阿蘇山を離れたインディオは、高千穂を諦め、別府に戻ることにした。
阿蘇山だからもちろん温泉はあるが、入らなかった。
別府までの帰りのルートは凄まじき温泉街道であったからだ。
インディオは本来の目的地である「九重」を目指し11号線を走っていたが、途中で「黒川温泉」(厳密には熊本県)によった。
昔、新聞で見て興味を持っていたからだ。まずはこの山を越えようとエンジンブレーキで走る。途中で「黒川温泉うんぬん」の看板があったが、素通りしてしまった。どう考えても谷底に温泉町があるわけがないからだ。
しかし…。停めて例の高価な地図を眺めていると、どうやらそのようである。インディオは引き返し、看板のところまで戻った。渋滞になっており、湯煙や旅館の屋根が見える。
「何てことだ」インディオは感激し、タオルと着替えを持って車を降りた。外部の者は200円。ゆっくりと浸かる。誰もいなかった。
「とんでもない場所にある温泉街だわい」
インディオは満足し、一升瓶芋焼酎を買った。そして湯布院の温泉行きを中断したのであった。(つづく)
阿蘇山だからもちろん温泉はあるが、入らなかった。
別府までの帰りのルートは凄まじき温泉街道であったからだ。
インディオは本来の目的地である「九重」を目指し11号線を走っていたが、途中で「黒川温泉」(厳密には熊本県)によった。
昔、新聞で見て興味を持っていたからだ。まずはこの山を越えようとエンジンブレーキで走る。途中で「黒川温泉うんぬん」の看板があったが、素通りしてしまった。どう考えても谷底に温泉町があるわけがないからだ。
しかし…。停めて例の高価な地図を眺めていると、どうやらそのようである。インディオは引き返し、看板のところまで戻った。渋滞になっており、湯煙や旅館の屋根が見える。
「何てことだ」インディオは感激し、タオルと着替えを持って車を降りた。外部の者は200円。ゆっくりと浸かる。誰もいなかった。
「とんでもない場所にある温泉街だわい」
インディオは満足し、一升瓶芋焼酎を買った。そして湯布院の温泉行きを中断したのであった。(つづく)
九州は詳しくないので、私の頭の地図(空想)で想像しながら、楽しく読ませてもらってます。
私は車で知らない所へ行くのが好きなんですが、時々山道で迷って行き止まりが民家だったりします。
私も方向音痴なんです…。
ど田舎出身なので、綺麗で大きな道路が案外とんでもない場所(キツネやタヌキだけがすんでいる)に繋がっていることを熟知しております。
インディオ号の場合、アクシデントが怖いですね。知らない場所はインディオも惹かれます。
「一体あそこに何があるのか?」(何もない…)
日本は狭くて、すぐに行き止まりか民家にぶつかり、タイヤがでっかい車は面白くないかもしれませんね。北海道辺りなら、走り続けるのでロマンが広がるかもしれません。
ともに安全運転で行きましょう。