東京ナイト

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聖地感覚

2008-12-22 08:14:34 | 
本は「聖地感覚」。
この前読んだばかりの「神楽感覚」で細野晴臣と対談していた鎌田東二という宗教学者の本。「神楽感覚」があまりにも面白かったので姉妹本ともいえるこの本も読んでみた。
こちらもすごい。読んでいてやたら興奮した。なんというか、世界ってすごく複雑で複層的で、知っているようで何も知らなかったんだなと思った。



「聖地」と呼ばれる天河、熊野、三輪山、恐山、出羽三山いろいろな場所に直接行って、肌で感じたその場所の濃密な「聖地感覚」。古事記や日本書紀の時代から連綿と続くその場の濃さを、著者は闇夜を歩き、水垢離をし、法螺貝を吹いて感じる。読んでいるこちらも、そのおののきや畏怖を感じることが出来た。

すぐにでもここで紹介された聖地に行って、自分もそのおののきを体感したいと思わせるような刺激的でビビッドな一冊。素晴らしい!

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
聖地感覚読んでいます。 (qualia)
2009-01-05 20:12:45
年末から読んでいますが、漸く乗ってきた感じで半分ほど読み上げました。神楽感覚から読み始めたのですね、そして、そちらもすごかったのですね。読んでみたい本のリストが増えました。
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