ふとん道楽

ふとんのマスダ 仕事ブログ

新たなオーガニック・ラオス綿

2011年05月02日 | わた

先日、NGOアジア開発パートナーさんよりラオス綿を綿糸にするための綿繰り綿打ち加工のご相談をいただきました。つい最近もこのブログでラオス綿のお話しをしたばかりですが、今回はラオス国内でも珍しいとされる”猫の爪”と呼ばれる綿だそうです。

Rimg2632

Rimg2633

見た目の特徴としては妙に細長いコットンボールです。しかしその細長い理由は中に入っている種にありました。何と弾けたコットンボールの中には綿の繊維で繋がったおよそ10粒の細長~~い種の塊が!!!世の中にこんな形の種が入った綿の実が有るなんて・・・正直驚きました。

Rimg2634

Rimg2638

更に珍しいのはアジア綿らしくコシのある繊維ながらもアメリカ綿並みの長繊維という事です。「ひょっとしてこの綿はラオスが植民地時代に入ってきた外来種ではないのだろうか?」とも思いましたが、NGOアジア開発パートナーさん曰く、昔からラオスの一部地域で栽培されていたという事。コットンボールが下向きに垂れ下って育つ事。弾けたコットンボールが三つに分かれるという事などからやはりアジア綿なのだろうと考えました。(専門家ではありませんので実際は謎です。)

Rimg2645

Rimg2654

↑上の丸いのがアメリカ綿。下の細長いのが今回のラオス綿。

NGOアジア開発パートナーさんはこの綿をラオスの人々の社会的自立支援に役立てる事が目的だそうで、当店もお役に立てるのであれば微力ながら協力していきたいと思います。また将来的に当ウェブサイトでもこの綿が販売できるようになれば嬉しいですね。。

 
人気blogランキング