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明日の注目銘柄(11.20.06)

2006-11-18 21:24:54 | 明日のモニタリング銘柄
さて、月曜日の動きですが、NYが一応上げました。しかし、金曜日あたりからようやく日本の市場も無反応のようです。日経のサイコロジカルラインも25%です。7月の安値時に並びました。もし月曜日も下げるようなら今年1月と5月の下落時に匹敵するようです。ということは、明日も日経が下げれば、いくら何でも明後日は上げるということ。金曜日のブログに書いたOSCのコンバージェンス状況から言っても、①明日はいきなり寄り底で始まりその後も上昇基調を描き比較的大きく上げるか、②一度前場に下げてから後場から切り返し僅差でプラ転するか、どちらかの可能性が高いと思います。どちらかというと②の確率が高いのではないでしょうか。

さらに③として、明日もし引けにかけてもマイナス幅を大きくして終わるようなら、これはマザーズ指数で1000ポイント割れも覚悟しなければならない状態かも知れません。持株はできるだけ速やかに処分し、その代わり下落スピードが大きければ下で必ず買い直すことです。

いずれにしてもここ1両日でクライマックスが来るという想定をしながら、その時のリバウンド狙いの株として注目しておきたい銘柄をいくつか厳選?しておきます。基準はもちろんリバウンド妙味が大きな銘柄です。第一に業績不安がないこと、第二に10月11日の安値からの押し目度合いが大きいこと、第三に比較的出来高が多く人気化しやすいこと、第四に証券などの「成長鈍化業種」でないこと、といったあたりですが、あまりこれらにこだわりすぎるのも難しいものです。このような屁理屈で株が動くなら苦労しません。やっぱり人間のいい加減な直観を最重視します。

テクニカル用語の簡単解説

1.2459アウンコンサルティング
 やはり通常のインターネット広告は伸びが止まっております。グーグルの代理店をしているこの会社の検索連動型サービスはサイバーコムやDACと一緒にしてはならないかと思います。下がれば下がったところで買い増し予定。7月27日の236Kまでまさか落ちないでしょう。指数値が1年前を500000として何と-19000まで調整されております。マイナス指数はこの株としては初めて。

2.8941レイコフ 今後の下落幅に注意
 この株の反発力は魅力。10月11日の安値の175Kを意識しながら、これを下回ってからの戻しは強いかと。指数値は既に7月の107Kの安値時に後27Kと迫っております。しかし、ダヴィンチやケネディクスなど他の不動産銘柄も、金利上昇観測から軒並み考えられない水準まで売り込まれていることを考えれば、下に挙げているエムケーキャピタル同様に相当な下落も覚悟しておいた方がよさそうです。

3.2489アドウェイズ
 アウンを褒めながらこの株を取り上げるのは少々躊躇しますが、日本発の動画広告サービスを始めたとのことを評価します。200K割れを前回は経験。OSCはまだ40%と高いし、指数値もまだ30K程の下落までの調整は示唆しております。その点は留意。

4.2497ネットエイジ 今後の下落幅に注意。
 ミクシーなどの投資会社なので業績の振れはある程度皆さん覚悟していることと思います。そこでテクニカル条件で動く株と見れば、この株も結構押されております。しかし、11月2日のOSC28%が直近のボトムでした。今はまだ42%もあります。10月12日は15%まで行った株です。ここからかなり下げてOSCが少なくとも20%台の前半あたりまで近づかないと手出しをしてやけどを負うかも知れません。あえて予測すると400K前後まで押される可能性もあり。そこからの反発は必ずあるでしょうね。それなら明日の注目銘柄としては書かねば良いのですが、既に指数値が前回を大幅に割り込んでいるため、つい気になって追加してしまいました。

5.3043モジュレ
 ほぼ四季報予想通りに順調に業績は伸ばしております。OSCはまだ42%もあり、13日の27%近辺まで落ちないと買いではありません。130K前後まで来れば。

6.2478エムケーキャピタルマネージメント
 350Kで公募をかけてから既に60Kほど下落。6000株の公募は発行済み株式数の12.4%の希薄化になるそうですが、既にそのラインは突破。しかし、この株OSC面からいうとまだ下落リスクが大きいものがあります。11月13日にOSCを18%まで落としているのです。金曜日で31%です。後13%分の乖離があります。実際にはここまでの下落はなくても、既に指数値は最低値更新中。260Kあたりまで落ちれば買いかも知れません。

7.8426ニッシン債権回収
 金曜日は出来高も増えて下落を強めているようです。たちの悪い見せ板も氾濫しております。しかし、この株のデータからは11月13日のOSC26%というのが、今年6月以来の最低値です。これをマークしてから再度このOSCに近づいてから切りかえした時に大きく上昇すると見ております。今OSCは32%です。後少しです。決算も良く、たちが悪い方々が暗躍していることには目をつぶって注目。どなたか掲示板で言っておりましたが「サービサー法」が改正される動きがあるようです。要は不良債権を安く買い取って高く回収するビジネスですが、チョイと裏の世界が分からないと良く理解できないビジネスかと思います。それを合法的にやっているのでしょうが、そのあたりが今回の変な下落にも絡んでいるようにも思えます。これは筆者の独り言。

8.4313IXI
 貸借銘柄なのでニッシンと同じように大きく下落しておりますが、指数値は10月11日は下回っておりますが、6月の下落時には235Kまでありました。後28K程の下落でそれには追いつきます。OSCも10日お29%に対してまだ40%ですので、その程度の下落余地はありそうです。

9.2759テレウェイヴ
 これも貸借銘柄であり結構売り込まれました。24日に中間決算が予定されております。そのため何かあっても持ち越しはしない方がよいと思います。金曜日はOSCが34%で13日の31%からまだ下落余地はあります。これが抜けてしまうと更に底に向かう可能性が強まりますので注意。

なお、個人的な感想ですが、HPなどを見る限りこの会社のコンピテンスが良く見えてきません。これは以前から感じていたことです。悪くいうと単なる中小企業相手の便利屋さんのようにも見えます。ちょうど4771F&Mが生保のおばちゃんの便利屋さんからスタートしたように。やっていることはホスティングサービスやHP制作、機器の取り次ぎなどどこの会社でもできることばかりです。もちろん中小企業相手にこのようなビジネスをきちんと展開すれば事業は伸びる余地は随分とあることはあります。それだけ中小企業ほどIT化や業務の効率化が遅れているからです。しかし、業績が随分と伸びていることにどこか釈然としません。単なるある種の「偏見」であれば良いのですが。

以上です。個別の銘柄を追っていくと、最初に挙げた①②③の3つの選択肢のうち、②と③の中間にあるような気がしてきました。それほど、特に11月13日のOSCを基準として、まだ下落余地が結構ある銘柄が多く散見されたからです。一気に前場で60ポイントほどもマザーズ指数が下落すれば、灰汁抜けるでしょうが、そうでない限り、本当の底は火曜日にずれ込むかも知れません。いずれにしても反転が確認されない限り大きなポジションを持たない方が賢明です。その反転時期は明日の引けにはある程度見通しが立っているかと思います。

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