信濃大町あなログる生活

大町に移住で「便利」より「アナログ」へ。薪切り出し、薪割り、薪ストーブ利用、圧力釜、地産地消を目指す生活の記録。

報じるべき事

2017年05月26日 07時11分30秒 | 日記
ネットニュースで、PKO活動で昨年の死者117名との報道。
その中に、「ヒロセ」さんという、邦人女性の名前があったと言います。
文民活動、とだけ書かれています。
中央アフリカ共和国で活動し、マラリア感染して、帰国中の死亡。

小さい記事なのですが、TVでは取り上げないのか。
国会で散々、自衛隊の派遣について、言ってたけど。
この邦人女性の死を、大手メディアは報道しないのか。

曽野綾子氏の著書で、私も初めて知ったのですが。
自衛隊が派遣されていた南スーダンでは、宣教活動として、
色々な国からシスターや宣教師が派遣されています。
「宣教活動」とは、名ばかりで、衛生指導がメイン。
子供の身体を洗う、服を洗う、毎日着替える。
そこから始めないと、ドロドロのまま生活している。

看護師の資格のあるシスターは、聴診器一つで毎日「診察」。
でも、まずは子供の身体を洗う所から。
その習慣がなく、衛生観念が低いから、そうなる。
貧困だけでなく、教育がなされないと、そうなる。
その「病院」代わりの建物に、小さいベンチがあるそうです。
日本の自衛隊員が、「何か必要ですか」と聞いてくれて、
シスターが、待合室の「ベンチ」を依頼。
彼らが作って、寄付してくれたそうです。
ここでも、自衛隊が「活躍」してくれた。

「戦闘」の二文字を取り上げて、大騒ぎの日本の国会。
なぜ、丸腰でかの地で活動されている、邦人の事を論じないのか。
シスター達は、派遣先の地に眠る覚悟でいらっしゃると言う。
強く心を揺さぶられる話です。
戦後に生まれ、平和ボケしてる自分の甘さに、ガツンと来ました。
日本で報じられない邦人の死を、国連が悼んでくれている。
報道でいつも、「日本人の被害はありません」って言うくせに。
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