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藤岡+新日本フィル=シベリウス「交響曲第2番」他

2024-02-10 | 音楽 - その他
 夕方,三重県文化会館で行なわれた,藤岡幸夫指揮+新日本フィルハーモニー交響楽団の演奏会を聴いた.どのナンバーも,正確な技術とアンサンブルに安定した演奏で,ブラスセクションの力強いサウンドが,今日のエスニックなプログラムに映える.また,たえずパート間のかけ合いやフレージング,テンポの移り変わりに傾注しており,断片的な楽句の羅列のようになりがちな,シベリウスの作風にあってそれは功を奏し,音楽の進行に大きなうねりを作り出していた.ショパンの協奏曲での愛実も好調で,弱音の美しさと,この作曲家ならではの装飾的な走句のヴァートゥオジティを,ともによく生かしたソロ.


【出演者】小林愛実 (ピアノ),藤岡幸夫 (指揮),新日本フィルハーモニー交響楽団
【日時】2024.2.10 16:00-
【場所】三重県文化会館 大ホール
【曲目】
■バッハ: 管弦楽組曲第3番より アリア (追悼曲)
■ヴェルディ: 歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲
■ショパン: ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11
■ 〃 : ノクターン第20番 嬰ハ短調「遺作」 (ソロアンコール)
■シベリウス: 交響曲第2番 ニ長調 Op.43

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