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ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

2006年のITSを予測する

2006年01月02日 | ITS
年頭でもあるので、今年ITSがどのようになるのかを予測してみよう。

■好調
1.ETC
現在の増加ペースを維持するだろう。今年新車に買い換える消費者(現在未装着)の6-7割は新車と同時にETCをオプションで注文するだろう。

2.ASV(先進安全自動車・国交省HP
大手3社を中心にその技術開発は更にすすみ、特にカメラやレーダーをセンサーにしたスタンドアロンの車線逸脱防止と車間距離維持・衝突防止システムは更に進化していくだろう。
他社を凌駕する装備の開発は車両の販売に直接影響するため、健全な競争原理が働き、各社の研究開発はとどまることがないだろう。

■不調
1.テレマティクス
G-BOOKCARWINGSともに「やめるわけにいかない」というだけの理由で最後の勝負をしてくるだろうが、何をやっても市場の活性化はないだろう。
本業の好調をバックに利用料完全無料化をも視野にいれてくるかもしれない。

2.ETC(DSRC)サービス利用
2007年本格サービス開始、と謳っているが、2006年にその基盤整備は一部の公共駐車場以外ではまったく進展しないだろう。対応車載器が発売されるだろうが、まったく売れないだろう。

3.スマートプレート 注)
プライバシー問題などデリケートな課題があり、推進に向けての大胆な動きはないだろう。行政事務の合理化というお題目はあまりに説得力がない。正々堂々とセキュリティの観点から世論を納得させるのが唯一残された方法だろうが、わが国ではうまくいかないだろう。

注)タイトルのリンクは国交省の資料(PDF)。このファイルの名前が「Slender Plate」となっているのは、何かの冗談なのだろうか?
(Slender:やせている=日本語英語の「スマート」。賢いという意味はない。むしろ頼りないという感じのネガティヴワード)

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