明日はハボロイオンリーいぬとあるけば【東京卸商センター3階】の開催日です。
私のようなダメ人間もC05に白き焔でサークル参加いたします。
で、昨日の夕方までガタガタ言ってた新刊ですが・・・・・・
出ます!
クオリティは自信がありませんが、逆転ホームランのような気持ちです。
新刊が出せてこんなに嬉しいのは久々・・・・・・。というか、最悪の修羅場でしたね。ほとんど仕事してねーし(爆)←それでなんとかなるのもどうだ。
さてっと、表紙作ろう~。ああああ、Phot Shopの入ってるPC調子悪いんだったーーっ。うお、その前に文字校正がっ!
いぬとあるけば 新刊
「本日、未熟者」
ハボロイ小説 R18 P.32 コピー本
【プレビュー】
コーヒーを沸かしながら、パンをトースターに入れる。いつ買ったか怪しい卵を割ってみると、腐ってはいない。バターを溶かしてスクランブルにしよう。
ハボックがそんな風に朝食を作っていると電話が鳴った。
手を伸ばしかけて、はたと止まる。さすがにこの時間帯にいるのは不自然だ。司令部からの電話だったとしたら、飲んで酔っ払って泊めてもらったという言い訳は非常事態に取っておきたかった。
鳴り続ける電話を持ってベッドルームにもどり、家主を軽く揺すって起こす。
「大佐、電話です」
「……ん、あ?」
「電話」
ずるずると電話線ごと引っ張ってきた電話から受話器を外し、あくびをしているロイの顔に押し当てた。
「大佐、朝早くから申し訳ありません」
電話越しに凛としたホークアイの声が聞こえる。彼女は昨晩から夜勤シフトに入っており、今朝のロイの出勤と入れ替わりになる予定だった。
「おはよう、中尉」
対応するロイは寝起きのせいか、それとも昨晩ハボックが喘がせたせいか、かすれた声をしていた。裸のままベッドの上に起きあがり両手で伸びをして、ようやくハボックの手から受話器を受け取る。
「おはようございます。至急にご連絡を差し上げたい問題が起こりました」
「何かね」
冷静な口調とは裏腹に、むき出しの背中がいやらしい。肩甲骨の間に残したキスの跡に、ハボックはもう一度口付けをしたくなる。そんな衝動を抑えながら、電話の向こうの声に耳を澄ませた。
「今朝フラッグスというタブロイド紙に、大佐を中傷する記事が掲載されました。それのせいで司令部前にマスコミが集まっておりまして」
「記事には何が?」
「……イシュヴァールで、自軍の兵士を見捨てて焼き殺したと」
わずかに声のトーンが下がる。
「なるほど?」
ロイは眠そうな表情を変えもしなかったが、聞き耳を立てていたハボックの眉間にしわが寄る。
「該当する戦闘についての記録を現在確認しております。また今後の方針について、早急にグラマン中将とお打合せをお願いします。マスコミは追い払うように手配しますが、一般人ですからあまり無理なことは出来ません。本日の出勤は、私服で裏口からお願いできますでしょうか」
「分かった。私がハボックに連絡して車を寄越させるから、800時にはそちらにつくようにする」
「お待ちしています」
電話を切ったロイはやる気のない声を出しながらもう一度伸びをした。
「なかなか愉快な目覚めじゃないか」
「……大佐……」
神妙な顔で見つめてくるハボックに、ロイは小さく笑いかけ、まだ濡れている髪の毛をぐしゃぐしゃとかき混ぜた。
「心配するほどのことはないさ」
「でも」
「シャワー浴びてくる。せっかく朝食も出来ているようだし、食べてから出るぞ」
フライパンと電話を持ったままのハボックに、ロイは背伸びをしてあやすような軽いキスをするとバスルームへ向かった。
私のようなダメ人間もC05に白き焔でサークル参加いたします。
で、昨日の夕方までガタガタ言ってた新刊ですが・・・・・・
出ます!
クオリティは自信がありませんが、逆転ホームランのような気持ちです。
新刊が出せてこんなに嬉しいのは久々・・・・・・。というか、最悪の修羅場でしたね。ほとんど仕事してねーし(爆)←それでなんとかなるのもどうだ。
さてっと、表紙作ろう~。ああああ、Phot Shopの入ってるPC調子悪いんだったーーっ。うお、その前に文字校正がっ!
いぬとあるけば 新刊
「本日、未熟者」
ハボロイ小説 R18 P.32 コピー本
【プレビュー】
コーヒーを沸かしながら、パンをトースターに入れる。いつ買ったか怪しい卵を割ってみると、腐ってはいない。バターを溶かしてスクランブルにしよう。
ハボックがそんな風に朝食を作っていると電話が鳴った。
手を伸ばしかけて、はたと止まる。さすがにこの時間帯にいるのは不自然だ。司令部からの電話だったとしたら、飲んで酔っ払って泊めてもらったという言い訳は非常事態に取っておきたかった。
鳴り続ける電話を持ってベッドルームにもどり、家主を軽く揺すって起こす。
「大佐、電話です」
「……ん、あ?」
「電話」
ずるずると電話線ごと引っ張ってきた電話から受話器を外し、あくびをしているロイの顔に押し当てた。
「大佐、朝早くから申し訳ありません」
電話越しに凛としたホークアイの声が聞こえる。彼女は昨晩から夜勤シフトに入っており、今朝のロイの出勤と入れ替わりになる予定だった。
「おはよう、中尉」
対応するロイは寝起きのせいか、それとも昨晩ハボックが喘がせたせいか、かすれた声をしていた。裸のままベッドの上に起きあがり両手で伸びをして、ようやくハボックの手から受話器を受け取る。
「おはようございます。至急にご連絡を差し上げたい問題が起こりました」
「何かね」
冷静な口調とは裏腹に、むき出しの背中がいやらしい。肩甲骨の間に残したキスの跡に、ハボックはもう一度口付けをしたくなる。そんな衝動を抑えながら、電話の向こうの声に耳を澄ませた。
「今朝フラッグスというタブロイド紙に、大佐を中傷する記事が掲載されました。それのせいで司令部前にマスコミが集まっておりまして」
「記事には何が?」
「……イシュヴァールで、自軍の兵士を見捨てて焼き殺したと」
わずかに声のトーンが下がる。
「なるほど?」
ロイは眠そうな表情を変えもしなかったが、聞き耳を立てていたハボックの眉間にしわが寄る。
「該当する戦闘についての記録を現在確認しております。また今後の方針について、早急にグラマン中将とお打合せをお願いします。マスコミは追い払うように手配しますが、一般人ですからあまり無理なことは出来ません。本日の出勤は、私服で裏口からお願いできますでしょうか」
「分かった。私がハボックに連絡して車を寄越させるから、800時にはそちらにつくようにする」
「お待ちしています」
電話を切ったロイはやる気のない声を出しながらもう一度伸びをした。
「なかなか愉快な目覚めじゃないか」
「……大佐……」
神妙な顔で見つめてくるハボックに、ロイは小さく笑いかけ、まだ濡れている髪の毛をぐしゃぐしゃとかき混ぜた。
「心配するほどのことはないさ」
「でも」
「シャワー浴びてくる。せっかく朝食も出来ているようだし、食べてから出るぞ」
フライパンと電話を持ったままのハボックに、ロイは背伸びをしてあやすような軽いキスをするとバスルームへ向かった。
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