マサさんの「つれづれ日記」

松田昌のエレクトーン、ピアニカ(鍵盤ハーモニカ)よもやま話

Matsuda Masa

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第1回鍵盤ハーモニカフェスティバル~1~

2009年09月25日 21時02分10秒 | ライブ

ボクは出演できなかったのですが、写真を送ってもらったのでアップします。

写真が小さくちょっと見にくいかもしれませんが、

演奏しているのは『故郷』ですね~。

エレクトーン伴奏で、30人くらいの鍵ハモ、そして、ノコギリ!
(真ん中で座っている方がノコギリを演奏しています)

・郷愁に溢れたメロディーと、

・むせび泣くノコギリの音色、

・懐かしい鍵ハモのフレーズ

素晴らしい『故郷』であったと思います。

↓つづく

第1回鍵盤ハーモニカフェスティバル~2~

2009年09月25日 20時59分02秒 | ライブ

最後の『イズント・シー・ラブリー』。
これだけの人数で吹くと壮観ですね~~~!

屋外のステージは、開放感があり、演奏する人もお客も心が広がって、
とても気持ちいい時間と空間が展開されたと思います。

今回は、大阪でしたが、このような鍵盤ハーモニカフェスティバルが、
日本のいろんなところで開かれるようになるといいな~!

鍵ハモ好きな人が集まって、ワイワイ・ガヤガヤ・・・・
情報交換もあり、レクチャーもあり、コンサートもあり・・・・・

どこから手をつければいいのだろう~?(笑)

平成中村座

2009年09月22日 00時27分16秒 | 日記


「江戸の芝居小屋を現代に再現したい!」
という中村勘三郎の熱意で名古屋城に作られたという、芝居小屋。

何と・・・・家から歩いて15分!
ラッキ~~!

チャリで「ちゃりりんり~~ん!」とオニギリ弁当持参で行きました。

休憩時間に、客席で弁当をムシャムシャ食べられる気楽さは、
クラシックホールにはない(笑)。
江戸時代の庶民になった気分!

出し物は、斬新な演出でニューヨークでも絶賛を博した「法界坊」。

客席とステージ、役者との一体感を作る工夫
客を飽きさせない笑いの数々
美しさに溢れた舞台
アッと驚く演出
最後の盛り上がりへの工夫

素晴らしい、の一語。

最後に、舞台の奥が開いて、
名古屋城を背景として、
桜吹雪の中でのクライマックス

落涙!

ところで
この写真、相撲取りみたいだな~~~!
実物は、ここまで腹が出てはいないです(笑)。

イカめし事件

2009年09月18日 23時55分27秒 | 失敗談
セントラル愛知交響楽団、第99回定期演奏会プログラムに掲載したコラムです。

      *          *          *

              『イカめし事件』
【ミュージシャンと旅】
ミュージシャンに旅はつきもの。
旅には失敗がつきもの。
特に、おバカなぼくの場合は・・・・・・。

仙台の東急ホテル。
朝食後のコーヒーを飲むのに、

ぼんやり外を眺めながら考え事をしていて、コーヒーにミルクを入れた・・・・
つもりが、間違えて醤油を入れて飲んじゃったことがある。

とんでもなくマズかった~!   

目黒のホテルでは、チェックアウトの10時過ぎに目が覚めて、
大慌てでフロントに行き、
「すみません!遅くなりました~~!」
とカギを手渡そうとしたら、フロント女性は目をまん丸にして、
ぼくの手の中のモノとぼくの顔を見比べた!

何と、握っていたのは部屋のカギではなくビールの栓抜き!
あの女性、驚いただろうな~?

 【イカめし事件】
たくさんある失敗のなかでも「イカめし事件」が最高だろう。

数年前の話。
札幌道新ホールでの松田昌音楽生活30周年コンサートのため、
千歳空港に降りて、JR千歳空港駅に着いたのはお昼前。

お腹が空いてきた。

ホームでは北海道名物のお弁当をいろいろ並べて売っている。
いっしょにいたのはパーカッショニスト岡部洋一とぼくとマネージャーの3人。

ちょうど、美味しそうなのが3ヶ入っている
「函館名物イカめし」を買うことにした。

おばさんに760円を払って、
すでに車内にいる2人を追いかけて電車に飛び乗って、出発~!

車内で「さあ~!食べよう!」と思ったのだが、
なかなか包みを開けることが出来ない。

セロテープでグルグル巻きにしてある!
お腹が空いているのでだんだんイライラ・・・・

何で、こんな包装を!と思ってマネージャーに渡した。
「ねえ、これ開けてくれる?」

つぎのマネージャーの言葉に、わが耳を疑った!

「マサさん!これ、見本よ・・・・・・・!」

ギョエ~~~~~~!
何で、見本なんかを買ったのだろう?
あの弁当売り場のおばさん、俺におつりを渡して、
何で気づいてくれなかったのだろう?

さらに、何で俺はマネージャーに言われるまで、
気がつかなかったのだろう?

アタマの中をいろいろな考えがグルグルグル!

ほどなく車内放送があった。
「千歳空港駅で~、イカめしの見本をお買いになったお客さま~!
イカめしの見本をお買いになったお客さま~!
札幌駅で係員にお申し出ください~!」

狭い車内は大爆笑!
「イカめしの見本だって~~~!はははは!バカだね~~!」

近くの座席に座っている人は、ぼくを見てニタニタ笑っている。
恥ずかしくてもう大変。

札幌までの30分の長かったこと!
ただ、数分後ボクのアタマには小ずるい考えがムクムクムク!

「俺も男だ!(べつにここで偉そうに言う必要はないですが・・・・)
こんな機会は一生に2度とないだろう!今日一日、見本を借りて遊ぼう!」

札幌駅では改札の係員には渡さず、ホールに持っていって楽屋でみんなに見せた。
「ねえねえ!イカめし食べない?あげるよ!」

ところが、共演者の佐山雅弘(ピアノ)も松本淳一(キーボード)も、
すぐに見本だとわかって面白くも何ともなかった。

当日のお客さんにはトークで大ウケし、コンサートはとても盛り上がったので、
ぼくにとっては大ラッキーアイテムでしたが・・・・・。

【翌日】
 翌日は、旭川でコンサート。特急の出発駅JR札幌駅改札で駅員さんに、
「すみません。
昨日、千歳空港駅でイカめしの見本を間違えて買ってしまったのですが、
これを千歳空港駅の売店の人に返していただけますか~?」
と、イカめしの見本を渡した。

ブツを手にとってじっくり見ながら、駅員さんは、
「は~~~?」

このオヤジ何を言っているのだろう?
という風ではあったが受け取ってくれた。

話はさらに続く。
特急が旭川に着いてホームを歩いていると、またまた放送があった!

「お呼び出しを申し上げます。
昨日、千歳空港駅でイカめしの見本をお買いになったお客様~!
千歳空港駅でイカめしの見本をお買いになったお客様~!
改札の係員にお申し出ください~!」

周囲の観光客は、顔を見合わせて笑っている。

「ええ~~~~~!また~~~?」
とは思いながら、名乗り出ると、住所と名前を教えて欲しいとのこと。

ま、どうということはないので、書いてコンサート会場に向かった。
もちろん旭川でも大切なトークネタとして使わせて頂きました。

【数日後】
家に小包が届いた。開けてみると、

銘菓「白い恋人」と、
「当社の従業員の不手際でご迷惑をお掛けしました」という丁重な詫び状と、

縦縞スカシが入った薄い茶封筒にセロテープで
500円玉1枚・100円玉2枚・50円玉1枚・10円玉1枚を
ズラ~~~ッと貼り付けた現金、があった。

ぼくとしては、760円の何倍分も楽しめたから、
返って申し訳ない気がしたのだが・・・・・笑


第1回鍵盤ハーモニカフェスティバル

2009年09月17日 01時07分07秒 | 日記

今日は、お知らせで~~~す。

来る9月23日大阪中之島公会堂そばの水上劇場で、
『鍵盤ハーモニカ・フェスティバル』が開催されます。
何と、6グループ総勢100人近い人が鍵ハモを吹きます。

大阪近郊のみなさん!
中之島の屋外ステージで 気持ちよい秋のそよ風を感じながら、
鍵盤ハーモニカのライブに遊びに行きましょう~!

