信濃大町あなログる生活

大町に移住で「便利」より「アナログ」へ。薪切り出し、薪割り、薪ストーブ利用、圧力釜、地産地消を目指す生活の記録。

医者の言う「医者」とは

2017年04月27日 13時30分26秒 | 日記
「沈黙は猛毒、お喋りは百薬の長」石川恭三著より。
「賢老危うきに近寄らず」のタイトルで、危ない医者とは、の件。

問診票だけ見て、患者の顔を見ない。
聞く耳を持たず、容体の話も聞かず、断定する。
五感を使って、患者を診ない。
前の医者の見立てを、バカにする。
具合の悪い患者に、テキパキ処置できない。
銭勘定が見え見え。
沢山の検査と、沢山の薬を処方する。

実際は、友人田島知郎氏の著書からの引用だそうです。
「まさに」と膝を打つ方は、多いと思います。
医者>患者だし、医療=生活費だから。

アメリカNJ州で、AJクリニックを手伝っていました。
アメリカ人のドクター3名。
家族3世代を面倒見る、長老ドクターW。
南米出身、温和な小児科医ドクターM。
日本のK大へ留学し、日本贔屓のドクターG。
この人たちは、上記の医者の対極にあるドクターでした。

成人患者が診察室に入った途端、「ヘルペス~!」とドクターW。
高校生男子が腹痛で来院、じっくり診察して、即地域の病院に電話。
「虫垂炎」の診断で、手術の段取りまでしてから、送り出し。
行った先のERには、ドクターGが、メスを磨きながら、待機中。
特に、小児科のドクターは、診察が丁寧で的確でした。
子供はうまく表現できないし、誤診すると、命にかかわる。

予防注射などで、子供が泣くと、ドクターMが必ずやる事。
泣きやみそうな子供に、キャンデーを渡す事。
そして、「僕たちは、また、友達でいられるよね」
そう言って、ウィンクするのです。

こんな有能で、チャーミングな医者が、日本にどれ位居るでしょうね。
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