つれづれなるままに

ひぐらしパソコンに向いて・・・・・・・

散歩で見た花 (144)

2024年05月03日 | Weblog
1.クサノオウ

花はさほど特徴的とは思わなかったのですが、葉の形はかなりユニークですので、画像検索によって「クサノオウ」と判定することには迷いませんでした。( ”〇〇擬き” ということもありますが)

以下は主にウィキペディアを参考にしました。
分類上は、ケシ科クサノオウ属に属する一年生(越年草)の草本植物。
和名の由来については以下の3つの命名由来説があるそうです。
① 植物体を傷つけると黄色から橙色の乳汁を滲出するので草の黄であるという説。
② 皮膚疾患に有効な薬草という意味で瘡(くさ)の王だという説。
③ 皮膚疾患以外にも鎮痛剤として内臓病に用いられたことから、薬草の王様という意味で草の王であるという説。

昔から皮膚病の薬草としてよく知られていたようですが、「毒草」でもあるらしく、ウィキペディアには以下の記述もあります。
「白い毛で覆われた草全体がやわらかく、いかにも食べられそうにも見えるが、全草に約21種のアルカロイド成分を含み、その多くが人にとって毒性が強い有毒植物である」

2.メキシコマンネングサ
(注:写真の赤い花は関係ありません)

学名:Sedum mexicanum
ベンケイソウ科マンネングサ属の多年草、多肉植物。日本では帰化植物。
学名から分かるようにセダムの仲間。過去に2回取り上げた「薄化粧(セダム・パルメリ)」の仲間ということになります。

3.ミヤコワスレ

この花を見てキク科の植物であることは直ぐに分かりましたが、キク科は種類が多いですし、あまり特徴のある花には見えなくて、一度は通り過ぎました。ただ、まとまって奇麗に咲いており、何となく気になりましたので一旦戻り、あまり期待せずに写真に撮って帰りました。

帰宅後に調べた結果は「シオン」でした。
シオンはまだ取り上げていなかったので、ここに載せるつもりで記事を書き始めたのですが、シオンの別名だという「ジュウゴヤソウ(十五夜草)」という名前が気になって開花期を確認すると8月-10月でした。
春と秋に咲く花もありますし、時季外れに咲く花があることも承知していますが、改めて画像検索し、花と葉の様子、及び開花期から「ミヤコワスレ」という結論に至りました。

ウィキペディアや ”趣味の園芸” によると、ミヤコワスレは「ミヤ
マヨメナ」の園芸種だそうです。
 学名:Miyamayomena
 和名:ミヤコワスレ(園芸品種)、ミヤマヨメナ(原種)
 科名 / 属名:キク科 / ミヤマヨメナ属

以下はウィキペディアの引用です。
ミヤマヨメナ(深山嫁菜、学名:Aster savatieri )は、キク科シオン属の植物。春に開花する数少ない野菊の一つである。園芸植物としてよく知られるミヤコワスレは本種の園芸品である。」
これを見るとミヤコヨメナもシオン属だそうですから、素人に区別が難しいのは当然かも知れません。写真の花は恐らく園芸種でしょうから、ここでは「ミヤコワスレ」としました。

以下は別の花図鑑の引用です。
「名前「ミヤコワスレ(都忘れ)」の由来は、承久の乱に敗れて佐渡に島流しされた、順徳上皇が、庭に咲いた可憐な花に目を留め「恋しい都も忘れられる花」と表現したことからつけられた名前と言われています。 江戸時代から茶事で飾る花として愛され、鑑賞されてきました。」
「ミヤコワスレ」が正しいとすれば、由緒ある花なのですね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする