時の時間までバタバタ
なので昨日は帰宅してからバタンキュー
日曜日、起きたらお空は真っ青!ぽかぽかの良いお天気です
もう12時回ってたから、西向きのベランダにもようやくおひさまがさしてきました。
今日は絶好の布団干し日和。
枕も掛け布団も毛布もバッサー!と外に出して。
久しぶりに、コーヒーを豆から挽いて淹れました。
あぁ、やっぱり美味しい。
そのコーヒーを読みながら。
昨日の帰りに買ってきたお花の写真を撮影・・・
ミモザ、アネモネ。
やわらかな春の花に合わせて、今日はハイトーンで撮影してみました。(CX1)
おひさまの光に輝いて、もう外は桜咲く春なのではないかと思ってしまうほど。
でもね。
このミニブーケを購入した2月20日は、京都移住の際にお世話になった人の命日。
亡くなった場所へ向けて花を飾り、香を焚き、遺影代わりの名刺を置いて手を合わせました。
この部屋は、その人が連れてきてくれた場所だからね。
一夜明けた今日は、名刺もお香も下げて、いつもどおりに飾りました。
やわらかな陽射しに包まれる花を見るのは、心が和みます。
布団をとりこんだあとは、タンブラーにお茶を入れて、本とカメラを持って出発。
嵯峨野の梅を見にいってきました。
まだまだ咲きそろうには日が必要だね。
ゆっくり咲いたらいいし
寄り道をして、西院の「養老軒」さんで大福を買ってきました
やっぱり、コレはしないとね☆
ユニークな大福でファンがいっぱいの養老軒さん。
おみかん大福はもうそのまんま、おみかんが入ってます!
冬の看板商品、いちご大福は残念ながら売り切れちゃってたけど。
クリームチーズがゴロッと入ったこちらのいちご大福も最高
抹茶の大福は、栗が入ったのんと、生チョコが入ったのんがあります。
栗嫌いの私は、もちろん後者!
ぜーんぶ美味しかったです!!
また買いに行ってこようっとぉ!
お店は嵐電「西院(さい)」駅のすぐ西。
お隣はベーカリー「Honda」さん。
嵐電乗り放題の券を買って沿線の桜めぐりの際には、ぜひ途中下車を♪
御菓子司 養老軒
場所/四条通西大路東入る南側
営業/9:00~18:00
定休/水曜・第3木曜
そしてまた、朱の橋を渡って。
ちょっとほっこりしましょうか。
新緑の世界へ誘う虹の橋を見上げながら、清滝川でお昼ごはん。
聞こえるのは鳥の声と、せせらぎの音だけ!
ごはんを食べたら靴を脱いで涼みます。
涼む、にはまだちょっと冷たすぎる川の水
ペットボトルも川にひたして、じんわりじんわり冷やしていきます。
時折太陽がカァーッと差し込むと、水面がキラキラと輝きだす。
そんな瞬間に見とれているmi-tun姉です。
高雄の山登り、渓谷下りでかいた汗をさらってもらったら。
次は三尾のひとつ、「槙尾(まきのお)」へ。
真言宗大覚寺派 槙尾山 西明寺
1200年前に神護寺の別院として創建された古寺です。
応仁の乱の戦火を浴びてもなお再建され、
元禄の時代に桂昌院の寄進で本堂が生まれ変わりました。
門をくぐれば、鬱蒼とした緑の世界です。
神護寺の広大さと比べればコンパクトだけど、美しい境内。
見るもの全てが輝いています。
かつて僧侶の食堂(じきどう・生活の場)や戒律の道場があったとは思えないほど、
今は静かに、その名残の建物だけが、風と緑に抱かれていました。
ぐぅーんと背伸びをして。
花の落ちるを片隅に眺めたら、いきましょう。
From the green world・・・
to the green world.