【日時】9月23日(水)15:30~17:00
【場所】大阪 中之島公会堂そばの水上劇場
【入場】★無料★
【雨天】屋内で決行
【プログラム】魔女の宅急便・ルパン3世・崖の上のポニョ・チムチムチェリー・四季・ドラえもん・故郷・イズントシーラブリーなど
【使用楽器】ピアニカ・メロディオン・アンデス・のこぎり・エレクトーン・カホン
【出演】
1)相愛大学鍵ハモ隊
2)YOKOミュージックファミリー&フレンズ 
3)NHK京橋ピアニカクラス,ニコピア&イーハトーブ
4)生涯学習音楽指導員
5)MIXナッツ
6)松田 昌ヤマハなんばセンター・ピアニカクラス
【水上劇場へのアクセス】
地下鉄御堂筋線 淀屋橋駅①出口より徒歩10分
京阪本線    淀屋橋駅①出口より徒歩10分
京阪本線 中之島新線 なにわ橋駅①②③④出口より徒歩5分 

(残念ながら、ボクは1年前から別の仕事が入っていて行けません)
写真は、ボクの仕事部屋の招き猫

豊橋みなみおやこ劇場 ピアニカバンド・コンサート~1~

2009年09月15日 00時24分49秒 | コンサート

昨日は、豊橋田原親子劇場で、ピアニカバンドのコンサートだった。

ピアニカ隊の子どもたちのピアニカは、

黒鍵が、赤、青、黄、緑に塗ってあったり(いちばん左の子)

金銀に光るモワモワッとした紙(モール?)で飾ってあったり(右から2人めの子)

携帯用のキラキラ・ステッカーが貼ってあったり(右から3人めの子)

思い思いにドレスアップされていた。

↓下につづく

豊橋みなみおやこ劇場 ピアニカバンド・コンサート~2~

2009年09月15日 00時19分34秒 | コンサート

ピアニカ隊のリハーサルのとき、

子どもたちは、とても元気だった。
元気というのは、いろいろな発言があったという意味でもあります(笑)。

「ピアニカ持ってる左手が疲れた~~~!」
と言う子がいれば、

ステップを踏むたびに、右にいる友だちの足を踏んでいる子までいた!
写真を見ても、かなりバラバラ(笑)。

でも、バラバラが面白い!
画一的でないのがいいのだ!

↓下につづく

豊橋みなみおやこ劇場 ピアニカバンド・コンサート~3~

2009年09月15日 00時16分37秒 | コンサート

コンサートが始まると、みんなとても熱心に聴いてくれた。

ステップごとに友だちの足を踏んでいた子が、
ま~るい眼をして、とても一生懸命聴いてくれていたのが印象的だった。

マサさんも、熱く吹いている!
この写真、結構気に入っています~(笑)。


↓下へつづく

『音楽との出会い』セントラル愛知交響楽団定期演奏会プログラムのコラム

2009年09月12日 22時30分51秒 | 失敗談
今年の5月から、名古屋のオーケストラ、セントラル愛知交響楽団の定期演奏会のプログラムに、コラムを書かせていただいています。

ときどき、このブログにアップさせていただきますね。
まずは、5月15日(金)第98回定期演奏会。

     *     *     *     *     *

『音楽との出会い』

【自己紹介】
今回からコラムを担当させていただくことになりました。
松田昌(まさ)です。

名古屋音楽大学で音楽制作演習、電子オルガン実技、
そして鍵盤ハーモニカ実習を担当しています。

最近は、「アタマでピアニカを吹く音大客員教授」
というキャッチフレーズでテレビに出たりしています。
「ズームイン朝」、「さらさらサラダ」、「きよしのご縁ですよ!」、「デニーロ」などで、アタマでピアニカを吹いているオジサンをご覧になった方はいらっしゃいませんか~(笑)?

自分の体験を軸に、身近なことを楽しく文章にしてゆきたいと思っています。
よろしくお願いいたします。

【リコーダーとの出会い】
さて、みなさまの音楽との出会いはどのようなものでしたでしょうか?

