チェルノブイリのヒバクシャに数年後から出てきた症状は、ガンや心臓病など、はっきりした病名がつくものだけではない。下痢、神経痛、頭痛、めまい、倦怠感、貧血などが、表れては消えるという、いわゆる不定愁訴だ。これらに、政府は補償などくれないし、原因もヒバクによると特定されることは難しい。誰だって、ヒバクしていなくたって、老化で出てくるような症状だもの。
わたしたちは、これから、本気で自分の体を守っていかなくてはならないと思う。なんとなく、みんなと同じにしてれば、そうそう悪いことにはならないんじゃない?という時代は終わった。
これは、厚生労働省が出した「妊娠中の方、小さな子どもをもつお母さんの放射線へのご心配にお答えします」というリーフレット。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014hcd-img/2r98520000014hdu.pdf
また、これはNPO法人セイピースプロジェクトによる「放射線ひばくから子どもをまもるために」
あまりの違いに頭がクラクラしませんか?
厚生省は、市場に出回る食料は、政府の定めた規制値を越えるものはないから安心してと言うけれど、その政府の規制値が疑問なのだ。
世界各国と日本の規制値を比べたサイト
http://kingo999.web.fc2.com/kizyun.html
これでは、とても、市場に出ているから安心と思ってはいられない。
わたしが利用しているパルシステムは被災地支援で国の暫定基準値を採用、野菜は東北、関東がほとんどだ。また、近所の生協も被災地支援で、地産地省。だから、野菜は乳酸菌水に30分浸し、よくしぼって使っている。それが本当に効いているのかどうか、わからないけど。
北海道沖の鯨からまで放射能が検出されてしまった。http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110524/dst11052413090008-n1.htm
セシウム137にはりんごペクチンが効くと前にブログに書いたが、こんな記事も。
http://www.swissinfo.ch/jpn/i.html?cid=29799892&ref=iPad&chan=twitter
でも、これだけ規制値が高いと、汚染は加工食品、飼料、調味料などで、日本全国に広がっていくと思う。
長野県松本市長の即断は賢明だ。「松本市の給食は内部ヒバクゼロ」
http://www.j-cast.com/2011/05/31097064.html?p=1
海水浄化装置の試運転すらままならない、高濃度汚染水を海に垂れ流している2、3号機を思えば、給食の水産物は、せめて、日本海産にしてはどうか。せめて、福島県だけでも。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110601/dst11060121000020-n1.htm
食料が不足してもいい。規制値を厳しくしてほしい。そして、農水産業の方々への補償を目一杯してほしい。飽食どころではない、食料廃棄してきた日本なのだもの。