TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

コンピューター歴1

2007年04月08日 11時18分02秒 | コンピューター
私のコンピューター歴について
以前のブログの記事になってるかもしれないが、マイコンから始まった。
 きっかけは昭和40年代の終わり、川崎に勤めていた頃、数学教師の後輩が赴任してきた。今頃は出世して校長になっているかも・・・。彼はお金を貯めてコンピューターを買う計画を持っていた。その頃コンピューターが個人で持てる時代ではなかったので、何を馬鹿なことをと思っていた。昭和49年、1974年の頃のことである。この頃の月給は8万円くらい。彼の言うコンピューターは100万円。

 興味を持ったので、久しく読まなかったエレクトロニクス関係の雑誌を見ると、個人でパソコンを使う記事があった。この頃結婚して子どもも生まれた。子育てのことを考え、東京都の教員試験に挑戦して合格、そして採用、神奈川県の教員を退職した。
 日曜日は家族で買い物がてら、池袋の東武デパートに行くと、何と日立のベーシックマスターのデモをやっていた。個人持ちができる時代になったと実感した。実際にパソコンを触ったりし、個人でコンピューターを持ちたくなった。
 私の興味はプログラム作りにあった。学生時代に学んだ級数の収束や発散が実感できるのだから・・・。同時にプッシュフォンでプログラムが作れたり、プログラム電卓が売り出されていたりした時代であった。ここら辺りの事情はネットで調べて確認したいものだ。ベーシックマスターは30万円ほど。プログラム電卓は4万円。その頃の月給が10万円ほどだったから、到底手が出なかった。
 それからはコンピューターの雑誌を良く読んだ。「I/O」とか 「RAM」という雑誌。今は廃刊になっているか。
 そんなときに、それらの雑誌の広告を見て、これだと思ったマイコンキットがあった。東芝のEXー80であった。キットが届いたのは、1980年の10月だと思う。7万5000円。良くお金を出してくれたと思う。1000カ所以上のハンダ付けをし、約1週間かけて組み立てた。

 組み上がり、電源を入れる。TVにつなげると画面に何やら黒いブロック状のものが映る。周波数調整をしてはっきり写るようにしてから、マニュアルを読みスィッチをいじると、表示が文字に切り替わった!感動。
 こうして私のマイコン生活が始まった。

退職記念思い出シリーズ1  続く
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