ぼくの父は、小学校の教員をしており、
兵庫県宝塚の古い地域にあった我が家の音楽環境としては
浪花節のレコードに紛れてフルトヴェングラーの“運命”のレコードがあったくらいでした。

そんなぼくが「音楽って面白い!」と積極的に思ったのは、
小学校3年生の音楽の時間にリコーダーを吹いてからです。

自分の知っているメロディーを探り弾きするのがとても楽しく、
家に帰っても1日中吹いていた記憶があります。

とても幸せな充実した時間でした。

『好きこそモノの上手なれ!』
音楽の先生に認められ、
学芸会の「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」では、
中間部の「#ドレファミ #レミソファ」の部分をソロ!

これが人前で演奏する気持ちよさを実感した最初です。

【ベートーヴェンになりたい!】
その後、中学2年生の音楽の時間に
ベートーヴェンのピアノコンチェルト“皇帝”を聞いて大ショックを受けました。

「俺の人生はこれだ!これしかない!ベートーヴェンになろう!」
リコーダーを吹くくらいしか音楽経験のない中学生が、
あのクラーク博士もビックリするような身の程知らずの「大志」を抱いちゃったのですね?

そして父親に頼みました。

「お父ちゃん!ピアノ買(こ)うて!ぼくベートーヴェンになるねん!」

「アホ!音楽なんて男が一生の仕事にするもんと違う!」

「エエやんか!買(こ)うてえな~!」

「アカン!普通の大学に行け!」

「俺、ベートーヴェンの“皇帝(こうてい)”に感激したんやで!ピアノ買(こ)うて
エな~!」

「ん!?▲●◇・・・ニヤリ・・」

もちろん、冗談ですが・・・・・・・何度も頼み込んで、
父はやっと買ってくれました。

その後、中学の図書室にあった当時の作曲の名著、
石桁真礼生著『楽式論』を読みあさり、

ベートーヴェンのピアノソナタやシンフォニーのレコードを聞きまくって、
1年後の夏休みに独学で3楽章のピアノソナタを作曲。
学芸会で披露しました。

松田少年、人生でいちばん自分の才能を信じていた瞬間でありました~(笑)!

残念なことに楽譜を紛失してしまいましたが、
1楽章ソナタ形式、2楽章3部形式、3楽章ロンド形式のピアノソナタ!
よく独学で作曲したものだと思います。
 
【メシアンとジョン・ケージ】
やがて、フランスの作曲家メシアンが来日。
トゥランガリラ交響曲を日本初演。

自分と誕生日同じ(12月10日)こともあり、
ファンとなり現代音楽に目覚めてゆきました。

「偶然性の音楽」で有名なジョン・ケージが来日したのもこの頃。
高校1年だったぼくは、会場だった大阪の御堂会館で休憩時間に
客席に座っていたジョン・ケージに話しかけました。

とんでもないカタコ英語(←造語です。カタコトにまでも達しない英語の意)
に困ったジョン・ケージは「ジャスト・ア・モーメント・・・」と、
通訳のために女性を連れてきました。

なんとオノ・ヨーコ!

何を聞いたかは覚えていませんが、きっと
「偶然にできた音楽で、人を感動させるクオリティーのモノができるのでしょうか?」

と聞きたかったのでしょうね?
 
【芸大作曲科~電子オルガン】
高校2年生の時から東京芸大作曲科受験のために上京、無事入学。
同じ学年には、加古隆、浦田健次郎、森ミドリ(名古屋のキクチメガネの令嬢)などがいました。

その後、ぼくはインターナショナル・エレクトーンコンクールでグランプリをいただき、電子オルガンの世界に入ってゆきました。

【鍵ハモに夢中】
最近は鍵盤ハーモニカがおもしろくて仕方ありません。
休みの日は、1日中吹いているときもあります。

還暦を過ぎて、小学校3年生のときにリコーダーに夢中になり、
遊びながら音楽をしていた幸せな場所に戻ったような気がしています。

今の目標は、
ヨーロッパの教会でバッハの無伴奏チェロ組曲をピアニカで吹くこと。
現在、3番ハ長調の6曲中、5曲半吹けるようになりました。

ささやかな夢ですが、ぜひ実現したいと思っています。